こどもと塾:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『こどもと塾』。

 

塾に通ってるこどもがすごく多いと感じる今日この頃。

我々の時代も多かったけれども。

それよりもさらに多い気がする。

 

すごく無駄な時間を過ごしてるとしか思えない。

 

学校はまだ授業料が要らないからいいようなものの。

 

塾はお金がかかる。

 

にもかかわらず、僕の肌感ではそのお金の分頑張って勉強してる子はほぼいない。

 

こんなムダなことある?

 

頑張ってるようにみせてる子はいるけど、実際はダルいだのしんどいだの愚痴をこぼしたりしてる。

 

本人は通いたくもないのに親が強制的に通わせてる感じだ。

 

そんなムダなことある?

 

僕自身、中学時代に塾に通いたいと思ったことはあった。

 

でもそれは勉強がしたいという理由は1ミリもなく、友達が通ってて話題についていきたいと思ったからだった。

 

親にその旨を話すと、秒で却下された。

 

特に勉強ができなかったわけでもなかったし、父も母も高学歴と言われる大学を出てたので、「教えたる」と言われて、僕の塾通いの夢は儚く散っていった。

 

なので、塾というものがどんなものかがまったくピンとこない。

 

果たして面白いのだろうか。

 

話を聞く限りでは行かなくてよかった、としか思わない。

 

みんな苦しそうだもの。

 

塾の前を通ると必ずあるのが「〇〇高校合格!」とか「〇〇大学合格!」みたいなのが貼ってある。

ここの塾に通うとその学校に行けますよ的なアレ。

 

つまり塾は高校や大学に行くための「学力」を上げるために通う場所。

 

それ以外の目的はない。

 

てことは、いまだに大学に行くことが人生を大きく左右すると考える親が多いってこと。

 

これだけ多様化だなんだと言ってるにもかかわらず。

 

大学に行くこと自体は何も悪いことじゃない。

 

ちゃんと目的があって行くのならむしろ素晴らしいとさえ思う。

たとえば医者になりたいから大学の医学部に入るんだ、という明確な目標があるとか。

たとえば教師になりたいから教育学部に入るんだ、とか。

 

他にも専門的な知識を得るため、みたいな明確な目的があるなら大学に行くことは素晴らしいことだと思う。

 

でも、大して目的もなく、ただただ就職に有利だからとかそういう理由で行く人もいる。

 

それならまだマシな方で、遊びたいから、みたいな理由で大学に行く人もいる。

 

遊ぶためにわざわざ勉強をするの?

 

なんか矛盾してない?

 

そういう人って人生の目的がない人が多い。

 

なんとなく大学に行って恋人作って就職して、なんとなく結婚してこどもを作る。

 

そしてこどもが成長する頃にはかなり老け込んで、やさぐれてしまってる。

 

そんな人が多い。

 

そしてそんな人はかなりつまらなさそうにしていて、文句ばっかり言う。

 

じゃあ大学に行く意味って一体?

 

そうやって人生の目的がわからなくなる人の方が圧倒的に多いのに、なぜわざわざ高いお金を払って塾に通わせ、さらに高い入学金、授業料を払って大学に通わせる?

もっと意味不明なのは、大学が実家と離れた場所にある時。

 

大学の近くにワンルームとかのマンションを親名義で借りて、保証金とか家賃が親持ちというケース。

 

もうそこまでいくとお金をドブに捨ててるようなもんよね。

 

そんな意味不明なことをする親に限ってこどもの意志とは無関係に塾に通わせたりして、肝心のその子は大学には行かずに遊び呆けてるってパターンが多い。

そんなことのためにお金を使うならもっと違うことに使った方がいいんじゃないのかなー、と不思議でしかたない。

 

まーそこは人それぞれ考え方があるからどうでもいいことなんだけども。

 

そういうことをする親に対しては何とも思わない。

たぶん一生交わることはないからどうでもいい。

 

でも。

 

こどもはかわいそうでしかたない。

 

行きたくもない塾に行かされて未来がない「勉強」をさせられる。

 

そりゃ反抗期にもなるわ。

遊び呆けるわ。

そういうのが原因でこどもが反抗期になることをわかってない親が多い。

 

そして反抗期をこどものせいにして親子関係がグダグダになっていく。

そんな親は多い。

 

まずこどもが何をしたいのか。

 

そこを話するべき。

 

その結果。

塾に行くことが必要だと感じたならそれは素晴らしいことだと思う。

 

医者や教師は大学に行かないと資格が取れないし、そのための勉強も大学でするのがいちばん効率的だ。

こどもがやりたいことが大学とは無関係ならわざわざ塾に通わせることなんかしなくていい。

僕自身がそうだった。

親が大学に行くことを強要はしなくて好きなことをすればいい、というスタンスだった。

あの当時にしては珍しい考え方だ。

そもそも変わってる人たちだったから何とも言えないけど。笑

でも僕が今こうしてわりと自由な思考を持てている要因にもなっていると思う。

 

難しいのがスポーツ選手だ。

プロサッカー選手とかプロ野球選手とかプロのスポーツ選手になりたいのなら、本来はスポーツができていれば問題ない。

でも最近は学校での成績があまりにも悪いと活動禁止にしたりするチームもあるから、必死こいて勉強してる子もいる。

そしてそのために塾に通ってるとか。

 

戦術とか練習方法を考えるのは頭が回る方がいいけど、それとこれとは全然違うから結局あんまり意味が無い。

 

学校の勉強に時間をとられてスポーツが疎かになると、もはや何をしにその学校に行ったのかわからない。

スポーツ推薦で行ったとかならなおさら。

 

それがプロを目指してるならなおさら。

 

プロは結果がすべてだ。

 

学校の勉強なんかできなくても結果が出てればそれでいい。

あまりにもバカすぎるといろんな人に迷惑をかけてしまうような事件を起こしてしまうことにもなるけど。

そういうのもあってそんな流れになってるのかもしれないけど。

 

昔はスポーツができていればそれでよかったのに、最近は勉強も出来ないと、っていう流れになってるみたい。

勉強するのは大事だけど、何も学校での勉強がすべてじゃない。

「やりたいこと」が軸にあって、そこから逆算してじゃあこういう知識がいるよね、とか、じゃあこういう技術が必要だよね、っていうのが本来の勉強の意味だ。

学校で得られる知識なんか社会に出てほぼ役に立たない。

そんなものを勉強と呼ぶのはあまりにも雑すぎる。

そしてそのためにある塾なんか通う意味がない。

 

なんだかなぁ。

 

ご清聴ありがとうございました。

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