こども食堂店主のひとりごと:あなたはそのままでいいのですよ

おはようございます。

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『あなたはそのままでいいからそれで突き抜けて』です。

 

我々人間は、同じ種族とはいえ、生まれた場所、親、血液型、遺伝子が違うのでそれぞれに個性があります。

 

なので、10人いれば10通りの考え方、性格、趣味嗜好があります。

 

面白いのは、生まれた場所、親、血液型、さらにDNAの型まで同じ一卵性双生児でも考え方も性格も趣味嗜好も違うことです。

 

それはひとつ屋根の下でも環境が若干違ってくるから。

 

いつもずっとふたり連れ添って行動してるわけじゃなくて、トイレに行くタイミングも違うし、食べる時間も若干違ってくるし、完全にシンクロしてるわけじゃない。

 

さらに学校でクラスが変わったり、学校そのものが変わったり、職場が変わったりすると、接する人間が変わってくるのでそりゃー違う人間にもなりますわなー。

 

なので、赤の他人同士が考え方、性格、趣味嗜好が違うのは至極当然のことです。

 

特に食べ物の好みなんかはホントにめちゃくちゃ強烈に個性が出て、人それぞれホントに好みがバラバラで笑ける。

 

僕は飲食店で毎日お客さんと接しているのでそういうのがホントによくわかります。

痛感しています。

自分の中で「これは旨い!」って自信を持って出した料理でもお客さんによっては「これは最高に旨い!」って言ってくれる人もいれば、「塩辛いやないけー!」って言う人もいます。

 

そこに正解なんてものは存在せず、「旨い」と感じるポイントは人それぞれ全然違います。

 

まったく同じ感覚を持ってる人なんてこの世の中にいないんじゃないかって思うぐらい。

 

万人が好むであろう「カレーライス」でも好きじゃないという人は存在しています。

 

あんな美味しいもんどこが気に入らないのか。。。

 

理解に苦しみます。#言い過ぎやろ

 

世の中分からないことだらけです。

 

十人十色なんて言いますが、まさにその通りで素晴らしい言葉だなと。

 

でも我々日本人は個性なんてものとは無縁の20年ぐらいを過ごさなければなりません。

みんな同じランドセル、同じ制服、同じ教科書で同じ授業を受けて、平均的をこよなく愛さなければなりません。

 

そういう教育を受けてきた人類は「皆同じでないといけない」みたいなマインドに洗脳されてしまって、本来十人十色であるはずなのに、ちょっとみんなと考え方が違ってるような、いわば「はみ出しもの」を「オマエアタマオカシインジャナイノ?」とか言ってアチラ側に強制送還させようとしてきます。

 

みんなそれぞれ持ってるものは全然違うのに、趣味嗜好まで平均的にしようとしてくる輩もいます。

 

それは自分を持っていないから、自分というちゃんとした軸を見失ってしまってるから。

 

見失ってしまった原因は日本の群れたがる性質と教育です。

 

自分を見失った人間は個性もクソもないので、非常につまらない人間になってしまっています。

 

オマエロボットカヨ

 

ってぐらいに。

 

そんな人をみてると常にまわりの人の評価とか評判みたいなものを気にしてるのでとても生きにくそうだし、こっちがどんな色メガネをかけたとしても幸せそうにはみえません。

 

そうなってしまうと、自分の本音すらもわからなくなるので、上っ面だけで人とつきあってしまいます。

 

そんな人生が果たして面白いのか?

 

僕自身もそんな時期はありましたが、とても生きてる心地はしませんでした。

 

自分自身のこともよくわからないし、毎日息苦しくてたまりません。

 

まるで真っ暗闇の中でだだっ広い海をたったひとりであてもなく航海してるような感覚でした。

 

いつ島にたどり着くのかもわからないし、そもそも島があるのかもよくわからない。

 

そのままその場でおぼれて死んでしまった方がマシなんじゃないかって思えるぐらい、不安で不安でたまりません。

 

そうならないようにするには、とことん自分自身と向き合うことだということがわかりました。

 

自分が何に心動かされるのか。

 

過去を振り返ると素直に自分のことだけしか見えてなかった時期が必ずあります。

主に幼少期に。#だいたいみんなそうやけど

その頃の自分と今とを比べて何が違うのか。

 

とにかく基準をすべて自分に。

 

人と違うことをしたり考えたりするのは最初はとてもしんどいです。by耳をすませば

理解されないことの方が多いし。

嫌われることだって増えるし。

 

でもそうなってきたら自分を貫いてる証拠なので、もはや真っ暗闇ではなくなっています。

少なくとも一筋の光はみえてる。

 

あとはその光を見失わないように。

 

ひたすら船を漕ぐだけ。

波が高くなっても。

横から波に襲われても。

風が吹いても。雨が降っても。

 

たぶんその先はまばゆいほどの光にあふれてる。

 

それが果たして幸せなのかどうなのか。

それはそこに向かってる道中で考えればいいと思います。

 

ご清聴ありがとうございました。

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