腰痛の原因と対策

保健室

腰痛。

そう聞いてパッと思い浮かぶのはおそらくこのあたりかと思います。▼

 

そしてココが痛いのだからココに何かしら原因があって痛みが起こっている、と。

 

たぶんほとんどの人がそう解釈してると思います。

 

ところがワッショイ。

 

それは全体の1割〜2割ほどしかありません。

 

腰痛の8割〜9割は腰じゃないところに原因があります。

 

そしてそこをちょちょいとほぐすだけであらスッキリ。

腰痛がかなりラクになります。

 

その原因とは「お尻」のこのあたりです。

臀部(ケツ)の筋肉なので「臀筋(でんきん)」と呼んでいます。

 

なぜお尻なのかは後ほどゆっくり詳しく解説しますが、とりあえず腰に不安を抱えておられると思うので、今その場で画像の⭕️の部分を親指でグリグリしてみてください。

全体的にまんべんなく。

痛いところがあったらそこを集中的に1分ぐらいグリグリしてみてください。

ちょっと痛いぐらいの力加減で。

そしたらちょっと腰まわりがラクになると思います。

それが原因ですっっっ。

 

その仕組みを今から解説するので、熟読してください。

だいぶ長くなるので時間に余裕のある時に。

 

 

⬛︎腰痛の原因

 

大事なことなので何回も言いますが、腰痛の原因の8割〜9割は「臀筋」と呼ばれるお尻の筋肉です。

この部分は人間の体の中でもいちばん筋肉が集まっているところで、その数大小合わせて9個ほど。

これだけの数の筋肉が集まっている体の部位は他にありません。

 

どうしてこんなにもたくさんの筋肉が集まっているかというと、おしりがそれだけ人間の体の中でも重要な役割を担っているからです。

 

普段あんまりそんなことを意識することってないと思います。

 

ところがどっこい。

 

立っている時、座っている時、歩いている時、すべての動きに対して、この「臀筋」が土台になっています。

 

筋肉は骨と骨をまたいでくっついています。

たとえば力こぶと言われている「上腕二頭筋」という筋肉があります。

この筋肉は、肩と二の腕の骨がくっついている部分から、ヒジの内側のところにくっついています#

 

この筋肉がギューッと縮むことで前腕を曲げ伸ばしできるのです。

ヒジを曲げた時に力こぶができるのはそういう原理です。

 

体中のすべての筋肉がいろんな形でこの役割を果たしています。

 

臀筋の役割のひとつに、「大腿骨と呼ばれる太ももの骨と、骨盤が離れていかないようにする」というのがあります。

上半身と下半身を繋いでいる部分はこの大腿骨と骨盤が繋がっている部分、つまり「股関節」しかありません。

その繋がってる部分っていうのは、およそ5センチほどしかないので、かなり脆弱で不安定です。

ここでバランスを保つためには、相当な力が必要です。

 

臀筋にたくさんの筋肉が集まっているのはそういった理由です。

 

立っている時、座っている時、歩いている時、常に臀筋は縮みっぱなしで頑張ってくれているのです。

仮に臀筋がなかったとしたら、どんな姿勢も保つことはできないし、歩くことはおろか、立つことすらできません。なんなら座って姿勢を保つことすらも。

 

そして縮みっぱなしだと、どんどん疲労が溜まって筋肉は硬くなっていきます。

 

余談ですが、僕ら人類はその昔、四足歩行で生活していました。

チンパンジーとかゴリラとなんかがまさにそれで、本来僕らはああいう感じで動くのが自然なんです。

#あれが四足歩行というのかどうかは微妙
#そもそも手使っとる
#ほぼ二足歩行

それが進化の過程で前足を「手」として使うようになって、二足歩行で生活するようになりました。

 

それによって臀筋の負担が爆発的に増えて、お尻が他の四足歩行の動物よりも大きくなりました。

 

なので、そもそもの体の作りから二足歩行向きではないものを、ムリヤリ二足歩行で生活するようになったのです。

そして手を使うことで脳が発達して、今日の発展した文明があり、こうしてスマホでモノを読んだりすることができるようになりましたとさ。

 

 

⬛︎筋肉に疲労が溜まって硬くなる

 


▲この記事で詳しく解説しましたが、もう一度。

筋肉が縮むには、酸素とエネルギーが必要です。

 

筋肉細胞ひとつひとつにも細かい血管が通っていて、血液の流れによって酸素とエネルギーが運び込まれます。

その酸素とエネルギーを燃やして、その熱を利用して筋肉は縮みます。

 

