おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
今回のテーマは『こども食堂を出禁になった人の話』。
こども食堂を出禁ってなんやねん。笑
しかも出禁になったのはこどもじゃなくてオトナ。
こどもが出禁になることはおそらくない。
どんだけ悪いことをしたとしても。
なぜそんなことが起きたのか???
結論からいうと、店主に色仕掛けをしたから。笑
いや、色仕掛けというかなんというか…笑
個人的な恋愛感情をぶつけてきた。
事の発端はインスタライブ。
ある日、インスタライブをしていたら、ルームツアーをしてほしい、みたいなコメントがとんできた。
そしたらそれに賛同する声が多かったのでルームツアーを敢行。
すると、「汚い!!」という声が頻発。泣
オープンして約半年、1階、2階ともにまったく掃除が行き届いておらず、てゆーかやる時間がなく、自分でみても汚ぇな……と思うぐらい改めてみるとまぁー汚れがたまっていた。
するとコメントで「掃除しよう!」という声が上がり、「私も!」と賛同する人も2,3人現れて、お掃除隊なるものが結成された。
あれよあれよという間に話は進み、日程も決まって4名のレディがお掃除するためだけにわざわざ来てくれた。
掃除は順調に捗って、すごくキレイにしていただきました。
こういう時は男性よりも女性の方がはるかに優秀だ。
僕はただただ指示に従うだけのポンコツになっていて、ハッキリいって何の役にも立っていない。笑
途中から掃除には一切参加せず、PCでひたすら動画の編集作業をしていたほどのポンコツっぷり。
ありがとうございますっっ。
掃除がだいたい片付いたらやっと僕の出番。
皆さまに美味しいお食事をふるまってお酒を飲みながらワイワイガヤガヤ。
虎吉の今後のことなんかを語り合いながら、ホントに楽しい時間だった。
ところがここで事件が勃発。
Aさんが暴走し始めたのだ。
Aさんはとても緊張していたらしく、出かける時にサイフを忘れて愉快な気持ちになれるはずもなく、集合時間に遅れることに。
申し訳ない気持ちと緊張も相まってお酒が悪い方向に進んでしまったのだろう。
ひとりで勝手にテンション上がってた。
これはちょっとヤバいな……??
と危機感を覚えた。
…っていうのも、Aさんは来る前にDMのやり取りをしていた時からわりと個人的な恋愛感情をぶつけてきていたからだ。
冗談なのか本気なのかよくわからなかったので、そんなやり取りを僕は軽く流していた。
でもここにきてそのDMのやり取りが頭をよぎった。
……まさか……??
そんな中、オフ会自体はすごく楽しくて、あっという間に閉店時間。
皆さまの終電もあるのでお開きすることに。
ところが、このタイミングでAさんがスマホのロックが解除できなくなってしまい、迎えに来てくれるはずの人と連絡が取れなくなってしまった。
ロック解除できるまでの時間、しかたがないのでお店にいてもらうことに。
その時、ZIPPOくんも一緒にいて、彼はラップのことで話がしたいと言って待っていた。
ふたりだけでゆっくり話ができると思っていた矢先、Aさんのトラブルで3人でお店にいた。
僕とZIPPOくんが真剣に話をしている時に、横から話に入ってくるわ、僕と距離が近くなるわでAさんが豹変した。
ZIPPOくんがいてくれたからよかったものの、もしこれがふたりだったらどうなっていたんだろう…と背筋が凍った。
結局Aさんのスマホのロックも無事解除されてお迎えがきて事なきを得た。
ここがこども食堂であること、そして何よりもまだ中学生であるZIPPOくんがいる前でそんなことをやらかしたことが他のお掃除隊の皆さまの逆鱗に触れ、Aさんは教祖さまからかなりキツイお叱りを受けた。
そしてそれから約10日後、ふたたびAさんが来店。
その時はインスタで繋がった同じ市内の中学生「Cくん」も同じ時間帯に来店してた。
Cくんはこの時がはじめましてで、友達を連れてきていて少し緊張した雰囲気だった。
はじめましての子が来てるし、けっこうなお叱りを受けた直後のAさん。
さすがにもう大丈夫だろうと思っていたけど、またやらかした。
めっちゃ近寄ってくる。
Cくんもちょっと引いてたぐらい。
そしてその夜、インスタライブでCくんがAさんの一連の行動を暴露し、皆さまブチ切れ。
こども食堂というお店であること、まだ成熟しきっていないであろう中学生の前でそんな軽率な行動をとったこと。
そして二回連続ということも重なってたのでまーまーコメントが荒れた。
こうしてAさんは虎吉を出入り禁止になった。
これは彼女自身にも責任はあるし、僕にも責任がある。
事前のDMでのやり取りでそういう話になった時点でもっと警戒しておくべきだったし、なんなら来させないという選択もできたはずだった。
それをしなかったのは、彼女自身にも将来こども食堂みたいなこどもと携わることがしたいという想いがあったから。
その想いがなくてただただ個人的に、という理由ならそもそも来ることを拒否していただろう。
ここは居酒屋でもあるけど、こども食堂でもある。
彼女がオトナな行動を取れなかったのは僕の監督不行き届きでもある。
今後は二度とそういうことが起きないように気を引き締めると同時に、まだ初期段階でこういうことが起きてよかったとも思う。
こういうこともあるんだ、っていう警戒と対策を立てることができる。
せっかくこども食堂っていう素晴らしい場所で繋がったのに、こんなふうに出禁にしてしまうっていうのはすごく心苦しい。
でもお店としても個人的にもそれは看過できないからこうせざるを得なかった。
そして出禁になったことをこどもたちに伝えると少しホッとした表情をみせてくれた。
目の前でそんなもんみたくないよね。
二度とこんなイヤな思いはしたくないからホントに気をつけよう。
ご清聴ありがとうございました。
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