おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『阪神タイガースとワタシ』。
現在令和7年9月8日。
阪神タイガースが優勝したーーーーーーーーーっっっっっっ。
心の底から嬉しいっっっっっ。
阪神ファンなんだから当たり前の感情なんだと思うけど、そもそもなんで阪神ファンになったのだろうか?と、ふと考えた。
いつから阪神ファンなのか?って思い返したら、たぶん20歳過ぎたぐらい。
小さい頃、たぶん5歳とか6歳ぐらいの時に、近所のこどもたちと一緒に野球をして遊んでた。
当時は今みたいにインターネットがなかったから、テレビぐらいしか情報を得るものがなく、テレビでみるスポーツといえば野球ぐらいしかなく、その当時は兵庫県に住んでたのでみるのは阪神戦か巨人戦ぐらい。
その時にみた掛布選手をマネして右投げ左打ちだった。
そして阪神ファンの母の影響で阪神のタテ縞ユニフォームのパジャマを着たりしてたのでたぶんにわか阪神ファン程度には阪神が好きだったのかもしれない。
だ父が巨人ファンで、野球のことになるとかなり空気がバチバチしていたのであまりどっちが好きとかは口に出して言えなかった。
特に「巨人対阪神」の伝統の一戦になるとどっちかは必ず負けてるので家の中はとんでもねー空気になっていた。
テレビは家に1台しかなかったから常に野球優先。
僕ら兄妹はみたいものがあっても我慢するしかなかった。
たぶんそんな家庭は多かったんじゃないかと思う。
そんな感じの環境だったので、小さい頃は野球をするのは好きだったけどみるのは好きじゃなかった。
むしろ自分のみたいものがみれなくなるからプロ野球は嫌いだった。
その上。
野球をやるのが好きだった僕は小学校に入ったら少年野球のチームに入るつもりマンマンだったけど、親がそれを許してくれなくて野球がよりつらいものになった。
やるのもみるのも。
なので小学校から20歳ぐらいまでは野球のことは一切興味がなかった。
またみようと思ったキッカケは星野さんが監督をし出したぐらいの時。
テレビで野球をみた時に試合の盛り上がり方がすごくて、これだけみてる人たちを熱狂させられるものって何なんだろう?
って考え出したこと。
当時バンドをやってて、ライブをいいものにするためにどうしたらいいかを考えるためにいろんなものをみたり聞いたりして研究してた。
その研究材料のひとつに挙がってた程度のことだった。
そういえば小さい頃、阪神タイガースのユニフォームのパジャマを着てたり、野球をやる時は掛布のマネをして左打ちになったことを思い出したりして、阪神の試合をよくみるようになった。
みてるうちに阪神ファンの盛り上がり方がNBAとよく似てることに気がついた。
NBAはアメリカのプロバスケットボールリーグで、小学校高学年の頃バスケを始めた時によくみてて、お客さんの歓声とか地元のチームが勝った時の盛り上がり方とかがみてるだけでも伝わってきてすごく楽しかった。
阪神の試合、特に甲子園の試合はそれとよく似た雰囲気があって、それをみるのは楽しくなっていった。
そうやってよくみるようになったらあれよあれよという間に優勝した。
その時の盛り上がり方はすごくて、プロスポーツって楽しいなーと思うようになった。
プロ野球なんか大っ嫌いだったのに、そう思えるようになったのは、自分もエンターテイメントなことをやってるからなんだろな、と。
そして僕が阪神の試合をさらによくみるようになった。
同い年の鳥谷選手が阪神に入団したからだった。
大型ルーキーとして入団した鳥谷選手が同い年だと知って、勝手に親近感がわいて応援するようになった。
その時はまだテレビでみるだけで、甲子園に行って生で観戦したことはなかった。
だけど生まれて初めて甲子園に行って生観戦した時、一気に阪神ファンを公言するまでに阪神タイガースのことが大好きになった。
甲子園は4万人を超えるお客さんがほぼ全員お祭り騒ぎになるので、その場にいるだけでなんか楽しくなる独特の雰囲気がある。
阪神がヒットを打った時は会話ができなくなるぐらいの割れんばかりの大歓声。
ホームランを打とうもんなら、地響きが起きたような大歓声とともに隣に座ってる名前も知らない人とハイタッチしたりハグしたりするほどの大盛り上がり。
お酒も進む進む。笑
売り子さんは大忙しだ。
小さいこどもを連れて行った時、阪神のユニフォームを着せて虎のしっぽのアクセサリーを着けた。
そしたらまわりのお客さんはすごく温かく迎えてくれて、こどももすごく楽しそうだった。
これが関西だからなのかはよくわからないけど、大人とこどもの垣根がなくてすごくステキな空間になる。
あそこは阪神ファンなら一度は行った方がいい。
僕は虎吉を始めた理由のひとつでもある。
阪神ファンが集まって、大人もこどもも関係なくひとつになれる、甲子園のような場所を身近に作りたいと思った。
甲子園まで行くのはちょっと遠いけど、身近でそれを体験できる場所。
かなり規模は小さいけど。
そして今。それが現実になって初めて会った大人とこどもが阪神の試合をテレビで観戦して垣根なく一緒になって応援してる光景がちらほらみれるようになってきた。
阪神ファンじゃなかったらこの虎吉は生まれなかったかもしれない。
とりあえず。
藤川球児監督優勝おめでとうございます。
ご清聴ありがとうございました。
コメント