おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『最近の中学生の生態〜2026年版〜』。
最近の中学生の頭の中はどうなってるのか?
リアルな彼らの生態をリアルな現場で2年間対峙してきたこども食堂「虎吉」だからこそ言えるリアルな分析。
・・・とは言ってもしょせん虎吉近辺のおよそ2000人ぐらいの中学生のうちのたった何人かのものにすぎないけれども。
まぁそれはそれで確かなデータではあるし、まわりの中学生たちも似たり寄ったりなとこがあるんじゃねーかなと思われる。
憶測でしかないけど。
そんなお話。
虎吉をオープンして2年の月日が流れた。
いろいろあった、濃い2年だった。
ホントに。笑
1年目は初めての飲食店ということに加えて、今まで誰もやったことがない「毎日こども食堂を開いてる」ということもあって、何もかもが手探り。
2年目からは若女将が新たに仲間に加わった。
若女将はハチャメチャな人生を送ってきたのと、飲食店経験はベテラン。他にもたくさんいろんな経験をしてきてて、こんな面白い人間は他にいないということで意気投合した。
ふたりであれやこれや試行錯誤しながらやってきて、少しずつ飲食店としてはイイ感じになってきてるんじゃないかな、と思う今日この頃。
そんな中。
2年間、ほぼ毎日こどもたちはやって来る。年齢で言うと小学校5年生~中学3年生が多い。
彼らと接してると自分はおっさんになったんだなー…と改めて思い知らされる。
でも、ただおっさんになるんじゃなくて、こどもたちにとって「面白い人間」でありたいと常に思う。
ここで言う「面白い人間」というのは、あくまで基準は自分だ。
小さい頃の僕が「"こんな大人がいたら面白かったんだろうな"と思う自分でありたい」と思いながらこどもたちと接している。
今虎吉に来てるこどもたちが僕を面白がってくれてるのかは分からない。
だけど、本音を話してくれたり、家出してきた子が駆け込んで来てくれたり、なんだかんだ頼りにされてるんだなーと思えるから、少なくも面白がってくれてる子はチラホラいるんだと思う。
本気で面白がってくれてる子たちは、その分リスペクトも感じる。
僕や若女将が喜ぶことをしてくれようと本気になってくれる。
なんとなくヒシヒシと伝わってくるからそれはたぶん本気なんだと思う。
でもそんな子はほんのひと握り。
たぶん1割にも満たないんじゃないかってぐらい。
ほとんどの子は何も考えず、ただただボーッと生きてる。
その証拠に、ごはんを無料で食べれることに感謝の気持ちが1ミリもない。
心の中の深いところでどう思ってるかは分からないけど、たとえそれが些細なことであっても感謝の気持ちがあればそれは伝わる。
人間ってそんなもん。
彼らからはそれが1ミリも感じ取れない。
いくつか例をあげるので想像してみてちょ。
虎吉はオープンしてから2年、有難いことにいろいろな人とのご縁を賜ってる。
そのおかげで、少しずつ認知も広がってきたんじゃなかろうかと思えるほどに、いろんな人からいろんなものをいただくようになった。
最近ではよく行く八百屋さんとも仲良くなって、毎度毎度世間話をするようになった。
そんなある日。
八百屋のオジサマがブドウを手渡してくれた。
そんなもの買った覚えはないのに?はて?
どういうことか聞くと「これをこどもたちに食べさせてあげて」と。
なんてこったい。
こども食堂をやってることは話してたけど、まさかそんなことをしてくれるなんて思ってもみなかった。
泣いていいかしら。
僕と若女将、そして八百屋さんの人たちと、いろんな人の気持ちがこもったブドウ。
これがまたうめぇんだ。
なんせひと房2500円の超高級品だ。
「こんなものをアイツらに食べさせるなんてもったいない。笑
全部おれたちで食べてやろうか。」
そんなことを考えたりもしたけど、やっぱり「こどもたちに」と言ってくれたものだから、こどもたちに食べさせないわけにはいかない。
こどもたち何人かに食べさせてみたら「うまい!」と絶賛してくれたので、それだけで報われる。
その八百屋さんの話をしてみても、あまりピンと来てないみたいだった。
でもそれはまだまだ経験が浅いからそんなもんだろう。
もう少し大人になればその時にわかるかもしれない。
その子たちに限っては。
問題は動画にあげたヤツらだ。
コイツらは普段からずっと動画に出てくれてるのもあったから、その八百屋さんの話をして、カメラに向かってお礼を言うように促した。
するとどうだ。
ふざけて「ありがとうございマ〇コ」とかほざくではないか。
名前も知らない、顔も知らない人が自分たちのためにブドウを用意してくれて、そこに対する感謝の気持ちをキチンと示せないのはいかがなものだろう。
これが小学生ならまぁしかたない。
そして普段からずっと接してる僕に対する態度であれば、特に何も問題はない。
八百屋さんもそんなことは特に気にしない人だとは思う。
中学生たちの行動はそれを見越してのものなのかもしれない。
だとしても、何も知らない人なんだからちょっとは考えようぜ。
そしてコイツらに限ってそこまで考えてるということはほぼありえない。
どうせ何も考えずふざけただけだろう。
それか、照れくさかったか。
キチンとお礼を言うのが恥ずかしくてふざけるしかできなかった。
だとしてもよ?
そこは恥ずかしい気持ちを押し殺してちゃんと声に出して言おうよ?
