こども食堂と地域の結びつきの理想形:こども食堂店主のひとりごと

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torakchi

こども食堂【虎吉】店主。整体師。音楽家。水墨画家。バツ3。元女性風俗セラピスト。元PA(音響)。

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こども食堂とは

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『こども食堂と地域の結びつきの理想形』。

こども食堂をオープンして2年。

それなりにこどもたちとも接してきて、ゆくゆくはこんな感じにできたらイイなぁ…というのがボンヤリとみえてきた。

今の世の中にはこういう場所が必要だと思う。

 

こども食堂の現状

 

こども食堂はその地域のこどもたちが集まって、食べられないこどものための食事を提供する場になってる。

世の中にこども食堂はたくさんあるけど、ほとんどがそういう形態をとってる。

「こども食堂虎吉」にもそういう側面はある。

 

だけど「食べられない」こどもはほとんど来ない。

来てるかもしれないけど、把握できていない。

 

虎吉に来る子たちは、食べられないわけじゃないけど食べに来てる。

 

じゃあこどもたちは何をしに来てるのか?というと、推測でしかないけど、たぶん羽を伸ばしに来てる。

 

彼らはただ今小学生や中学生。

家と学校の往復の毎日だ。

 

学校では社会経験のないボンクラ先生が面白くない。

家でも体裁を気にする親が何かと言ってきて面白くない。

そんな話をこどもたちからよく聞く。

 

つまり、羽を伸ばせる場所がない。

 

その点、虎吉は社会経験豊富な大人がたくさんいる。彼らの話は面白いしワクワクする。

もとより、まわりの意見なんか聞くはずもない店主と若女将がいる。僕らはいろんな人から「変な人」扱いされている。身近にこんな変な人間はいないのであろう。

彼らは「変なものみたさ」で虎吉に集まってくるのかもしれない。わくわくしてるのかもしれない。

 

僕らは彼らが何をしていても何も言わない。

よっぽどじゃない限り。

ゲームしながらごはん食べてようが、テレビでYouTube流しながらスマホいじってようが、ダラダラ過ごしてようが自由だ。

 

しかも1品だけなら何でも無料で食べることができる。

 

素晴らしいじゃないですか。

 

だから彼らにとってすごく居心地の良い場所になってる。

だからわざわざ足を運んで来たくなる。

 

彼らが「食べれない」こどもたちじゃないことは友達同士の会話を聞いてたら理解できる。

 

それでも食べに来るというのは、やっぱり「食べること」以外の目的がある。

だとしたら"心の拠り所"として来てる以外に何も考えられない。

 

彼らは家と学校の往復で心が疲れているのだ。

 

つまり「心の貧困」。

世の中のこども食堂のすべてがこうだとは言わないけど、少なくとも「こども食堂虎吉」はそんな感じだ。

 

親はほぼ不参加

 

こどもたちの心の貧困の要因のひとつに"親"がある。

 

話を聞く限り、彼らの親たちは相当ボンクラだ。#全員とは言ってないっっっ

 

そして実際に目の当たりにした親もボンクラばっかり。

 

我が子が何回も虎吉に足を運んでいて、無料でごはんを食べてる現状がある。

普段、その子の親は顔をみせることがない。珍しく来たかと思えば、挨拶どころか会釈すらしない。

ナメてんのかしら………(# ゚Д゚)?

