こどものヒザが痛くなった時の対処法:こども食堂店主のひとりごと

保健室

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『こどものヒザが痛くなった時の対処法』。

 

虎吉にくる子は成長期の子が多くて、膝が痛いと言ってくる子もしばしば。

僕は国家資格の整体師。

その痛みを治すことぐらいは朝めし前なのでその方法をここに書き留めておこうかと。

 

こどもがヒザが痛いと言ってきたら、どうするか。

症状にもよるけど、多くの場合原因は骨じゃなくて筋肉なので、あわてて病院に行かなくても大丈夫。

8割~9割はヒザ上の太ももの筋肉をほぐせばマシになる。

 

原因は成長期のこどもは爆発的に背が伸びて、骨と筋肉の成長速度に時間差があること。

 

特に中学校に入るあたりの12歳〜15歳で爆発的に伸びる子が多い。

特に男の子。

 

女の子はもうちょっと早い時期に伸びる。

 

……し、ヒザが痛くなるのは比較的男の子の方が多い。

 

それは、女の子がジワジワと伸びていくのに対して、男の子は一気に伸びる傾向にあるから。

 

特にヒザを含めた足の骨は他の骨に比べてめちゃくちゃ伸びるので、親御さんはそのあたりを理解しておくとイイと思う。

 

成長期は身長を伸びやすくするために骨が柔らかくなっているので、いろんな変化が起こりやすい。

 

ヒザの成長痛なんかはその最たるもの。

 

ヒザのお皿の下のスネのいちばん上の部分には大腿四頭筋という、股関節から伸びている筋肉が付着している。

 

筋肉の成長が骨よりも遅れることがあって、骨は伸びてるのに筋肉がそれに追いついてない、という現象が起きる。

 

そうなると、骨よりも筋肉が短くなるので付着部分が必要以上に引っ張られてしまう。

 

これが成長痛の正体。

 

成長痛はひどくなると、オスグッド・シュラッター病になる。

 

バスケットボールやバレーボールのような頻繁に飛び跳ねるスポーツをやっている子に起こりやすい。

 

飛び跳ねる時などに大腿四頭筋を酷使するから、そのぶんスネの骨が通常よりも数倍引っ張られてしまう。

 

引っ張られすぎて柔らかい骨がポコっと膨れ上がる。

 

これがオスグッド・シュラッター病。

 

こうなると、激しい運動の後、筋肉が冷えた時に歩けないほどの激痛が走る。

 

骨の成長が止まって骨が固まれば自然に落ち着いていくけど、いつ落ち着くかわからないから困ったもので。

 

親御さんもすごく心配だろうし、何よりも本人がいちばんツラい。

そして痛みは治まっても骨はポコッと膨れ上がったままなので正座をする時とかけっこう痛い。

骨を削るしかないけど、そんなに正座をする機会ってないので別にいいかと。

 

オスグッドは「病」って名前についてるけど別にウイルスとか最近とかが感染したとかじゃないし、病気でもなんでもない、ただの成長過程で起きる骨の変化なのでご安心を。

でも痛くて部活動などのスポーツはできるだけ休んだ方がいい。

無理をすると骨が出っ張りすぎて見栄えがよろしくないし、先述のように正座ができないし、ひどい時は他の腰とか足首とかいろんなところにまで影響を及ぼしてしまう。

 

僕も中学1年の時にヒザが痛くなってオスグッド・シュラッター病になった。

 

小学校卒業時点では145センチぐらいしかなかった身長が中1から中2にかけて一気に30センチぐらい爆発的に伸びた。

 

まさに先ほどの骨が一気に伸びて筋肉の成長が追いついてない状態。

 

普通に生活するぶんには全然痛くないんだけども、ひとたび激しい運動をすると激痛で歩けない。

 

運動をしてる最中は体が温まってるからまだマシなんだけど、終わって体が冷えてくるともう痛すぎて歩くどころかひどい時は普通に立つことすらままならない。

でもしばらくするとマシにはなって、日常生活を送れるぐらいまでは回復する。

 

だからこそ余計にタチが悪い。

 

毎日毎日「今日は大丈夫かな?」っていう不安とある種の期待とが入りまじってメンタルはすごく不安定。

 

僕は当時病院に行かなかったから、病気なのかケガなのか原因がわからない。

 

原因がわからないからどう対処すればいいのかもわからない。

 

もしかしたらこのままずっと痛いままなのか?

 

そんな恐怖もあった。

 

小学校ではミニバスが女子のチームしかなくて、やっとまともなバスケができると思って入った部活だったから「行かない」という選択肢は僕の中にはなく、毎日コートの隅っこで見学してた。

 

そんな生活が半年ぐらい続いて非常ーーーーーに悔しかった。

 

身長が伸びきったのか、今の背丈ぐらいになったと同時に痛みも自然に治まった。

 

そこからなんとかレギュラーの座をつかんでやろうと必死で練習して、めでたく毎試合スタメンで出れるようになった。

 

僕が整体師になったのは、こどもたちが僕と同じような思いをしてほしくないっていう思いもあった。

 

体のことを勉強したら、「あぁ、なるほど、そういうことだったのか」ってすごく簡単なことだった。

 

ヒザの上の太ももの筋肉が硬くなってるだけだから、ほぐせばすごくラクになる。

 

でも当時はそんな知識もなく、ただただ回復を待つしかなかった。

 

ヒザの痛みは外からはわかりにくくて、本人にしかその痛みはわからない。

 

もしこれを読んで治してほしいと思っていただけましたらば、お問い合わせかインスタのDMくださいませ。

 

ご清聴ありがとうございました。

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