「自然と人間」って人間も自然の一部なのでおこがましい:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『「自然と人間」って人間も自然の一部なのでおこがましい』。

 

先日、地上波でもののけ姫が放送されてた。

 

もののけ姫は何十回とみてるからあえて地上波でみようとは思わない。

 

だってCMとか挟むからうっとおしいんだもの。

 

そんなことはさておき。

 

もののけ姫のテーマは「自然と人間」と勝手に解釈してる。

 

自然を破壊する人間が自然の象徴である森の神々と対立する、っていう構図。

 

神々の大親分みたいなのがシシガミ。

 

シシガミの脚が地面に着くと草花が一瞬で生えてくる。脚が離れるとすぐに枯れる。

 

命を奪うし命を与えもする。

 

シシガミは実在はしないけど、僕らのすぐそばにある自然も同じように命を奪うこともあるし、命を与えて育んだりもする。

 

シシガミは自然の象徴みたいな存在として、映画の重要な役割を担ってる。

 

映画の中でもそうだけど、人間は自然とうまく共存するのがすごくヘタだ。

 

自分たちが地球上で最も優れた生物だ、みたいな考えを持った人は多い。

 

自分たちの都合だけで木を大量に伐採したり、汚れた水を海に流したり、乱獲しまくって生態系のバランスが崩れたり、空気を汚してオゾン層がなくなったり。

 

結局それが自分たちの首を絞めてることになってる。

 

海が汚れたらそこに住む魚たちは生きれなくなる。

そうすると魚が食べれなくなる。

仮に生きてても汚染物質にまみれた魚を人間が食べることで病気になったりする。

 

水俣病がまさにそれだった。

 

木を切りすぎるとそこに住む生き物が行き場所を失って生態系のバランスがおかしくなるし、土を固定してくれてた木の根っこがなくなることで土砂災害にもなる。

二酸化炭素とか汚い空気を吸収してくれる木が少なくなると、温暖化とか大気汚染につながる。

 

自分たちで自分たちの首を絞めてる。

 

あらゆる生き物、動物も植物も含めて人間は最も弱い生き物だ。

 

水の中では呼吸ができないから、仮に海に放り出されてしまったら1日ももたない。

浮き輪とか、何か浮くものがあれば何日かは生きてられるかもしれないけど、結局それも何か自分以外の「何か」がないと無理な話。

体がふやけてきてすぐに土左衛門と化して魚たちに貪られる。

 

山なら陸上だから何日かしか生きれないなんてことはないかもしれないけど、生身だと食料を調達することがかなり難しい。

野生の動物を素手で狩るのも、川の魚を素手でとるのもほぼ無理ゲー。

かろうじて木の実とか草をとることはできるけど、それだけではお腹は満たせないし栄養も偏っちゃう。

 

夏は暑いけど、山の中ならむしろちょっと涼しいから快適かもしれない。

だけど冬は寒くて凍死するのは必至。結局木を切ったりして家的なものを作って寒さを凌ぐしかない。

どのみち、熊とか虫とか他の動物に襲われたりする危険がある。

 

結局生身で長く生きることは難しい。

 

それは平地でも同じこと。

 

山とか海よりは危険も少ないからまだ長く生きられるだろうけど、それでも生身では食料調達が困難。

 

あぁ。

なんて弱い生き物なんだ人間。

 

それなのに地球を支配してるような感覚でいる人がものすごく多い。

 

もっと自然とうまく共存する方法をひとりひとりが考えれたら素晴らしい世界になるのに。

 

意思の疎通ができないからこんなことになるんじゃないか、と思ってちょっと考えてみた。

 

仮に動物とか植物と意思の疎通ができたとしたら。

まるでドラえもんのような世界。

ドラえもんばっかりみて育ったからしかたない。

 

まず食料を調達するのがめちゃくちゃ難しくなるだろうなぁ。

 

牛とか豚とかが何考えてるかわかってしまったらお肉を調達するのなんて絶対ムリやん。

お肉をいただくにはまず殺さないといけない。

殺そうとしたら絶対拒むじゃん。

 

「殺さないで」

 

って。

 

鶏も同じことだけど、鶏は卵もいただく。

もし意思疎通ができたとしたら。

「私のこどもとらないでよ!」とか言われちゃうかもしれない。

 

それだけでも人間にとっては大打撃。

 

そもそも意思疎通ができてない今の段階でもそういう意思表示を彼らはしてる。

まるっきり素人の目の僕もテレビとかでそういうのまたことあるけど、すごい悲しい表情っていうのは画面越しでもなんか伝わってきた。

 

そういうのを体験したりいろんな話を聞いたりすると、彼らのお肉とか卵を食べることを申し訳ないな、と思う反面、それがないと生きていけないというジレンマに苛まれる。

 

それは木も同じ。もしかしたら。

 

「切らないで」

 

っていう意思表示をしてるかもしれない。

 

それが人間には伝わらないから好き放題やってもかまわない、という考えのもと、地球がどんどんおかしくなっていってる。

 

でもその「おかしい」っていう考えはあくまでも人間の主観でしかない。

 

地球と意思疎通ができたとしたら。

 

もしかしたら地球は何とも思ってないのかもしれない。

 

人間が好き勝手やったとしても。

 

それによって地球の健康が害されたとしても。

 

地球にとっては取るに足らないことなのかもしれない。

 

地球を救おう

 

なんてのもしょせん人間のエゴなのかもしれない。

 

自然と人間。

 

なんてことを考えたけど、しょせん人間も自然の一部。

「自然と人間」なんてまるで人間が支配してるみたいな言葉じゃないか。

やらかしちまったな。

 

ご清聴ありがとうございました。

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