燃やした時に出る燃えカスのようなものが出るのですが、これは一般的に「老廃物」と呼ばれています。

その老廃物は血管を通って心臓に戻って、肺でガス交換をすることで、また綺麗な血液となって酸素とエネルギーを運んでくれます。

ただ。

すべての老廃物を心臓に戻せるわけではなく、微々たる量ですが、その場にとどまってしまうものがあります。

 

その微々たる老廃物は少なければ特に何も問題はないのですが、まさにチリツモで、長い時間をかけてその場に溜まっていきます。

そうなると、血液の流れが悪くなって、またそこに老廃物が溜まりやすくなる、という悪循環が生まれます。

それはまるで、排水溝にゴミが少しずつ溜まっていくかのように。

ホラ、お風呂とかで排水溝にゴミが溜まったら水の流れって悪くなるでしょ?

あんな感じのことが体の中で起きていると想像してもらえるとわかりやすいかと思います。

 

そしてその老廃物がどんどん溜まっていくと、筋肉が硬くなっていきます。

 

筋肉が硬くなると、弾力を失って、伸びたり縮んだりできなくなります。

すると、先ほどお話した「大腿骨と、骨盤が離れていかないようにする」という役割を果たせなくなってしまいます。

もちろん完全に果たせなくなる、というわけではなく、半減する、といった感じです。

完全に果たせなくなると立ったり歩いたりできなくなりますからね。

 

その役割を果たせなくなったぶん、上半身の体重が軽くなるわけではなく、どこかで負担しなければいけません。

 

それが足だったり、冒頭で言った「腰」の部分だったりします。

 

ただ、この部分の筋肉は、臀筋に比べると非常に薄っぺらいもので、とても上半身の体重を支えきれるようなシロモノではありません。

#実際に解剖実習で確かめたから
#すんごいガチの話

 

なのですぐに疲労が溜まってしまって、筋肉はあっという間に硬くなってしまいます。

多くの方が「腰が痛い」と感じるのはここに原因があります。

 

なので。

下の画像のあたりをマッサージしても、一時的にはマシになりますが、またすぐに痛くなってしまいます。

 

そして腰痛の原因である「臀筋」。

こやつは疲労が溜まってもそれを脳は知らんぷりをしやがります。

「腰が疲れた」とか「腰が痛い」と感じることはあっても、「お尻が疲れた」とか「お尻が痛い」と感じることってあんまりないですよね。

 

これはただの憶測ですが、おそらく臀筋は体の中でもすごく重要なウエイトを占めているので、そこらへんの感度が鈍くなるようにあらかじめプログラムされているのでは?というのが僕の見解です。

 

だからこそ、「腰」が痛くなるのです。

 

⬛︎腰痛にならないための対策

腰痛の原因がお尻の筋肉「臀筋が硬くなっていること」にあるのはご理解いただけたでしょうか?

 

腰痛にならないようにするためには、この「臀筋」を常に柔らかい状態に保つことです。

 

とはいえ、臀筋は日々の生活の中で常に縮みっぱなしの状態なので、静かに、少しずつ疲労は蓄積していきます。

 

たとえ寝たきりの生活をしている人でも腰は痛くなるので、人間として生きて生活している以上、こればっかりはどうしようもないみたいです。

 

そして蓄積した老廃物の量というのは、その日によって変化します。

痛みを感じる老廃物の量が仮に100だとしたら、90の日もあれば、102の日もあります。

その感じ方も人それぞれで、たとえば90だった場合、痛みは感じないけどなんとなく重たいなーぐらいに感じる人もいます。

これが98でも何の痛みも感じることなく、普通に過ごせる人もいらっしゃいます。

 

それは体調、気温、精神状態によって血の流れ方、血流量が変わるからです。

 

腰痛が一時的にひどくなったりゆるんだりするのはこういった理由からです。

 

なので、定期的にマッサージを受けたり、毎日ストレッチをして血流を促したりして、蓄積した老廃物を取り除くことをしないと腰痛は根本的には改善しません。

そして改善したとしても、時間が経てばまた老廃物は蓄積していって、また腰は痛くなります。

 

こんな質問を受けることがあります。

 

「毎日ストレッチしてるのになんで腰がいたくなるの???」

 

と。

 

これは、ストレッチだけでは老廃物を取り除くことができないからです。

ストレッチは筋肉を伸ばすことで血管を広げて、血流を促す効果があります。

 

