虎吉をオープンして半年が経って思うこと:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

今回のテーマは『こども食堂をオープンして半年経って思うこと』。

 

こども食堂(兼居酒屋!)オープンから半年という月日が流れた。

 

初夏から夏、秋…はあったのかどうかわからないけど、なんとなく秋っぽいものを通り越して冬へと季節は移り変っていった。

 

夏は西日が鬼のように厳しくてエアコンが常にフル稼働…してもまだ暑くて、簾みたいなものが要るし、やっぱり業務用のエアコンじゃないと厳しいんだなということを痛感させられた。

 

冬は底から冷えてくるような寒さで、これまた何か防寒および暖房設備をどうにかこうにか快適にしないと無理ゲーだと痛感した。

個人的には石油のファンヒーターがベストだなーと思ってたので、年が明けてから買ったら全然違ってなんでもっと早くに買わなかったのかとすごく後悔した。。。

でも結果的に自分の考えが正しかったということが自分の中で証明できたからよかった。

 

人間は自然には抗えない、極めて弱い生き物なんだということを改めて感じた。

 

そんなことよりも。

 

激動の半年だった。

 

オープン初日から流血と警察沙汰になって警察が6~7人と救急車くるし。

変なお客さんがきて大変だった。

 

でもそのおかげでそれ以来どんな変なお客さんが来ても屁とも思わなくなった。

 

そもそも人懐っこい性格な上にいろいろなことを人生で経験してるので、お客さんへの対応はまったく不安はなかったけど、より一層強固なものになった。

 

とはいえ。

 

飲食店でまともに仕事をするのは初体験。

 

わからないことだらけ。

 

しかも普通の居酒屋ならまだしも、こども食堂を兼ねた居酒屋なのか居酒屋を兼ねたこども食堂なのか自分でもよく分からないモノ。

 

これは大変。

 

お客さんは9割ぐらいは初めましての人。

 

1割は知り合いの人だったり友達だったり。

でもその人たちもに対してもお金をもらって料理をふるまうのは初体験。

 

要するにほぼ100%自分の料理を知らない人にふるまうのが人生で初めてのこと。

しかもそれがお金をもらって、ってなるとハードルがグンと上がる。

 

今考えるとそこを意識しすぎてかなり力が入ってしまってたなーと思う。

 

そんなつもりは全然なかったけど、やっぱり初めてのことだから緊張とか不安があったんだろうなと。

 

まぁ当たり前か。笑

 

ここらへんの地域がそうだからなのか、お客さんは全体的にすごくいい人ばかりで、新参者の僕を温かく迎えてくれた、という感触があった。

 

おかげで半年経った今ではずいぶん力が抜けて、自分でもテキトーだなー、雑だなーと思うぐらい、イイ感じの精神状態で仕事ができてる。

 

こどもがわんさか来るようになったのはオープンから2ヶ月ぐらい経った頃。

 

学校は夏休みだった。

 

お客さんもまだまだ少ない状況でのある日、店終わりで15年来の友達のおばちゃんの店に飲みに行った。

 

おばちゃんにはお店を始めたことは連絡してなかったので、報告も兼ねて。

 

そしたら孫が小6やから1回お邪魔させるわ、とのこと。

 

今思えばこの時おばちゃんのとこに飲みに行かなかったら今の僕はないな、と思う。

 

その孫が虎吉をえらい気に入って、友達をわんさか連れてきてくれるではないか。

 

これを皮切りに、一気にこどもたちの来客が増えた。

 

こどもに対しての接し方は少年野球のコーチとかで慣れっこだったものの、その時とは立場が全然違う。

 

お客と店員だ。

 

その「立場」というものが思いのほか重くのしかかってたみたいで、今じゃ考えられないぐらい丁重に扱ってた。

 

まるで腫れ物に触れるかのように。

お客様は神様かのように。

 

ありえない。笑

 

水は必ず来た瞬間に出してたし。(今じゃ完全セルフサービスで言われたら出すぐらい)

 

何食べるかこっちから聞いてたし。(今じゃ向こうから声かかるまで何もしない)

 

いや、そういうのは接客として、飲食店として当然やらなければいけないことなんだけれども。

むしろちゃんと仕事せーよって感じなんだけども。

 

よくよく考えたら無料じゃんこいつら。

 

と思って。

 

しかも別にここは公共の施設でもなんでもない。

一個人で経営してる場所だから、自分のやりたいようにやればいい。

 

そういう意味ではお客さんだけどお客さんではない。

 

そんなふうに考えるのも自由だ。

 

お金を払って食べに来てくれる人にはちゃんと水も出すし注文もこちらから聞くので問題はない。(?)笑

 

自分の中で差別化をすることで気持ちがすごく楽になったし、そんなふうに雑に扱ったところでこどもたちは何も変わらなかった。

 

むしろほぼお客扱いしないことでお水のコップを自分で取りに来たり、「何か手伝うことないですか?」って聞いてくれたりして、食べるためには何をすべきかをこどもたちが自分で考えるようになってくれたし、こどもたちとの心の距離がすごく縮まった。

 

そのおかげでこどもたちは厨房の中にも勝手に入ってくるし、冷蔵庫も勝手に開けるし、やりたい放題。笑

 

たぶん他の飲食店ならありえない光景が目の前で繰り広げられてる。

 

でもこどもって本来こんなもんよなーって思う。

 

いろんなことに興味あるからお店の中がどうなってるかを体験できるのはすごくいいことだなと。

 

 

こども食堂の在り方をこどもたちが教えてくれた。

 

この半年の間にいろんなこどもがきたけど、やっぱりこどものエネルギーってすごいなーと改めて思った。

 

そしてそのエネルギーをムダに押さえつけてるのは大人だなと。

 

いろんな事件を通じて思った。

 

特に学校の先生はホントにクソな人間が多い。⇒学校がクソな件について

 

そして令和の時代になっても昭和のような考え方の保護者の方もいらっしゃるので、学校側が言うことは絶対!みたいな考えになることもあるみたい。

 

こどもたちのここで過ごしてる時の顔見たらわかりそうなもんだが?

 

あんなにイキイキしてる顔を家や学校でも見せるこどもは果たして何人ぐらいいるんだろうか。

 

この場所だけはそういう世の中のしがらみから解放される場所でありたい。

 

そしていつか誰かがこの店で働きたいって言ってくれたりしたらその時はたぶん号泣するだろうな。

 

そんな日を夢見てあと5年ぐらいは頑張ろうと思う。

 

ご清聴ありがとうございました。

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