おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『こども食堂が難しい理由』。
こども食堂は世の中にたくさんあれど、そのほとんどが隔週開催とか、多くても月に10回もできてない。
そしていろんな人がこども食堂を始めては辞めていく。
残念ながらそれが現実。
やっぱりこども食堂は難しいのだろうか?
つまるところ、難しいととるか、それでもやるという気概があるかだけだと思うんだけれども。
そんなお話。
こども食堂が難しい理由①見返りがない
こども食堂は基本的にボランティア活動。
無料でやってるところがほとんどだし、お金をとってもせいぜい100円とか200円程度。
利益なんかほとんどない。
#むしろ
#赤字しかない
商売にはならないから、そこだけをみるとなかなか手を出しづらい。
「僕もこども食堂やりたいんです!」
っていう連絡をいただくこともあるけど、ホントにやってる人がなかなかいないことを考えると、やっぱり難しいのかなーと思わざるを得ない。
しかも世の中のほとんどのこども食堂は単独開催。
"こども食堂だけを〇〇時〜〇〇時まで開催"を月に何回かやる、みたいなパターンが多い。
それだと見返りなんてほぼ期待できないから僕なら絶対にやらない。
どうせやるなら、単独開催じゃなくて大人がお金を落とせるような仕組みにした方がいい。
虎吉はそういうのも考えて居酒屋と併設して、毎日開催にした。
毎日、基本居酒屋としてお店を開けて、こども食堂としても開いてる。
居酒屋でお酒を飲んだお客さんがこどもたちの分までお金を払ってくれる。
全員が全員払ってくれるわけではないけど、そういう活動に心打たれてちょっと多めに払ってくれる人もけっこういらっしゃる。
毎日開催にすることで、こどもたちとの関係性も築きやすい。
仲良くなれば、こどもたちとのやり取りが面白くなったりする。
それを撮影して編集してSNSにあげる。
うまいこといけばいろんな人の目に付いて、その中には応援してくれる人もたくさんいる。
そういうのが「見返り」かなー。何というか、気持ちがワクワクしたりドキドキしたりすること。
時には居酒屋のお客さんとのやり取りも面白い動画になったりする。
単独で月に何回かしか開催しないとなると、そういう可能性も限りなく低くなる。
だから難しくなる。
あと「見返り」っていうところで言うと、こどもたちが喜んで食べてるのをみるだけで幸せを感じれる人じゃないと、なかなか難しいんじゃないかな、と思う。
本気で喜んでる姿をみるのはなかなか胸がホッコリしてやる気は溢れ出てくる。
それも単独で月に何回か開催だとさらにハードルは高くなる。
こどもたちの本音が聞けるようになるぐらいの関係性を築くためには、頻繁に接することをしないとなかなか難しいんじゃないかな、と。
こども食堂は見返りという見返りはない。お金の見返りなんてほぼ皆無。
でもちょっとだけ角度を変えてみれば見返りはたくさんある。
こども食堂が難しい理由②モチベーションを維持できない
たぶん。
ほとんどの人が当てはまる項目に「モチベーションの維持ができない」があると思われる。
開催するには膨大なエネルギーと時間がかかる。
そして何よりもお金をどうするか問題はかなり深刻なもの。
世の中のこども食堂のほとんどは、国や市などから補助金をもらって、それを運営費をまかなっている。
それはそれですごく有り難いことなんだけど、その分申請するまでにいろんな書類を作ったりでかなり時間がかかる。そして申請した後も審査とかがあって実際にお金が手元に入るのは申請してから何か月も後だったりする。
行政から補助金をもらうってなると、その分規制もかなり厳しくなる。
〇〇はしちゃいけない、とかあーだこーだうるさい。
それでも開催するにはどうしてもお金がかかるから申請せざるを得ない。
やりたいことの理想と現実のギャップがメンタルをかなり削ってくる。
そしてそんなメンタルのままいざ開催したこども食堂は、やっぱり思ってたものとは違うものになる。
もっと感謝されるものだと思ってたのに全然感謝してくれない…!とかね…。
そうなると、
「こんなに苦労してこんなにもしんどいのならもういいや…」
…と、あきらめる人が量産される。
その根源には「良いことをして周囲に褒められたい」という邪な気持ちがある。
もちろん"やらない善よりやる偽善"で、行動に移すだけで素晴らしい。
でもホントに継続して感謝されることを目的とするのなら、生半可な気持ちでは続けることは難しい。
相当の覚悟がないとなかなかできないものなんだ、ということを知った。
そういう意味では約2年間、毎日継続してやってきた虎吉ってすごいことをしてるんだな、と自画自賛したくなる。
そりゃーツライこともウザイことも苦しいこともムカつくこともたくさんござる。
それでも芯の部分の「こどもの頃にこんな場所があったらな…」っていう初志はいまだに衰えることなく燃え続けてる。
辞めたいと思ったことなんか一度もないし、感謝されたいと思ったことも一度もない。
別に感謝なんていらない。
こどもたちが笑って過ごしてくれていればそれでいい。
それがモチベーションになってる。
こども食堂が難しい理由③こどもがウザい
こども食堂のCMなんかをみてると、こどもはすごく純粋で屈託のない笑顔で、おじいちゃんおばあちゃんも優しそうに接してて…みたいな感じのものが多い。
ンなわけねえだろ。
いや。
ないことないかもしれないよ?