ストレッチだけでも老廃物が溜まりにくくはなります。でもそれも人それぞれで、ストレッチで老廃物が溜まらない人もいれば、それだけでは不十分な人もいます。

 

ストレッチのやり方に問題がある場合もあります。

正しいストレッチをしないと効果は半減したりまったく効果がなかったりします。

 

正しいストレッチのやり方はこれです。

こんな感じで足をもう片方の足に乗せて角度とか乗せる位置をちょっとずつずらしたりしてお尻の筋肉にいちばんグッとくるところを探します。

 

ストレッチだけで腰痛が改善しない場合は、マッサージを受けたり、自分でほぐしたりして、臀筋を直接アプローチするのが最も有効な手段です。

 

めちゃくちゃ屁理屈みたいなことを言いますが、腰痛には「治る」という概念はありません。

 

その理由は先ほどから申し上げております、「老廃物の蓄積量」によって痛みを感じるか否か、が決まるからです。

その日によって快適に過ごせたり、痛くて身動き取れない、なんてことがしょっちゅうあるんです。

 

「治った!」と感じることはあっても、それはしょせん一時的なもの。

いずれまた時間が経てば痛くなってしまうのが我々人間の宿命なのです。

 

これは一生のつき合いになります。

どうぞよろしくお願いします。笑

 

 

⬛︎いろんな腰痛

腰痛にはいろんな種類がありまして。

いくつかあるのですが、ほぼほぼお尻の筋肉が原因です。

 

☆ギックリ腰

腰痛といえば…の代表格がこの「ギックリ腰」ではないでしょうか。

 

ギックリ腰は、「臀筋」の疲労が限界に達して活動を辞めてしまう、車のオーバーヒートのような状態です。

臀筋は体の中心なので、こうなってしまうと身動きがとれません。

そして激痛を伴います。

 

中には痛すぎて、ショックで気を失ってしまう人もいらっしゃるほどです。

痛すぎて気を失うっていうのは、防衛本能みたいなもので、それ以上痛みを感じたら命にかかわると脳が勝手に判断して意識を強制的にシャットダウンするんです。

 

こうなると、臀筋はもはやガチガチに固まってしまっております。

 

先ほどお話したとおり、臀筋は疲労を感じにくいシステムになっているので、それゆえに休養をとるタイミングが掴みづらいのでこんなことが起きてしまいます。

 

このギックリ腰はある日突然、何の前ぶれもなく襲ってくる、と感じることが多いですが、人によってはなんとなく腰が重たかったり、軽い腰痛として症状が現れたりします。

 

ある日突然襲ってこられたら手の施しようがないですが、もし腰が痛くなったり、違和感を感じたりしてる場合は要注意です。

 

老廃物の蓄積量が100付近をウロウロしてる段階なので、早めにマッサージを受けたり、ストレッチをしたりして一刻も早く臀筋をほぐしてあげてください。

 

特に腰に違和感も何も感じていない場合でも、一度ご自分で「臀筋チェック」をして、疲労が溜まっていないかを確かめてみてください。

 

ギックリ腰は「日にち薬」と言われたりしていますが、放置していればそのうち老廃物の蓄積量が100から90ぐらいに下がるんです。だから時間が経てばある程度痛みは和らぐのですが、実際は100付近をウロウロしてるので、またすぐギックリ腰になってしまう、というケースが後を断ちません。

また、脳がその痛みに慣れる、というケースもあります。脳が痛みに慣れると、「治った」と勘違いしてしまって、また普段の生活に戻れてしまいます。

でもこれも同じように老廃物の蓄積量が100付近をウロウロしてる状態には変わりないので、たいへん危険です。

 

一刻も早く臀筋をほぐしてあげてください。

 

余談ですが、ギックリ腰はケガでも病気でもなく、疲労による老廃物の蓄積が限界に達しただけです。

なので、捻挫や打撲のように冷やしてしまうとかえって筋肉が硬くなってしまって、完全に逆効果になってしまいます。

余計痛みが増えてしまうので絶対に冷やさないでください。

 

冷やすよりも、むしろ温めて筋肉をほぐしてあげる方がいいです。

よろしくお願いします。

 

☆ヘルニア

 

ギックリ腰と同じぐらい代表的なのが「ヘルニア」です。

本名は「腰椎椎間板ヘルニア」という長ったらしい名前です。腰椎は腰の骨のことで、小さな骨が5個集まってできています。

 

