偉そうにする人が迎える最終的な末路:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『偉そうにする人が迎える最終的な末路』。

 

世の中には偉そうな態度をとる人がたくさんいる。

時代は令和だというのに。

優しい世界を提唱する世の中の風潮に逆らって。

高齢の方は特に。

 

でも、若くても偉そうな人はたくさんいるのでどうやら年齢は関係ない模様。

 

ああいう人は最終的に孤独になってしまうのに、本人にはその自覚がない。

まぁ、自覚がないからそうやって孤独な末路を迎えてしまうんだろうけど。

孤独な末路ってのはいろいろあるけど、最悪なのは孤独死。

YouTubeかなんかで遺体整理士さんの仕事をみたことがあって、孤独死の方は死後1週間誰にも発見されずにそのまま放置されることもあるんだとか。

んで発見した時にはいろんな液体が床にしみ込んで跡とか匂いが残ったりして超大変なんだとか。

ほぼほぼ自宅で発見されることが多いらしく、その後掃除しても誰も住みたがらないとかなんかいろいろ大変。

あれはホントに悲しい。

でも孤独死ってことはそういうことで、偉そうにする人ってどんどん人が離れていってしまうからそうなる確率がめっちゃ高くなる。

 

どうしてそんな偉そうな態度をとるのかまったく理解できないけど、自分の過去を振り返ってみると、そんな態度をとってしまってた時期もあったなと、背筋が凍った。

その当時、僕はPA(音響)の仕事をメインで任されたり、本気でバンドでプロを目指したりとやる気に満ちていた。

ずいぶん調子に乗ってた。

そんな時、たまたま後輩Aとしゃべる機会があって、Aに対してずいぶん偉そうな態度をとってしまっていた。

偉そうな態度をとって相手がシュンってなったら優越感さえ生まれてとても気持ちよくなって悦にひたってた。

調子に乗ること自体は何も悪くはないけど、それを人にぶつけととんでもなくおかしなことになる。

 

仮に自分がそういう態度をとられると、すごく不快な思いをするクセに、だ。

 

当然の事ながらそれは相手もまったく同じで、その後「なんかムカつく」と言われた。

 

そりゃそーだ。

そしてそれを言われた僕はひどい虚無感に襲われた。

 

そこから僕は自分と向き合ってひたすら考えた。

そしたらひとつの答えが出た。

 

偉そうにしたって何も生まれない。

 

誰も幸せになれないんだな、と。

 

この時を最後に僕は偉そうにすることは絶対にしないでおこう、と誓った。

 

その時の心境を考えると、結局自分に自信がなかっただけだった。

自分に自信がないから自分を大きくみせたい。

自分を大きくみせるために自分以外のものを否定する。

否定をしてなくても偉そうにするだけでそう聞こえてしまう。

そんな感じだった。

 

僕はたまたまこの時に偉そうな態度をとることなんてなんの意味もないってことに気づけたけど、歳をとって何10年も生きてるのにいまだにそのことに気づけていない人たちがたくさんいる、ってのは一体どういうこと?

 

そんなことしてる人がどんな結末を迎えるか。

 

ホントに孤独で誰にも相手されていない。

 

誰にも相手されないのは、相手を1ミリも信用してないから。

 

相手を信用できないのは自分を信じれていないから。

自分を信じれないのは他人の評価ばかりに意識がいってしまって、自分と向き合っていなかったから。

自分と向き合っていないと自分自身のことがわからなくなって人の目ばかり気にしてしまう。

そして人から評価されないとすごく不安になる。

不安になるから相手を脅したりして評価をむりやり得ようとする。

そうすると人は離れていって、最悪の場合、孤独な死を迎える。

 

僕のまわりにもそういった人は少なからずいるけど、すごく寂しそうだ。

 

でも寂しそうにしてて、こちらがらいくら声をかけたとしても、もはや耳には入らない。

 

たぶん僕はまだ彼の中では信用されてる方なんだろうけど、そんな僕の意見ですら彼の耳には入らない。

 

耳には入るけど脳まで届いてない。

 

いちばん信用してる人間ですらその状態なのでもう誰の意見も彼には届かない。

 

これはホントにみるに堪えない。

 

ハッキリ言ってツラい。

 

でももう、どうしようもないんだ。

 

もしかしたら頭ではわかってるのかもしれない。

 

でもたぶん長年それでまかり通ってきてるから今さら素直になれなくてそのまま死ぬ間際まで貫き通すんだろうなと思う。

 

たぶん死を悟った時、ようやく素直になれる。

 

そんな気がする。

 

そしてその時に

 

「あぁ…素直になるのってこんなに簡単なことだったんだ…」

 

ってなりそう。

 

その時を迎えるまで特に何もできない自分の無力さが悲しいのと同時に、結局人を変えることができるのって自分自身だけなんだなぁ、と痛感。

 

僕はこんなに寂しい終末を迎えたくないので、しっかり自分と向き合って、常に謙虚でありたいと思った。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

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