こども食堂店主のひとりごと:夫婦がうまくいく秘訣・役割分担とかじゃなくて思いやりが大事

おはようございます。

こども食堂『虎吉』店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『夫婦がうまくいく秘訣』。

 

この年齢になると、同世代の夫婦がうまくいってるケースはなかなかレアで、なにかしら不満を持っていることの方が多いなーと感じる42歳です。

結婚生活10年以上の中堅夫婦にもなるとそりゃー積もり積もっていろいろござりますわねー。

 

中でも多いのは「夫が家事育児をほぼしない長男になっている」という話をよく聞きます。

 

なんでそうなるのか?を勝手に憶測してみたところ、長い人間の歴史がそうさせてしまってるのではないか?という結論にたどり着きました。

 

その昔、人間がまだ文明の利器なんて持っていない原始の時代。

石のヤリとか使ってた頃の世界線。

文明はなくても頭脳が発達してた人類は頭を使って生活をしていました。

 

その頃は男性は狩りをしたり果物とかを取りに外へ。

女性は家を守ったり食事を作ったり子育てをしたりと、役割を分担して生活していた。

 

なんてのが通説になっています。

僕も何回かそんな話を聞いたことがあるのですが、生物学上、男性の方が力が強いのですごく合理的。

 

ただ、そこだけを切り取ってみてしまうと男性は家のことを何もしてないかのようにみえてしまいます。

 

でもたぶんそんなことなくて、普通にやってた可能性も決して否定できるものじゃない。

 

でもなぜかそういうイメージが色濃く残ってしまって、それが平安時代とか戦国時代とか江戸時代とかを乗り越えて現代に間違ったカタチで伝わってしまって、「男性は家事をしなくてもいい」みたいな風潮ができあがってしまった。

 

先ほども言いましたが、これは大きな間違いで、家事育児をやる男性はたくさんいたんだと思います。

 

でもそういう人はそれを当たり前と思っているので、あえてアピールするようなことはしない。

 

だからなかなかまわりの人たちにそれが伝わらない。

 

逆に家事育児をしないような亭主関白な男性は「おれは偉いんだ」と思ってる傾向にあって、しかもそれを周囲に自慢したがります。

そして家事育児をやるような男は情けないとかワケのわからんことを吹聴してでも自分を上げようとします。

 

そんなことをされてしまうとなおさら家事育児をやるステキな男性が埋もれてしまうわけです。

そんな男性は優男な傾向にあるし、頭が賢くていらっしゃるので、余計な波風を立てぬよう、ひっそりとたたずんでいます。

 

そうやって間違った風潮が現代に残ってしまってる、っていうのが本質じゃないかなーと思います。

 

いつの時代も優しい人間は影に埋もれてしまうものなのです。

 

そしてうまくいってる夫婦の必須条件はココです。

 

お互いを思いやれるかどうか。

 

優男は思いやりの心にあふれているので、そういう亭主関白なアホ男にも好きなようにすればいい、慈悲の心で接しようとします。

 

家事をするのは優男にとっては当たり前。

思いやりにあふれているからです。

 

掃除しないとどんどん汚れがたまっていくし、洗濯をしないと着るものがなくなるし。

料理をしないとお腹すいて死んじゃうし。

それを全部ひとりでやるのはなかなか重労働だし、時間もとられてしまう。

 

思いやりの精神があればその負担を少しでも軽くしようと思うのが当たり前なのですが、いかんせんそうもいかないのが世の男性たちでございまして。

こういうのは少しずつ積もり積もっていくものです。

結婚して最初の頃は分担してやってたものの、今日はもういいや、ってやらない日も出てきたりします。

そしてそれが当たり前になっていく。

そしていつの間にか家事を一切しない長男のような存在に。

 

夫婦ともに働いてるとか働いてないとかそんなことは関係ないと思います。自分で自分のことをするのは当たり前って思っとかないといざって時に役に立たない木偶の坊になってしまう。

 

もし奥さんが病気になったりした時、何も出来なくてぐちゃぐちゃになってしまいます。

そんな時の情けなさったらもう。

 

自分自身に対しても思いやりの精神がないんですね。

 

育児もそう。

 

優男は赤ちゃんが可愛すぎて自分でなんでもやりたいと思ってしまうのですが、世の男性たちはそうでもない人がわりと多いみたいで、けっこう驚かれています。

特にウンチの処理なんかはできない人が多いみたい。

 

なんで????

あんなに可愛いのに。

 

さすがにおっぱいは出ないのでミルクを作りますがそれもできない人がけっこう多くてビックリ。

 

なんで????

 

そりゃーうまくいかないよね。

 

なので、家事や育児は男も女も関係なくその場その場でできる人がやればいい。

お互いが何でもできる関係になればすごくうまくいくと思います。

そこにたどり着く前に男の方は壊れてしまう可能性が高いですが。笑

 

後は人間関係ですね。

家事育児関係なく。

人間性に魅力を感じれるか。

 

男として、女として惚れるのはごくごく普通のことですが、そういう気持ちはいつか落ち着いていくもの。

 

落ち着かない人もいるけど。

 

そんな時に人間として魅力を感じていればいつまでも仲良くいられます。

 

そして人間として魅力を感じていると異性としても魅力を感じれるという副産物までついてきます。

 

悪いところを探すことなんて誰にでもできることで、そんなことしたって何も生まれない。

そんなことよりも、いいところを探して褒めあったりできる関係がうまくいきます。

お世辞じゃなくて。

お世辞なんか何の意味もないので。

本気で「イイっ!」と思えるところじゃないと意味が無いし、本気でそう思えたら考えなくても自然に口から出てきます。

 

結婚して長い時間一緒にいるといい意味でも悪い意味でも空気のような存在になります。

いい意味での空気っていうのは、お互いに必要としててすごくリラックスできるようなステキな感じです。そこにはお互いを思いやる心があふれています。

うまくいってる夫婦はそんな感じ。

 

悪い意味での空気はお互いに放ったらかしでどうでもいいような、いてもいなくてもいいような最悪の感じです。思いやりも何もあったもんじゃありません。

うまくいってない夫婦はそんな感じ。

 

もしくは結婚した途端に人間が変わったりする人もいます。

何が人をそうさせるのか。。。

結婚したらもう家族になってしまうからなのか、思いやりなんか1ミリもなくしてしまう人もいます。釣った魚に餌をやらないなんて言葉がありますがまさにそれ。

 

思いやりがなくなると、最初はそんなに気になりませんが、それが長い年月をかけて積もり積もってちょっとしたことでイライラしたりしてしまいます。

 

そうなるともう夫婦としてはほぼ修復不可能なぐらい関係性が壊れています。

 

なんで一緒にいるのかわからなくなるぐらい。

 

そしてそのまま仮面夫婦として生きていくのか新たなスタートを切るかの選択を迫られます。

 

そうならないようには思いやりの心を忘れずに生きていければ幸せな人生を送れるのではないでしょうか。

 

思いやりってのは相手の立場になって考えることですが、自分のものさしで物事を考えてしまう人が多いのも事実。

 

相手のものさしで考えないと何も伝わらないし、むしろウザイと思われてしまうことも。

 

思いやりって大事。

そんな心が全人類にあれば世界は平和になるのにな。

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