おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『こども食堂はいろんな大人の想いが集まってる場所』。
ちょっといい話。#自分で言う
こども食堂を始めて2年。
ホントにいろんなことがあった。
いいことも悪いことも。
2年経って、なんとなく今の時代の「こども食堂とは何なのか」がみえてきた。
そんなお話。
こども食堂は「食」の場じゃない
こども食堂は「食堂」という名前が付いてるがゆえに「こどもがごはんを食べるところ」のイメージが強い。
しかも名前を付けた人がこども食堂を始めたのは「貧困でごはんが食べれないこども」にごはんを食べさせたいという思いから。
だからどうしても世間一般では
こども食堂=貧困
というイメージを持ってる人が多い。
僕も始めた当初はそんな思いを持ってた。
だけど、やっているうちに貧困のこどもなんていないことがわかった。
少なくとも虎吉に来てるこどもたちの中には。
もしかしたら来てない子の中に貧困のこどもはいるのかもしれない。
その可能性はじゅうぶんありうるけど、今のところまだお目にかかってない。
それどころか、タダだからといってタカって来るやつらの多いこと多いこと。笑
しかも。家に帰ればごはんがあるにもかかわらず。#帰れw
こどもスナック
虎吉は「こども食堂」と謳ってはいるけど、実態は昭和の駄菓子屋。
こどもスナックと言った方が近いかもしれない。
大人が仕事で疲れた心を癒しにスナックに行くように。
スナックでママと話をすることで心が癒されて、また明日からの仕事を頑張れる。
虎吉に来るこどもたちも、同じような感じで学校や家で疲れた心を癒しに虎吉に来ている。
……ような気がしてる。
実際にそんな話を聞いたことはないけど、たびたび親の愚痴や学校の先生の愚痴なんかを聞くことがあり、そんな子が増えてきた。
虎吉に来るこどもの年齢層は10歳〜14歳。
成長期かつ思春期。
腹は減るし思い悩むこともたくさんある。
家や学校ではできない話をする場所がない。
友達に話しても何にもならないような話をしに来る。
こどもたちにとって虎吉は「食」の場ではなく「心の拠り所」になっている。
いろんな大人が想いを託してくれる
こどもたちは悩みを打ち明けるだけが心を癒す手段じゃない。
むしろそんなのはまれで、どっちかというと騒いだりアホなことをしたりして発散してる方が多い。
それを店主や若女将に怒られて、怒られるのをも楽しんでるような感じだ。
そんな場所は日本では珍しく、たぶんココだけじゃねぇかな。
珍しいからか、いろんな大人が応援してくれる。
それも全国各地から。
SNSでこどもたちとのやり取りを動画にして投稿したところ、全国各地の人たちがみてくれて、お金を寄付してくれたり、食材を送ってくれたりしてる。
「こどもたちにたくさん食べさせてあげてください」
とか、
「自分では何もできないのでせめて応援だけでもさせてください」
と言った、全国各地津々浦々の大人の声が届いてる。
中には遠方からわざわざ直接来店してくださる方もいらっしゃって、虎吉はいろんな大人の想いを背負ってやってるんだな、と実感する。
虎吉での空気を味わった人が自らもこども食堂をやりたいと言って、実際に始めた人もいる。
僕が知るだけで東京に2軒、虎吉に感化されて(?)こども食堂をやってる人がいる。
そのうちのひとつは、名前を虎吉に寄せた「そらきち」にしてくれてる。
「名前パクっていいですか?」と、相談を受けた時はうれしいやら恥ずかしいやらでニヤニヤが止まらなかった。
なんていい話なんだ。#自分でいう
これからのこどもたちの未来
虎吉がこどもたちの心の拠り所であることは、僕らとしては嬉しい限りなんだけれども。
反面、ここでしか羽を伸ばせないのか…という歯がゆい思いもある。
"拠り所にしてる"なんてのは、あくまで僕らの想像にすぎない。
もしかしたらそんなこと思ってねぇかもしれないし。
でも話を聞いてると、そんな感じが拭えない。
「まぁ…十中八九そうだろう…」的な。
そしてその原因は「大人たちの心の闇」。
こどもたちの親、学校の先生、塾の先生。
こどもたちと普段接してる大人が病んでしまってるから、こどもたちは窮屈に生きている。
まだ何の知識もない、何の経験もないこどもたちに対して、いろんなことを押し付けすぎてる。
精神的に余裕がない"心の貧困状態"の大人がたくさんいる。
むしろ虎吉に来ないといけないのは大人たちなのかもしれない。
でも心が貧しいから来る余裕もない。
そのイライラをこどもたちにぶつけてる。
イライラをぶつけられたこどもは心がどんどん腐っていって、タダだからとタカったり、感謝の気持ちがなくなったりしてしまう。
このままだとこどもたちの心もどんどん貧しくなっていく。
ちょっとでも安らげる場所になれば、と思うけど、どうやらここで過ごすたった数時間だけでは足りないみたいだ。
どうしよう。
ご清聴ありがとうございました。



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