 

我が子が何回も虎吉に足を運んでるのに、ママ友同士で集まって虎吉の悪口を言う親。

初めて顔をみせたかと思ったら動画を削除してくださいとか吐かす親。

一部にはそんなボンクラな親もいる。#一部ね一部

そんなボンクラな親だったら一緒の空間で過ごすのも嫌になるのはひどく納得できる。

 

そこまでじゃないにしても、ほとんどの親が一切関わろうとしないのが虎吉の特徴だ。

 

決して食に困ってるというわけじゃない。

平均的な生活できるだけの稼ぎはあるのだと思われる。

こどもはスマホ持ってるし、ゲーム機も持ってる。

だけど決して心は豊かじゃない。

 

むしろ貧相だ。

そりゃーこどもたちも貧相になっていくわな。

 

中には差し入れを持ってきてくれたり、チケットを買ってくれる素晴らしい親もいる。

でも、残念ながらそんな素晴らしい人は片手で数えれるぐらい。

 

のべ100人以上のこどもたちが来てる中で、その程度しか親が積極的にかかわろうとしないのが現実。

 

我が子が頻繁に行ってる場所だったらどんな所なんだろう?って気にならないものなのかしら。

 

僕が親の立場だったら、間違いなくどんな場所なのかをまず調べる。お店やってるんだったらHPぐらいはあるだろう、と踏んで。

よっぽどの古い店じゃない限り。

仮にネット上に何の情報もなかったとしたら、場所を聞いて自分の足でみに行く。

 

その上で居酒屋も併設してるっていう情報を掴んだのであればすぐに飲みに行く。

 

そしてどんな人がやってるのかを自分で体感しに行く。

 

面白い人だったら足繁く通って仲良くなろうとする。

それぐらいのことは当たり前だと思っている。

仮に居酒屋じゃなかったとしても、何かしらできることをやろうとする。

でもそうじゃない親が多いのにはホントビックリ。

 

一筋の光が差した

 

そんなことを考えていた矢先、ある中学生のお父さんが飲みにやってきた。

 

その"ある中学生"は虎吉がオープンして間もない頃から何十回と来てる、いわば「古参」のこども。

お父さんが来たのは1年ぐらい経ってから。

 

それでも「遅れてすいません!」とまず謝罪をしてくれた。

そういう気持ちを持って来てくれたことが何よりも嬉しいから、遅くなったとかそんなことはどうでもいい。

 

そのお父さんはお酒が好き。我が子のことをすごく気にかけていて、虎吉でどんな様子なのかを飲みながら話したりしてすごく盛り上がった。

 

これだよ、これ。

 

これが僕が思い描いてたこども食堂なのよ。

 

お父さんはその後も何回も足を運んでくれていて、その度にこどものことを報告したり、子育てについて語り合ったりしてる。

 

将来、こどもと一緒に飲みに来たいと言ってくれたりしてて、その時にその子がチケット買ってくれたら最高ですねぇ…なんて話したりしてる。

なんていい話だ……。

 

実際にそうなるかなんて誰も分からない。

だけど、そこを目指してできることは何でもやりたいと思う。

だってそんな現場に立ち会ったら嬉しすぎて号泣必至だもの。

泣きたいじゃない。

 

そういうのはすごくワクワクする。

 

こういう瞬間のために。

こういうワクワクを感じたいからやってるんだな、と。

 

そのお父さんが一筋の光を差してくれた。

 

こども食堂と地域の結びつきの理想形

 

"とある中学生"のお父さんが来てくれたことは、僕が当初思い描いてたこども食堂の理想のイメージそのもの。

 

親と子。

その中間地点で僕らこども食堂がほんの少しお手伝いをする。

 

こどもの虎吉での様子を共有したり、時には叱ったり。

 

先日も来てくれた時、僕がこどもに対してバチバチ怒ったという報告をした。

それも快く受け入れてくれて「いつでも怒ったってください」と言ってくれた。

 

僕は僕で家での様子を聞いたりする。

家と虎吉で違うところがあるのか、ないのか。

 

そんなことも面白い。

 

こんな繋がりがたくさんできたらめちゃくちゃ幸せなのになぁ…と思いながら日々活動してる。

 

今のところそのお父さんとあともうひとり。

 

当面の目標は10人ぐらい。

 

そしてその人たちが横の繋がりになって、仲良くなったりしたら最高に楽しそう。

 

それがこども食堂と地域の結びつきの理想形。

 

頑張ろう。

 

ご清聴ありがとうございました。

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