おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『習いごと』。
何かやりたいことがあった時。
誰にも教わらずに自己流で始めるのがいいのか。
それとも誰かその道のプロの先生について教えを乞うのがいいのか。
その道のプロを目指すなら、とりあえず誰にも教わらずに自己流で始めるのがいい、というのが僕の意見。
そんなお話。
習いごととは言っても幅が広すぎるしボンヤリしてしまいそうなので僕が長らく携わってる「ドラム」を例にして話を進めていこうと思う。
いろんなことに通ずるお話じゃねぇかな、と。
教えてもらうことのメリット
ドラムを教えてもらうことのメリットは、できるようになるまでの時間、上手くなるまでの時間が圧倒的に短縮できること。
僕が教えてた時はとりあえずドラムの基本であるエイトビートを叩けるぐらいまでは1日でできるようになってた。
たぶん自分ひとりだけではそこまでたどり着けなかったんじゃなかろうかと。
わからないけどねぇ。
野球でいうとキャッチボール、バスケでいうとドリブル。
どんなものでも「基本」はある。
その基本の正しい形を教えてもらえるから、上達はめちゃくちゃ速い。
教えてもらうことのメリットは何と言ってもココにある。
自分流でやると基本の形からかなり外れたところからスタートになることもある。
それがいいか悪いかはまた後で詳しく話すとして。
上達はかなり速くなる。
個人差はあるけど。
じゃあ逆に教えてもらうことのデメリットはなんだろう?
教えてもらうことのデメリット
教えてもらうことで発生するデメリットは、型にハマってしまうこと。
教えてもらうことで基本の型はしっかり学べるけど、それ以外のことが出来なくなっちゃう。
教科書通りのことしかできなくなっちゃう。
言わば面白みがなくなる。
ドラムは音楽で芸術だ。
芸術の難しいところは、面白みがなくなるとかなり致命的で、誰にも感動を届けられなくなる。
少なくとも僕はそう思う。
それをどう捉えるかはその人次第。
本気でプロを目指すんだとしたら、いきなり教えてもらうというのはデメリットが大きい。
「本気」というのにもいろんな尺度があるから、一概にどうこうは言えないけど、音楽のプロっていうのは、お客さんの心を動かしてナンボ。
教科書通りの演奏で心を動かされる人ももちろんいる。
でも可能性として高いのは、自己流でいろいろ研究して積み重ねたものがある人。
自己流のメリット
自己流のメリットは、どんな型にもハマらないこと。
唯一無二のドラマーになれる可能性が高い。
音楽の世界ではそれは強力な武器になる。
お客さんの心を動かすには「個性」はとても大事なこと。
自己流でやるともう「個性」しかない。
突き詰めれば突き詰めるほど、ワケのわからないものが育っていく。
そうすると、ファンがつきやすい。
ファンも同じように個性派ぞろいになり、離れにくい。
これは音楽を長く続けていく上でとても大事なこと。
自己流のデメリット
自己流のデメリットは、なかなか上達しないこと。
成長はするけどかなり遠回りでしかもゆっくりなので、成長してるという実感があまりわかない。
とにかく回り道ばっかりで時間がかかりすぎるのが自己流のデメリットだ。
壁にぶち当たってどうすることもできなくなることもたくさんある。
ヘコむこともたくさんある。
マイナスなことがとにかく多い。
めっちゃ練習しても、それが全然意味のないことだった、なんてこともある。
自己流はメリットよりもデメリットの方が圧倒的に多くて、正直あまりオススメできるものじゃない。笑
自己流の成れの果て
さて。
じゃあ教えてもらう方がいいのか。
自己流でやる方がいいのか。
これは正直、人による。
教えてもらうことで実力を引き出せる人もいる。
だけど、教えてもらうのは教える側の能力とか相性もあるので、先生選びはとても重要。
生徒さんのことをちゃんとみてくれる先生ならいいけど、全然みてくれない先生もいるから注意が必要。
