指導者が勝ちたいと言ったら選手は壊れて辞めていく:こども食堂店主のひとりごと

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torakchi

こども食堂【虎吉】店主。整体師。音楽家。水墨画家。バツ3。元女性風俗セラピスト。元PA(音響)。

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店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『指導者が勝ちたいと言ったら選手は壊れて辞めていく』。

 

よく監督とかコーチのような指導者が「勝ちたい」って言ってるのを聞く。

 

リアルでもテレビでもネットでも。

 

指導者がこの気持ちでいるとチームは崩壊する。

 

そんなお話。

 

「勝ちたい」の意味

 

スポーツには「勝ち負け」がある。

 

練習でも試合でも。

 

競う相手がいて、その相手よりもいい成績を残した方が勝つ。

 

いろんなスポーツがあるけど、選手は勝った時とか、いいプレーをした時の高揚感を味わうために日々練習に取り組む。

 

その上で「勝ちたい」という気持ちは非常に大事なもの。

 

それがあるのとないのとでは、練習に取り組む姿勢や結果に大きな差が出る。

 

だから「勝ちたい」という気持ちはすごく大事。

 

現場で戦ってるのは選手

 

野球やバスケ、その他なんでもそうだけど、スポーツの現場には選手と指導者がいる。

 

試合ではベンチがあって、そこに選手が待機する。#スポーツによる

 

野球なら20人ぐらい。

バスケは12人の選手がベンチに入る。

その他のスポーツは知らないけど、先発で出る選手の他に控え選手が何人かはいる。

 

ベンチには選手の他に、監督やコーチといった指導者がいる。

 

実際にグラウンドとかコートに立ってプレーをするのは選手。

 

監督やコーチは指導者なので、試合の現場ではプレーすることはない。#練習ではよくありますな

試合中は作戦を考えたり、選手のコンディションをみたりしてチームを勝利に導くためにはどうすればいいか?を考えるのが仕事。

 

つまり。

 

選手たちよりも一歩も二歩も後ろに下がって、冷静沈着に試合を観ないといけない。

 

じゃないと的確な判断ができない。

 

試合中は選手たちは気持ちが高ぶっているので、ケガをしたとしてもそれを隠してそのままプレーしようとする。#必ずしもそうとは限らないけど#そういうことも多々ある

 

足が動かないとか、手が動かないとか、見た目にもハッキリとわかるようなケガだったら審判が気づいて試合を止めたりする。

足を捻挫したり、ひどい時は骨折したりとかね。

 

そんな時は試合続行不可能なので監督は選手を交代させる必要がある。

 

"パッと見"じゃよくわからないような軽いケガなら審判は気づかず試合は止まらない。

なので、選手はケガを隠してそのまま試合を続行しようとする。

だってそのために、試合に出たいがために必死で練習してきたんだもの。そりゃ隠すよね。

だけど軽いケガとはいえ、その選手の動きにはいつもと違う"違和感"が生じる。

 

指導者はいち早くその違和感に気づかないといけない。

 

そして必要ならその選手を交代させないといけない。

 

軽いケガと言えど、選手生命に関わる重大なケガに繋がることもある。

ヘタをすると、そのケガによって何ヶ月、最悪の場合年単位で棒に振ることになる。

 

選手にとってそれは絶望でしかない。

 

「勝たせてあげたい」じゃないと意味がない

 

監督やコーチのような指導者が「勝ちたい」っていう考えを持っていると、それは選手と同じ立ち位置になって気持ちが同調しやすい。

一見選手と気持ちを共有している、素晴らしい自指導者のようにみえるかもしれない。

 

でも選手に同調して気持ちが高ぶってしまってたら、冷静に選手を見ることができず、違和感に気づくことが難しくなる。

もしそれで選手生命に関わるようなことに繋がってしまったら、それこそ指導者失格だ。

 

指導者はそのスポーツの経験者であることが多いから、より一層気持ちが入ってしまうもの。

 

だとしてもよ?

 

スポーツの主役はあくまで今プレーをしている「選手」だ。

「指導者」っていう肩書きがある以上、指導する立場だから、黒子に徹しないといけない。

選手と同じように「勝ちたい」って思ってしまったら、冷静に全体をみる人間が誰もいなくなる。

一歩引いたところからみて客観的にみるのが指導者の仕事。

それは練習の時でも、試合の時でも常に。

 

感情はいらない。

指導者が考えることはただひとつ。「勝たせてあげたい」という一点のみ。

 

「勝ちたい」と「勝たせてあげたい」。

 

似てるようで全然違う。

 

"勝ちたい"は自分本位。

 

指導者が自分本位になってしまったら、選手がミスをしたり思うようなプレーが出来なかったりした時に、横から見てるだけのはずの指導者自身がイライラしたりする。

そのイライラを選手にぶつけて、選手が萎縮する。しかもイライラしてるから冷静ではいられないので、選手ひとりひとりのことを考えてる余裕なんかない。

選手が萎縮すると本来のパフォーマンスが発揮できなくなる。

 

そうなると成績が落ちていき、結果的にそのチームを指導してる指導者自身の首をも締めることにもなる。

選手がミスしてイライラしていいのは観戦してるオッサンだけ。

 

指導者は感情を自身でコントロールしないといけない。

 

"勝たせてあげたい"は勝ちたいと思っている人を後ろからなんとかしたいっていう他人本位。

選手がミスをしたり、思うようにプレーができなかったとしても、まずその原因を探ることから始める。

感情をぶつけるようなことはせず、原因だけを冷静に選手に伝えることができる。

冷静にみれてるので、選手ひとりひとりのことをちゃんと考えて、各選手に合わせた伝え方をも考えることができる。

 

時にはユーモアを混じえたり、時には叱責したり。

選手によって伝え方はさまざまだ。

 

そうなると選手が萎縮することはなく、伸び伸びプレイできるので、その選手が持つパフォーマンスを100%発揮することができる。

 

その結果、勝利にも繋がりやすく、成績が向上する。

 

ちょっとした意識の違いだけど、雲泥の差がある。

 

目的は"チームが勝利すること"で共通してるんだけど、道筋が全然違う。

 

「勝ちたい」と「勝たせてあげたい」

 

どっちがいい?

 

ご清聴ありがとうございました。

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