こども食堂虎吉は入りにくいとよく言われる件について:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『虎吉に入りにくい件』。

 

虎吉を始めて1年。

 

いろんな人に「勇気を出してお店に入ってきた」と言われた。

 

理由として多いのが「阪神タイガース色が強いから」だそう。

他にも「なんとなく」とか。笑

 

うーん、、、。

 

むしろそのためにやってるんだが。笑

 

入るのに勇気が要る。

 

それってどうよ?笑

 

どうなのよ?笑

 

お店の中は極めて穏やかな空気が流れているのでご安心いただきたいのだけれども。

 

そもそもね。

 

建物自体が築50年以上経ってる木造の時点で「入りにくい」の5割は満たしてしまってるんじゃないかと思うわけ。

 

その上にさらにあの外観。

 

看板がド派手な虎柄って。

ちょっと怖いのはわかる。

 

店主である僕が阪神タイガースファンのトラキチで、なんかド派手なことをしたいなぁっていう想いがあふれてて、ゆくゆくはそうしようと考えてた。

 

でもそれはまだまだ先の話だな、って思ってた。

 

そもそも飲食店をやること自体が初めてで、何にも勝手がわからないし、とりあえず1、2年ぐらいはやってみてそれから看板のことは考えよう、って思ってた。

まずは飲食店としての経験を積まないと、と。

そんな矢先、オープンして1、2ヶ月経った時にたまたま寄ってくれたお客さんと話が盛り上がってそのまま飲みに行こう!ってなって。

 

その行ったお店に待ってた人が塗装屋さんの社長さんで、「こども食堂やってるんですぅ」って話をしたらすごく気に入ってくれて、看板を虎柄に塗ってくれるってことに。

しかも無料で……っっっっ。

 

こんなことある?笑

 

人と人との繋がりってホント妙なもので。

 

まさかまさかのビツクリ展開でオープンから半年も経たない間に看板がド派手な虎柄になった。

ひゃっほーう。

 

その塗装屋さんの人は今もちょくちょく来てくれてる。

 

でも塗装屋さんの人と繋げてくれた人はあの時の1回だけで、あれから1年経つけど顔をみていない。

 

ホント人と人の縁って妙なもん。笑

 

話がだいぶ逸れてしまった。

 

入りにくい要因として考えられるのは外観の築年数の古さと、看板を含め阪神色が強いことがある。

 

でもそれってたぶん大人の目線なんじゃないかなーと思ったりもする。

 

「入りにくかった」っていう話を聞くのは大人の人に限られてる。今のところ。

 

で、その話を聞いた人から「あそこめっちゃ気になるね〜ん。でもなんか入りにくいね〜ん」と、まわりの人間が話している、と。

 

それもすべて大人。

 

でもこどもたちの口からはそんな話は聞いたことがない。

 

あ。

ウソついた。笑

 

小さいレディの方たちは「入るのに怖かった」ってゆーてたわ。笑

 

小学校3、4年生のレディたち。

 

今までずっとヤロウ共しか来てなくて、小さいレディたちが頻繁に来るようになったのはわりと最近の話。

 

ヤロウ共の年齢は小学校5、6年〜中学2年生まで。

 

しかもヤロウ共たちはちょっとヤンチャな気性の子が多い。

 

つまりどういうことか。

 

小さなレディたちは少し大人びた目線を持った子が多い。

 

そして入りにくいと言う大人たちは言わずもがな大人目線。

 

結論。

大人は入りにくいってことじゃん。笑

ちょっと目線を変えてみる。

 

変な人がやってる店は入りにくい?

 

虎吉の真ん前に「うおがし」というウナギ専門のお店がある。

 

虎吉に入りにくいと言う人たちは、うおがしにも同じように入りにくいと言う。

 

うおがしの店主の人はちょっと変わり者と言われる部類の人。(偏見でごめんなさいw)

 

そして僕も変わり者と言われる部類の人。

 

つまり。

 

変な人が店主のお店はその変な雰囲気を醸し出してしまってて、それを感じ取った人が入りにくいと感じるのでは?

 

外観がどうとか築年数がどうとかも多少は関係あると思うけど。

 

それよりも何よりも大事なのはどんな人がそのお店をやっているか、っていう事なんじゃないのかな、と。

 

そもそも個人でやってる小さなお店って全体的に入りにくいものだったりするのでは?

 

個人でお店をやろうという気概のある人は、ちょっと普通の人とは感覚が違ってる。

 

いやむしろ感覚が違ってるからお店をやろうという気概が生まれる。

 

お店を始めるって大変だもの。

 

普通の感覚じゃたぶんできない。

 

そもそも普通って何なんだよ。笑

 

これじゃまるで自分が「おれは普通とは違うんだぜ♫」って全力でアピールしてるみたいじゃないか。

 

むしろ逆で、みんなと混ざりたかったけど混ざれなかった。

 

いざって時には「おまえ変。」

 

って言われることの方が多くて、何が変なのかもわかってなかった。

 

そして自ら心を閉ざして、精神的な成長がだいぶ遅れた。

 

今はむしろ「変」って言われるのはすごく誇らしい。

 

失ったものもたくさんあるけれど、そのぶん得たものも大きい。

なので。

入りにくい件に関しては、もうどうしようもござらん。笑

そんなわけで。

今、僕のことを応援してくれる人はたくさんいるし。

寄ってきてくれるこどもたちはすごくキラキラした目で虎吉に入ってくるし。

外からは想像もできないほどゆったりした空気のお店でござる。

よろしくどうぞ。

 

ご清聴ありがとうございました。

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