その場合、実力を引き出すことはおろか、そのもの自体がイヤになって辞めてしまうこともある。
僕は一度だけドラムを人に習ったことがある。ちゃんとお金を払って。
だけどその人とは相性が合わず、面白くなかったので1ヶ月で辞めた。
高校生の時にもふたつ年上のセンパイにも少しだけ教えてもらうことがあった。けどその時は別にお金を払っておらず、習うとかそんな大したものじゃない。
そのセンパイは僕が憧れたドラマーだったから、教えてもらってる時すごく楽しかった。
お金を払ってレッスンを受けた先生と高校の時のセンパイだと、技術では明らかに先生の方が上だった。
でもドラムにおいてはそこじゃない。
技術よりも大事なものがある。
その話は長くなるのでまた別で。
教えてもらうには「相性」がすごく大事。
「この人に習いたい!」っていう気持ちが生まれれば相性はそれなりにいいかもしれない。
僕のドラムの場合は、まわりの人たちにすすめられて習い始めたという経緯があったから、相性はそもそも良くはなかったんだと思われる。
特にその人の演奏が好きというわけでもなかったし。
だから1ヶ月で辞めてそこからは自己流で突っ走った。
僕の場合は自己流でイチから始めて、人に教わったのはほんのわずかな期間だけ。
元々、ひとりでいろいろ探求するのが好きだったっていう性格もあり、自分なりにいろいろ研究したり実験したり、ものすごい遠回りをしながら少しずつ上達していった。
そういう意味では僕は音楽に向いていたんだと思う。
教えてもらうかどうかは、まず自分がどういう性格なのかを見極めるのもすごく大事なこと。
とはいえ。
自分に何が合っているのかなんてやってみないとわからない。
そしてそれは何を習うかにもよる。
音楽の場合はとりあえず自己流で始めてみて、ある程度いろんなことが身に付いたら習ってみる、というのもいいかと。
これがスポーツの場合だと少し話が変わってくる。
基本の動きができてないと、体に余計な負担がかかって選手生命が短くなってしまう。
プロスポーツに進むなら、それが個性になってお客さんが喜んでくれて動員数が増える、なんてこともあるけど、そうじゃないならまず基本を教わって、っていう方がいいかもしれない。
こればっかりは正解がない。
でも大切なのは、音楽でもスポーツでも料理でも、楽しめるかどうか。
そして心の底から「やりたい!!!」っていう気持ちがあるかどうか。
楽しんでできるなら教えてもらおうが自己流でやろうがどっちでもいい。
そういう意味で教えてもらう時の先生選びはとても重要。
中にはエラそうに知識とか技術を押し付けてくるような人もいる。
そんな先生だったらまず習いに行くのがストレスになって、だんだん苦痛になって辞めていく。
ピアノなんかはまさにそれで、小さい頃からずっと習ってたけど中学生とか高校生で嫌になって辞めた、なんて話はよく聞く。
自分流に腕を磨くなら、そういったストレスが皆無だけど、なにぶん自己流なのでちょっとうまくいかなかった時にすぐに諦めてしまいがち。そしてそのままフェードアウト…なんてのはよくある話。
誰か先生に付いてもらってたら、超絶怒られたりしてなかなかサボれない。その結果、イヤでも上達したりする。
いちばんダメなのは、やる前から決めつけることだ。
僕自身も教えでもらうのはすごくイヤだった。
でもイヤイヤながらも「教えてもらう」ということを経験したおかげで、自分の適正がより深く理解できたし、教えてもらうことの良いところも自分の肌で感じることができた。
結論。
何でもやってみるのがいちばん。
教えてもらう、から始めるもヨシ。
自己流で始めるもヨシ。
道はひとつじゃない。
教えてもらってから自己流に切り替えるもヨシ。
自己流で始めて後から人に習うもヨシ。
なんでもいいんだ。
楽しけりゃ。
ご清聴ありがとうございました。



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