そこを恥ずかしがってたらこの先いろんな人との関わりがどんどんなくなっていっちゃう。
どっちみち。
考えが浅いからアイツらはそんな軽い行動に出てしまった。
これはSNSでもわりと叩かれてた。
もっと叩かれればいい。
もうひとつ。
虎吉にはオープン当初からずっと応援してくれてる「姫」がいる。
オープンから2年間、ずーっとだんまりをキメてたのだけど、ようやく来れたと言っていた女性だ。
姫は虎吉まで来るのに電車を乗り継いで1時間半かかる。
だからこそこの2年間で募るに募った思いは、もはや計り知れないほどに大きく膨れ上がっていたのだろう。
初めて来てから、ほぼ週1ペースで飲みに来てる。笑
しかもベロンベロンに酔っ払って記憶がなくなるまで。笑笑
そんな中。
姫も自らのこどもがいて、こどもは大好きだと言う。
虎吉に来てるこどもたちに遭遇した際、酔っ払ってたのもあってか、こどもたちにハグしてた。
そして何人かいたこどもたちに対して「好きなものを食べていいよ」と言う。
その気持ちはすごくわかる。
逆の立場で、僕がお客としてこういう場所に来たとしたら、同じような行動に出るだろう。
そんな姫に対して、こどもたちは次々と注文を言う。
もちろんそれが姫の望んでいることではある。
だけど、今日初めて会った人に対してそんなにガツガツと言えるものだろうか?
僕がこどもの立場ならそんなことはできない。
「何でも食べていい」と言ってくれてる手前、 何も注文しないのはそれはそれで姫の気持ちが浮かばれない。
だからひとつだけ注文して、それに対して「あざっす!」だ。
それ以降はたとえ"食べたい"という気持ちがあったとしても、ガマンする。遠慮する。
そこには感謝の気持ちがあるからだ。
そう言ってくれるだけで胸がいっぱいになる。
だからそれ以上注文してしまうと、それはもう乞食と同じだ。
人でなくなる気がする。
ところがアイツらはどうだ。
これ見よがしにガツガツ注文するじゃないか。
こういう光景は前にもあった。
1年ぐらい前、同じように「こどもが大好きだ」と公言する女性がいた。
彼女もまた「好きなもの食べていいよ」とこどもたちに言う。
そしてこどもたちはそれに乗っかってガツガツ注文していた。
前の時も、今回もアイツらには感謝の気持ちが1ミリも感じられない。
ブドウの時もそう。
たとえ恥ずかしい気持ちがあっても、それを上回る感謝の気持ちが生まれれば大きな声で「あざっす!」が出るはず。
なぜ感謝の気持ちが生まれないのか?
それは「何も考えてない」からだ。
その人がどんな気持ちで自分たちに食べるものを用意してくれたのか。
そんなこと考えもしない。
普段からずっとそうだ。
一人前の料理をこども食堂のチケットで食べた後でも何かとアレやコレや欲しがってくる。
それはまるで乞食のよう。
時々、彼らに直接ビシッとそれは言うんだけども、何も考えてないから、しばらく時間が経てばまた元に戻る。
1ミリも成長しない。
これがまだ小学生なら、許せる。許せてた。
だけどもう彼らも中学2年生。
来年には受験だってある。
もうそろそろ大人になろうとしてもいいんじゃないかい?
いや、大人として扱われるようになってくる。
それなのにカラダだけは成長してるけど、中身が全然成長してないし、成長しようという気概がみられない。
このままだといろんな人に見放されてしまう大人になってしまうのは目に見えてるし、そんな姿みたくもねぇ。
どうしたら考えるようになるんだろう?と日々模索中だけど、一向に答えがみえない。
もちろんそんなヤツばっかりじゃない。
中にはちゃんと考えて大人になろうとしてる子もいる。
その子たちはちゃんと感謝の気持ちを言葉なり行動で示してくれるから、多少のワガママでも喜んで聞いてあげたいと思う。
でもそんな子に限ってワガママは言わねぇんだこれが。
だからコッソリちょっと多めに用意したりする。
「どんどん食え」という気持ちを込めて。
そういう子は割合でいうとすごく少ない気がする。
全員を相手してるわけじゃないからわからない。
少なくとも虎吉に来てる子はそんな感じだ。
でも最近の中学生って全体的にそんな感じなんじゃないかなー、と思う。
何の証拠もない、ただの肌感ではあるけれども。
それは、親が何も考えてないからだと思う。
虎吉に来てるこどもは延べ100人をゆうに超える。
その中で、親の顔を知ってるのは10人にも満たない。
9割以上の親がこどもが無料でごはんを食べてるにも関わらず、それを何も気にしてない。
親がアホなんだ。
親が何も考えてないから、そりゃーこどもも何も考えねーわな。
親は僕と同世代。
恥ずかしくて情けない気持ちになる。
もちろんこれは「現時点」での話。
これから彼らが成長していくかもしれない。
成長しないかもしれない。
僕の願いは彼らが人間的に成長して、大人になってから感謝の気持ちを伝えに来てくれること。
そして一緒にお酒を飲みながら思い出話をして、彼らがチケットを買てくれること。
そんなことが起きたら嬉しすぎて号泣してしまいそうだ。
そのために頑張ってんだ。
でもそれはまだまだ先の話だし、今頻繁に来てる残念な中学生にはそんな未来がみえない。
どうにかしないとなー。
なんかいい方法ないかなー。
ご清聴ありがとうございました。


コメント