腰椎と腰椎の間に椎間板という軟骨があるのですが、それがピョコンと飛び出してしまってる状態を「ヘルニア」と呼んでいます。

 

これは、臀筋で支えきれなくなった体重を腰椎が負担することで、椎間板に重力がかかってしまってその力に耐えきれなくなってピョコンと飛び出してしまうのです。

 

飛び出してしまった軟骨が特に悪さをしなければ別に何も問題はありません。

でも場合によっては、飛び出した軟骨が近くを通っている「脊髄神経」という、体の感覚と運動を支配しているすごく重要な神経を刺激してしまうのです。

すると足がしびれたり、痛くなったりして、日常生活に支障をきたすこともあります。

 

原因は腰椎にかかる重力です。

腰椎に負担をかけないように、臀筋を常に柔らかく保っていれば、「ヘルニア」にはなりにくいです。

 

交通事故とかで急激に強い力を加えられる以外は、少しずつ軟骨は飛び出していきます。

一度飛び出た軟骨は自然に元に戻ることはありません。

最悪の場合、手術をして飛び出た軟骨を取り除かないといけなくなります。

 

そうならないためにも定期的なケアは必須です。

 

☆脊柱管狭窄症

 

脊柱管狭窄症も原理はヘルニアと同じです。

比較的、高齢の方に多いです。

 

少し違うのは、飛び出た軟骨や重力で変形した腰椎によって「脊柱管」と呼ばれる脊髄神経が通る空間が狭くなってしまうところです。

狭くなった空間が脊髄神経を圧迫して足がしびれたり痛くなったりしてしまいます。

これも一度なってしまうと元には戻りにくいので、ならないように普段から臀筋ケアをしておく必要があります。

 

☆坐骨神経痛

 

臀筋がたくさん集まっているところの奥深くに「坐骨神経」という、人間の体の中でいちばん太い神経が通っています。

臀筋が硬くなってこの坐骨神経を圧迫することで足がしびれたり痛くなってしまうのが「坐骨神経痛」です。

 

ヒジのあたりわ叩いたりするとビリビリしびれるあの感じがお尻のところで起きているのです。

 

こんな質問を受けることがあります。

 

「坐骨神経痛って坐骨神経が傷んでるの?」

 

と。

神経自体に何かが起きていると勘違いされる方が多くいらっしゃいますが、仮にそうだとしたら痛すぎて何もできないです。

そしてそんなケースはごくまれです。

 

そうではなく、神経が硬くなった臀筋に圧迫されているだけなので、臀筋をほぐせば和らぐ場合がほとんどです。

 

☆臀筋以外の腰痛

 

腰痛の8割〜9割は臀筋が硬くなることによって起こりますが、中には臀筋をいくらほぐしても改善しないものもあります。

 

冒頭でお話したいわゆる「腰」のまわりの筋肉だけを使いすぎて起こる腰痛があります。

ここらへんの筋肉はかなり薄っぺらいので少しほぐすだけですぐに改善します。

でもあまり例をみないけっこうまれなケースです。

そして中には、臀筋も腰まわりも関係ないケースもありまして。

 

・首周りが原因の腰痛

 

ある時、中学生の女の子が「腰が痛い」と言ってきたことがありまして。

腰痛は臀筋が原因のことがほとんどなので、この時もそうだろう、とタカを括り臀筋にアプローチしてみたところ、一向に改善する気配がなく、腰周りの筋肉をほぐしても改善しません。

 

でも女の子は「まだ痛い」と言います。

それでなんとなく首のちょっと下の背中のあたりの筋肉をほぐしてまたところ、一発で腰が痛いのが和らいだのです。

 

硬くなってる筋肉は首に近いのに、痛いと感じるのは腰のあたり。

こんなケースはその時が初めてで、驚きを隠せませんでした。

 

よくよく考えてみると、たしかに首と腰は筋肉も骨も繋がってて、関わりが非常に深いのです。

なんならお尻の臀筋よりも密接につながってたりします。

そりゃーそういうこともあるかー、と妙に納得したのを鮮明に覚えています。

 

同じようなことがもうひとつ。

お尻、腰、首をいくらほぐしても腰痛が改善しないケースもありました。

この時の原因は太ももの裏の筋肉がゴリゴリに硬くなっていて、そこをほぐしたら腰の痛みがキレイサッパリなくなりました。

 

いろんなところが腰の痛みにつながっているんですね。

 

