未来がつまんないと過去を語りたくなる:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『未来がつまんないと過去を語りたくなる』。

 

特にご高齢の方に多いイメージ。

 

でも高齢だろうと未来を語ってくれる人はたくさんいる。

若かろうと過去の栄光ばっかり語る人もいる。

 

うん。年齢関係ねぇ。

 

「おれに未来なんか無い」

 

って思ってる人は自分が楽しんでる明るい未来を想像できない。

あきらめたらそこで試合終了を体現してる。

 

そういう未来を想像できないってことは現在進行形で何もしていない、ということ。

 

未来を作るために何かをやっていればそれがどんな結果を示してくれるんだろう?ってワクワクしてる。

 

でも何もない。

やる気がないのか。

 

人生を諦めてしまったのか。

 

諦めたなら諦めたなりに大人しくしといてくれればいいものを。

 

大人しくしてる人はまだいい。

 

誰にも迷惑かけないし。

存在してるかどうかもわからない。

ただ生きてるだけ。

 

でも中には過去のことを語りたがる人もいらっしゃる。

 

自分はこんなにもすごいことをしたんだ、こんな人と繋がりがあったんだ、などなど。

 

それはそれで素晴らしいことなのかもしれないけど、それを自慢げに武勇伝のように語ってしまうと価値が半分以下になってしまう。

 

少なくとも気持ちのいいものではない。

 

だからどうなんだ、と。

 

それを踏まえてこれから先をどうするのかを意気揚々と語ってくれるなら全然いい。

むしろ混ざりたい。

けど、それだけで終わってしまうと聞いてる側はもうただの苦痛でしかない。

 

こんな人間にはなりたくないな、と肝に銘じることはできるから決して無駄な時間ではない。

 

……でもねぇ。

 

すごいネガティブな気持ちになってしまうのは事実で、まだまだ修行不足だなとも思う。

 

それすら受け流すことができる器のデッカイ人間になりたい。

 

それにしても。

 

未来を語ることができないっていうのは、もはや死んだも同然なのではないかと思ってしまう。

 

頭の中を探索してみると若いとか高齢とか年齢関係なく、未来を語ることができない人はたくさんいらっしゃる。

 

そういう人がこどもたちに及ぼす影響っていうのはものすごく大きい。

 

こどもたちの未来を否定してしまうからだ。

 

たとえば、こどもがプロスポーツ選手になりたいと言ったとする。

 

それをアタマから「おまえにゃムリだ」と突き放してしまう。

特にみんながいる前とかでは。

ふたりきりになった時とかにどうなのかまでは知らないけど。

 

そんな現場を何回もみてきた。

 

なんて酷いことをするんだろう、と胸がしめつけられる。

 

言われたこどもの表情は一気に曇っていく。

 

親だろうと指導者だろうと、身近な人間が否定してしまったらもう誰も肯定してくれる人がいなくなる。

 

いたとしても。

肯定する言葉をかけてくれる人がいたとしても、その言葉は身近な親や指導者にすぐにかき消されてしまう。

 

スポーツをやるこどもにとっては親や指導者の考え方はすべてと言ってもいいぐらい、影響力は大きい。

 

ひと言ひと言がこどもの心にぶっ刺さる可能性があるっていうことを大人は自覚しないといけない。

 

のに。

 

平気でそういうことをしやがる。

 

こどもには無限の可能性がある。

 

やってみないとわからない。

 

失敗したとしても、それを糧に前を向くことができるかどうかはまわりの人間の支えが必要だ。

 

否定されたこどもは精神的に落ち込む。

 

落ち込んだ状態で失敗したらその落ち込み度合いはハンパない。

 

立ち直るのにすごく時間がかかる。

 

さらに酷いのは失敗した時に「ほらな」とか言っちゃう。

 

追い討ちかけてどうすんの?

 

そういう大人の特徴として「自分自身の夢とか希望を中途半端に諦めたから」がある。

もしくは「挑戦もせずにただただチャンスを逃してきた」。

 

自分の未来を諦めたのは自分の責任だろう。

オマエがやってた時代とは環境も何もかも違うんだよ。

一緒にするんじゃねぇ。

 

こどもの未来が無限に広がってることに対する嫉妬もあるだろう。

 

同じ領域に巻き込んでどうする。

 

足を引っ張ってどうする。

 

そんな大人にだけはなりたくないな、と肝に銘じた。

そうならないようにするにはどうするか。

まずは自分自身の未来を楽しく想像できるようにすること。

いくつになってもできることを探すこと。

僕でいうと音楽づくりと絵を描くことなんかは死ぬ直前だろうとできるからそこはクリアしてる。

音楽も絵も芸術で、完成という概念がない。

いつまでもやり続けることができる。

自分で作ったものに満足さえしなければ。

そこだけが唯一の心配ごと。

そして自分以外の人はできるだけいいところを探す。

悪いところなんかは探そうと思えばいくらでもみつかる。

それを伝えるのはいいところを伝えた後。

なんならべつに悪いところなんか伝えなくてもいい。

相手が前を向いてやる気に火がついたらそれでいいから、人によってはいいところを伝えて調子に乗らす。人によっては悪いところを伝えて反骨精神に訴えかける。

大事なのは未来に希望を持つことだ。

今のところそれはできてる気がする。

いつまでもそういう人間でありたい。

 

ご清聴ありがとうございました。

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