あるかもしれないよ?
どっかのこども食堂には。
そういう美しそうにみえる景色も。
少なくとも虎吉にはそんな美しい景色はない。
ごくたまーに感動的なシーンはある。
でも基本的にはこどもたちは生意気で言うこと聞かないし、感謝の気持ちなんかありゃしない。
パッと見、ただのクソガキである。
よくSNSのコメントでもボロクソに叩かれている。
一般的に考えるとどう考えてもウザいシロモノ。
実際にこども食堂をやってらっしゃる方の意見の中で「お弁当を無料で配っていた時、お弁当を手に取っても親子揃ってお礼ひとつも言わず、すごく嫌な思いをした」という方もいらっしゃったりする。
他にも「無料で食事を提供してもお礼も言わず、食器も片付けることなく去っていった」とか、無料であることがまるで当たり前かのように思ってるかのような振る舞いをするこどもはたくさんいる。
こどもだけならまだしも、親までそんなだからこりゃ大変。
親がちゃんとこどもに礼儀とかを教えないからこどもたちも礼儀なんか知らない、という親子がこの世にはたくさんいらっしゃる。
割合でいうとたぶんそういう親子の方が多いんじゃないか?ってぐらい。
実際に虎吉ではのべ100人以上こどもたちは来てるけど、親が顔を出したケースは1割にも満たない、というデータもある。
片手で数えれるほどしか親の顔を知らない。
世の中のこども食堂は軒並みそんな感じなのかなぁ…と、想像してしまう。
実際のところどうなのかはわからないけど。
もしそうだとしたら、そりゃーモチベーションも下がって「こども食堂やろう!」なんて気にはならないよね。
虎吉ではもう、親が来るとか来ないとかはもうどうでもいい、という気持ちで運営してる。
来たらラッキー、ぐらいの。
向き合うべきはそこじゃない。
こどもたちだ。
こどもたちは人間関係の築き方を知らない親のもとで育ってしまったから礼儀もクソもないのだ。
人との付き合い方なんか知らないから生意気な態度になってしまうだけ。
日々彼らの言動や行動をみていれば少しずつ理解できていく。
仮に親のほとんどがそんな感じだとして、礼儀を知らない、というか人間関係を築けないこどもが増えていく。
そうすると将来的に日本が終わる。
せめて虎吉でいろんなことを学んだこどもたちの中から、将来の日本を担ってくれるような子が現れたらいいな…なんて妄想をしてる。
逆に言えば、生意気で礼儀も知らなかったこどもがいつの間にかちゃんと挨拶をするようになったりするとすごく嬉しいし「やっててよかった」とモチベーションも上がる。
そろそろまとめよう
そんな感じの理由で、こども食堂を運営するのはなかなか忍耐力が必要だったり、頭を使ったり、人間を読まないといけなかったり、大変なことがたくさんある。
だから難しいのだと思う。
だけど、いろいろ乗り越えてやれば、なかなか味わえない感動を味わうことができるし、みたこともない景色をみれる。
なかなか簡単にオススメできるようなものじゃないけど、人生経験豊富でやる気のある人はぜひやってみてほしいな、と思う。
ご清聴ありがとうございました。



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