人間って不思議です。

 

・内臓疾患による腰痛

 

ある時、40代の男性が腰が痛いとのことで来られました。

あらゆる筋肉をほぐしても一向に改善せず、内科で検査を受けたところ、「尿路結石」という、腎臓から膀胱まで尿を運ぶ管に石が詰まってしまうという病気でした。

そりゃーいくらほぐしても改善しません。

 

詰まってた石を取り除いたら、その瞬間に腰痛が改善したそうです。

 

人間何が起こるかわかりません。

 

⬛︎寝具で腰痛改善

ウソみたいなホントの話をします。

僕の知り合いの方が腰痛に悩まされていました。

 

その方は毎日マッサージを受けて、その時はラクになるのですが、それから寝て朝起きたらまた腰が痛くなっていました。

一向に改善する気配がありませんでしたが、ふと、マットレスを布団に変えてみたらどう?

と提案してみたところ、その翌日腰痛はすっかり消えていましたとさ。

 

どうしてこんなことが起きたのでしょうか?

 

大人の平均睡眠時間は6時間ほど。

1日の4分の1を僕らは寝具の上で過ごします。

大きくても畳2畳分ぐらいの広さの布団とかベッドとかで。

 

6時間ってまぁまぁ長いんです。

その間、ほとんど身動きをとらず、寝返りをうったりして少し体勢を変えることはあったとしても、その時間をずーっと同じ場所で過ごすっていうのは体にとってはかなり負担になります。

 

ホラ、フローリングみたいな硬い床とかで寝てしまって朝起きたら体がめっちゃ痛くなってたことってあるでしょ?

 

寝具ってすごく大事なんです。

 

とはいえ。

寝具は相性がすごく大事です。

材質とか硬さとか、匂いとか。

何が自分に合うかは1週間〜1ヶ月ぐらい寝てみないとわかりません。

世の中には、いろんな種類の寝具があるので探すのが大変ですが、身近にあるもので試してみるといいと思います。

布団を2枚重ねてみるとか。

マットレスの上に布団を敷いてみるとか。

畳の上に布団を敷いて寝てみるとか。

 

いろいろ試してみて自分に合うものを探してみてください。

あまりオススメしないのは、人に勧められた寝具を使うこと。

 

その人がイイと言ったものはその人とたまたま相性が良かっただけです。

それが自分にも合うかというと必ずしもそうではないので、注意が必要です。

 

⬛︎コルセットの正しい使い方

腰痛になって動けなくなって、それでもどうしても行かなければならない時に活躍してくれるのが「コルセット」です。

これはいろんなメーカーからいろんな種類が販売されていますが、だいたいの人が使い方を間違えてしまっています。

 

写真の位置に巻くのが一般的な考え方ですが、これは正直何の意味もありません。

ただただお腹が圧迫されて苦しいだけです。

 

正しい位置はここです。▼

 

先ほどお話したように、腰痛はお尻の筋肉「臀筋」の機能が半減して、その負担が腰の部分にいってしまうことが原因です。

臀筋の役割は骨盤から足が離れていかないようにすることで上半身の体重を支えることなので、写真のようにかなり下の方にしっかり巻くとすごくラクになります。

ぜひお試しください。

 

⬛︎おわりに

以上、腰痛に関する僕の知る限りの知識をすべてお伝えしました。

 

腰痛は、なった本人にしかわからない、決して共有することのできないツラいものです。

経験したことのない人からすると、「何してんの?」と、一蹴されてしまう始末。

 

そんな腰痛は時に人生を大きく狂わせてしまうこともあります。

 

腰が「く」の字に曲がってしまったおじいちゃんおばあちゃん。

彼らは急にあんな姿になったわけではありません。

腰が痛い時、前傾姿勢になると痛みが少しだけ和らぎます。その姿勢をずっと続けているうちに、骨が少しずつ変形してそのまま固まってしまったのです。

 

そうなると、食器棚の上の段に手が届かないとか、トイレでお尻を自分で拭けないとか、お風呂に1人で入れないとか、自分ひとりの力では生活できないようになってしまいます。

 

最悪の場合、そんなことになりかねないので腰痛は放ったらかしにしないことをオススメします。

 

いちばん手っ取り早いのは、マッサージをして、蓄積した老廃物を取り除いてあげることです。

 

とゆーわけで。

腰痛にお悩みでしたら虎吉まで起こしください。

その痛み、どうにかしましょう。

 

長々とありがとうございました。

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