明るい性教育をすれば性犯罪は減っていくんじゃないか説:こども食堂店主のひとりごと

子育て

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『明るい性教育をすれば性犯罪は減っていくんじゃないか説』。

日本は性教育がすごくテキトー。

僕の時代だとほぼ何も教えてもらってないのと同じで、保健体育の授業で数回やったのみ。

あとはAVとか本とか実践で学ぶしかなかった。

 

そのテキトーさ加減のせいで性犯罪が後を絶たないと言っても過言じゃない。

もっと真剣にこどもたちとそういう話ができたら。

ちゃんと教えてくれる人がいたら。

日本の性犯罪はグッと減るんじゃないか。

 

先日。

SNSであげた動画。

これは虎吉ではごくごく日常的な会話。

他にもいろんな中学生男子がくるけど、その年代の男子はだいたいこんな感じで、下ネタを連発してくる。

 

全員がこんなに大っぴらに表に出せるわけじゃないけど、誰もが通る道で、いわゆる「第二次性徴」。

このあたりの年齢になると「性」に対する興味がわいてくる。

 

友達同士で下ネタを繰り広げることなんて当たり前の話。

 

自分自身のことを思い出してみても、だいたいそんな感じだった。

 

だからこそ。

彼らの気持ちがわかるからこそ、動画のように盛大に煽ることでその場の雰囲気を楽しいものにしようとした。

 

彼らが下ネタを惜しげもなく披露してくれることは僕にとってはすごく嬉しいこと。

 

彼らの年代になると、第二次性徴とともに思春期に突入する子が多い。

 

そんな思春期の真っ只中、大人にそういう話ができるっていうこの状況はとても素晴らしいこと。

 

思春期=反抗期になる子が多いから親とか先生とか密接に関わってる大人に対して、日常会話ですらままならないことがよくある。

 

とてもじゃないけどそんな状態で性の話なんかできるわけがない。

 

でも虎吉では、思春期真っ只中のはずの中学生男子たちが性の話を自分からしてくれる。

 

僕が率先してそういう話を持ちかけてるわけじゃない。

 

むしろ、そういうことはすごくデリケートな問題だから僕からそういう話をすることはしない。

 

それでも彼らはそんな僕の心配などどこ吹く風で、下ネタを連発してくる。

 

そんな状況の中。

 

Instagramにコメントがきた。

 

「教育に良くない」

 

「嫌な教育」

 

何が嫌なのか。笑

何が良くないのか説明してもらいたい。笑

 

むしろとても健全な性教育だ。

 

これだけオープンに性のことを話せる大人がいることが素晴らしいこと。

 

彼らの中には「彼女ができた」と報告してくれる子もいる。

 

そういう話をしてくれることが僕にとってはすごく嬉しいこと。

 

大人の階段を着実に上っている。

 

こういう時、彼らはその場のノリとか勢いもあるだろうけど、平気で「〇リたい」ということを口にする。

 

当然のことではある。

 

性に対して興味津々なのだから。

好意を抱く異性に触れたい、抱きたいと思うのはごくごく自然なこと。

そういう流れであなたも生まれてきたんだよ。

 

気持ちはすごくわかる。

 

ただ。

「〇リたい」はちょっと違うぞ、と。

 

その思考は自分の欲を発散したいだけじゃないのか?それだと相手のことをまったく考えてないことになるぞ、と。

 

相手だって女性である前にひとりの人間だ。まだ心の準備ができてないことだってある。決して自分の気持ちだけで成立するものじゃない。

それはただの自慰行為と同じだ、と。

 

成立させたいのなら、相手の同意のもと、なんなら相手も同じような気持ちになった上でしろ、と。

 

それぐらいのことを考えないと嫌われちゃうぞ、と。

 

彼らは「たしかに…」と少々渋い顔になっていた。

 

こんなことを教えてくれる大人は少ない。

 

ほとんどの大人はそういう話になると誤魔化そうとする。

 

せっかく芽生えた性に対する興味。

 

それを教えてくれる大人がほとんどいない我が国ニッポン。

 

「〇リたい」っていう男性はめちゃくちゃいる。たぶん8~9割ぐらい。

 

でもそれって自分の気持ちだけで、相手のこと無視してない?

 

って僕は思う。

 

そしたら案の定、女性側の意見は「無視されてる」という人が多い。

 

世の中のほとんどの男はそんな残念な考えを持ってる。

 

自分の欲望だけが突っ走ってしまって、相手の意向なんか無視してしまってる。

 

そしてその欲望が暴走すると盗撮・強姦・痴漢みたいな、相手にトラウマを植え付けてしまうような事件に発展する。

 

そういう大人になるのを未然に防ぐのが大人の役割だと僕は思う。

 

どうやってそれを伝えるかは人それぞれで、中には動画のようにふざけて悪ノリすることも必要な時もある。あえてそうすることで「この人は性のことを言っても大丈夫だ」って親近感を抱いてくれる。

 

動画はほんの一部分。

 

実際にはそうやってちゃんと話をして教えることもある。

 

コメントしたような人は性についてこどもと話したことがないのかもしれない。

 

てゆーかそもそも自分の性に対する考えが浅いからこどもに対して何も言えない、という可能性もある。

 

そして世の中にはそういう大人の方が圧倒的に多い。

 

特に親や先生なんかはそういう話をしてくれない。

性に対してちゃんと深く考える大人がいないから。

 

だからこそ僕みたいなアホな大人は社会には必要で、こどもはそういうアホな大人にこそ心を開いてくれるのだと僕は思う。

 

僕は性に対してとてもオープンに構えている。

 

自分の経験談は大人こども関係なく伝える。

 

時にそれは酒の肴にもなるし、こどもが笑ってくれるネタにもなる。

 

もっと性教育を明るいものに。

 

ご清聴ありがとうございました。

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