おはようございます。
こども食堂『虎吉』店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『夫婦がうまくいく秘訣』。
この年齢になると、同世代の夫婦がうまくいってるケースはなかなかレアで、なにかしら不満を持っていることの方が多いなーと感じる4〇歳のワタクシ。
結婚生活10年以上の中堅夫婦にもなるとそりゃー積もり積もっていろいろござるわさ。
中でも多いのは「夫が家事育児をほぼしない長男みたいになっている」という話をよく聞く。
なんでそうなるのか?を勝手に憶測してみたところ、長い人間の歴史がそうさせてしまってるのではないか?という結論にたどり着いた。
その昔、人間がまだ文明の利器なんて持っていない原始の時代。
石のヤリとか使ってた頃の世界線。
文明はなくても頭脳が発達してた人類は頭を使って生活をしてた。
その頃は男性は狩りをしたり果物とかを取りに外へ。
女性は家を守ったり食事を作ったり子育てをしたりと、役割を分担して生活してた。
なんてのが通説になってる。
僕も何回かそんな話を聞いたことがあるんだけど、生物学上、男性の方が力が強いのですごく合理的。
ただ、そこだけを切り取ってみてしまうと男性は家のことを何もしてないかのようにみえる。
でもたぶんそんなことなくて、普通にやってた可能性も決して否定できるものじゃない。
でもなぜかそういうイメージが色濃く残ってしまって、それが平安時代とか戦国時代とか江戸時代とかを乗り越えて現代に間違ったカタチで伝わってしまって、「男性は家事をしなくてもいい」みたいな風潮ができあがってしまった。
日本だけなんかな?
さっきも言ったけど、これは大きな間違いで、家事育児をやる男性はたくさんいたんだと思う。
でもそういう人はそれを当たり前と思っているので、あえてアピールするようなことはしない。
だからなかなかまわりの人たちにそれが伝わらない。
逆に家事育児をしないような亭主関白な男性は「おれは偉いんだ」と思ってる傾向にあって、しかもそれを周囲に自慢したがる。
そして家事育児をやるような男は情けないとかワケのわからんことを吹聴してでも自分を上げようとする。
そんなことをされてしまうとなおさら家事育児をやるステキな男性が埋もれてしまうわけだ。
そんな男性は優男な傾向にあるし、頭が賢くていらっしゃるので、余計な波風を立てぬよう、ひっそりとたたずんでる。
そうやって間違った風潮が現代に残ってしまってる、っていうのが本質じゃないかなーと。
いつの時代も優しい人間は影に埋もれてしまうものなんだよ。
そしてうまくいってる夫婦の必須条件はココ。
お互いを思いやれるかどうか。
優男は思いやりの心にあふれているから、そういう亭主関白なアホ男にも好きなようにすればいい、慈悲の心で接しようとする。
家事をするのは優男にとっては当たり前。
思いやりにあふれているからだ。
掃除しないとどんどん汚れがたまっていくし、洗濯をしないと着るものがなくなるし。
料理をしないとお腹すいて死んじゃうし。
それを全部ひとりでやるのはなかなか重労働だし、時間もとられてしまう。
思いやりの精神があればその負担を少しでも軽くしようと思うのが当たり前なのに、いかんせんそうもいかないのが世の男性たち。
こういうのは少しずつ積もり積もっていくもの。
結婚して最初の頃は分担してやってたものの、今日はもういいや、ってやらない日も出てきたりする。
そしてそれが当たり前になっていく。
そしていつの間にか家事を一切しない長男のような存在に。
夫婦ともに働いてるとか働いてないとかそんなことは関係ないと思います。自分で自分のことをするのは当たり前って思っとかないといざって時に役に立たない木偶の坊になってしまう。
木偶の坊。
もし奥さんが病気になったりした時、何も出来なくてぐちゃぐちゃになってしまう。
そんな時の情けなさったらもう。
目も当てられない。
自分自身に対しても思いやりの精神がないことのあらわれでもある。
育児もそう。
優男は赤ちゃんが可愛すぎて自分でなんでもやりたいと思ってしまうけど、世の男性たちはそうでもない人がわりと多いみたいで、けっこう驚かれる。
特にウンチの処理なんかはできない人が多いみたい。
なんで????
あんなに可愛いのに。
そんな可愛いこどもがしたものなのになぜそれができない?
さすがにおっぱいは出ないのでミルクを作るけどそれもできない人がけっこう多くてビックリ。
なんで????
そりゃーうまくいかないよね。
なので、家事や育児は男も女も関係なくその場その場でできる人がやればいい。
お互いが何でもできる関係になればすごくうまくいく。
そこにたどり着く前に男の方は壊れてしまう可能性が高いけど。笑
後は人間関係。
家事育児関係なく。
人間性に魅力を感じれるか。
男として、女として惚れるのはごくごく普通のことだけど、そういう気持ちはいつか落ち着いていくもの。
落ち着かない人もいるけど。
そんな時に人間として魅力を感じていればいつまでも仲良くいられる。
そして人間として魅力を感じていると異性としても魅力を感じれるという副産物までついてくる。
悪いところを探すことなんて誰にでもできることで、そんなことしたって何も生まれない。
そんなことよりも、いいところを探して褒めあったりできる関係がうまくいく。
お世辞じゃなくて。
お世辞なんか何の意味もない。
本気で「イイっ!」と思えるところじゃないと意味が無いし、本気でそう思えたら何も考えなくても自然に口から出てくる。
結婚して長い時間一緒にいるといい意味でも悪い意味でも空気のような存在になってしまう。
いい意味での空気っていうのは、お互いに必要としててすごくリラックスできるようなステキな感じ。そこにはお互いを思いやる心があふれてる。
うまくいってる夫婦はそんな感じ。
なんかみてるこっちが恥ずかしい、ぐらいの。
悪い意味での空気はお互いに放ったらかしでどうでもいいような、いてもいなくてもいいような最悪の感じ。思いやりも何もあったもんじゃねー。
うまくいってない夫婦はそんな感じ。
なんで結婚したん?ぐらいの。
結婚した途端に人間が変わったりする人もいる。
何が人をそうさせるのか。。。
結婚したらもう家族になってしまうからなのか、思いやりなんか1ミリもなくしてしまう人もいる。釣った魚に餌をやらないなんて言葉があるけどまさにそれ。
思いやりがなくなると、最初はそんなに気にならないけど、それが長い年月をかけて積もり積もってちょっとしたことでイライラしたりしてしまう。
そうなるともう夫婦としてはほぼ修復不可能なぐらい関係性が壊れてしまってる。
なんで一緒にいるのかわからなくなるぐらい。
そしてそのまま仮面夫婦として生きていくのか新たなスタートを切るかの選択を迫られる。
そうならないようには思いやりの心を忘れずに生きていければ幸せな人生を送れるんじゃないかなー。
思いやりってのは相手の立場になって考えることだけど、自分のものさしで物事を考えてしまう人が多いのも事実。
相手のものさしで考えないと何も伝わらないし、むしろウザイと思われてしまうことも。
思いやりって大事。
そんな心が全人類にあれば世界は平和になるのにな。
ご清聴ありがとうございました。
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