おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『行儀悪いって言われて育った世代の反逆』。笑
スマホの影響の話でちょっと話題にしたものを掘り下げてみようかと思った次第でござる。
こども食堂【虎吉】でごはんを食べるこどもたちは基本的にほぼ全員スマホを持っていて、ほぼ全員がスマホで動画をみながら、もしくはゲームをしながらごはんを食べている。
僕がこどもの頃はスマホはなかったものの、マンガを読みながらとかテレビをみながら食べたりすると制裁の鉄槌が飛んできた。
行儀悪い!
とか言って。
今はひとり身で好き放題できるので、こどもたちと同じようにスマホをみながらとかPCで作業をしながらごはんを食べるのは当たり前。
当時は行儀悪いってそもそも何なんだ?ってのがわからなかったし、ただただ怒られるのが怖くて反抗できなかった。
行儀悪いっていうのは「礼儀作法やマナーに反した態度、周囲への配慮がかけていること」ってGoogle先生はおっしゃってた。
あんまりよく分からないのでさらに調べてみると礼儀は相手への表すこと、行儀は行動の型や作法、とのこと。
つまり行儀悪いっていうのはまわりに人がいればその人たちが不快に思わないように配慮すべきところを、無視して自分勝手にやりたい放題やること。
それで言うとこどもの頃に「行儀悪いっ!」って怒られてたのは作ってくれた母親に対しての礼儀がなってない、といったところ。
ホントだ。
たしかにおっしゃる通り。
作った人が不快に思うならそれはもうそれがすべてだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
もし抗おうものなら、もうその時のごはんは食べなくていい、と一蹴されてしまう。
僕は仕方なく食事をすませてからマンガを読んだ。
ただ。
作った人に対しての礼儀が行儀なんだとしたら、自分で作った場合はどうなるんだろう?
と思って自分で作った料理で同じようにマンガを読みながら食べてみたところ、やっぱり同じように怒られた。
これはちょっと不服。
関係ないやんっ!笑
母はそんな深いところまで考えるような人ではなかった。
人生は短い。時間は限られている。
食事をすませてからマンガを読んだのでは二度手間になってしまう。
当時はそこまで考えてたわけではないし、ただただマンガに夢中だっただけ。
でもそれは何年経っても直ることはなく、18歳でひとり暮らしを始めたら拍車がかかった。
僕の感覚の話だけど、食事に時間をとられるというのがもったいない。
食べないのがいちばんいいんだけど、残念ながら人間なので栄養を摂取しないと元気が出ない。
できることなら何かをしながら、というのがいちばんいい。
なので移動の時間とかは最高。
移動しながら食事をすませられる。
なので基本的に僕の食事はすごく簡単なものが多い。
サンドイッチとかおにぎりとか片手で食べれるようなものだったらなお素晴らしい。
空いた手で何かしらの作業ができる。
僕はそんな考え方で食事に時間を割きたくない。
人と食事をする時は会ってしゃべるのがメインなので、そこは惜しまない。
それでいうと、こどもたちが食べながらスマホで何かしてるというのは非常に有意義な時間の使い方だなと思う。
こういう考え方はたぶん世の中的には受け入れてくれる人が少ないのかもしれない。
でも、人それぞれ感覚が違うのだから、僕みたいな考え方もあった方がいい。
人は自由だ。
やりたいようにやればいい。
ただ、自由と自分勝手は似てるようで全然違う。
多くの人が関わってるなら、その人たちと和やかに過ごすのがいちばんいい。
不快に思わせてしまったりすると自分もモヤモヤするし、相手だってモヤモヤしてしまう。
その度合いっていうのはその時その時で変わる。
まわりの人たちを不快にするよりも、笑ってすごす方がお互い気持ちイイ。
虎吉は基本自由なので何をしててもだいたいのことは笑って見過ごせる。
でも僕がルールなので、僕がイヤだと思ったことはギャフンと言わせる。
もっと反逆しようと思ってたけど書いてるうちになんかアレ?アレ?ってなってきた。
あれはあれで必要なことだった。
「行儀が悪い」はまわりの人たちに配慮できるようにするための基本的な練習だった。
くそぅ。
あれだな。
たぶんこれも親に対する不信感が拭えてないってことのあらわれだな。笑
感謝はしてるよ。ありがとう。
こどもたちに僕みたいな思いはしてほしくない。
そのためにできることがあるならやる。
虎吉ではお行儀のこととかそんなことは教えようとは思わない。
教えるとしても、世の中にはそれをダメなこととしてとらえる人もいるから気をつけなはれや、って言うぐらいだ。
自由に生きてほしい。
それだけ。
ご清聴ありがとうございました。
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