こども食堂店主のひとりごと:愛について考えてみた

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おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『愛』。

 

人と人を繋ぐものです。

 

でも形はなく、目に見えるものでもありません。

それこそ感じるもので、しかも感じ方も人それぞれ。

明確にこれっていう定義がないのはそのせいなのかしら。

 

そんな漠然としたものなのに、すごく尊くて重厚感のあるようなもののように受け止められていて、映画や小説、歌の題材になったりしています。

 

いわばそれだけ希少なものでもある、とも考えられます。

 

その反面、言葉にすると安っぽく感じてしまうこともある。

 

でもそれはそれだけいろいろなことを経験してきた証拠。

 

真実の愛を求めるがゆえに、そのたびに傷ついたり落ち込んだりした結果、簡単に愛を口にできなくなってしまった。

 

だからついつい「そんな簡単なもんじゃねーよ」的なちょっとやさぐれた感じになってしまったりする。

 

 

そんな『愛』について独断と偏見で真剣に考えてみた次第です。

 

結論、愛は思いやりが昇華したもの。

 

Mr.Childrenの「名もなき詩」で

 

愛はきっと奪うでも与えるでもなくて

気がつけばそこにあるもの

 

っていう歌詞がありまして。

 

すごい的確なことを歌ってらっしゃいます。

もっというと求めるものでもない。

 

求めてしまった時点でそれは愛でもなんでもなく、ただのめんどくさいかまってちゃんです。

 

 

愛なんて求めるもんじゃねんだよ。

#誰やねん

 

なので。

愛をください

なんて歌があったりしますが、あれなんかは完全に自己中ですよね。

 

他にも愛してほしいっていうのもありますが、結局愛をほしがったり求めたりっていうのは、自分が愛されていないっていう不満があるからで。

 

相手のことなんか微塵も考えず、自分のことしか考えていない。

 

そんなもんは愛でもなんでもなく、ただの独りよがりのかまってちゃんの困ったちゃん。

 

気がつけばそこにあるような漠然としたものを「求める」っていうのは、他人同士の「愛」を妬んでるだけにすぎない。

 

愛っていうのは意識して生まれるようなものでもなく、思いやりの心が昇華したものなので、成立するにはそれなりの時間がかかります。

 

相手を思いやる気持ちが相手に届いて、相手もそれに反応して、なんかお互いに胸がジーンと熱くなったら、それが愛の始まり。

 

その気持ちが時間とともに少しずつ膨らんでいくと「愛」に昇華する感じ。

 

昇華するというかどっちかっていうと育っていくみたいな感じ。

 

そしてそれは勝手に育っていくものでもあるし、育てていくものでもあります。

 

育てていく過程でいろんなことがあります。

 

穏やかな気持ちになることもあるし。

ツラいことがあって励ましたりすることもあるし。

弱音を吐いてたらナニユッテンネンボケと怒ることもある。

 

時には意見が対立してケンカをすることもある。

 

そんなふうに相手を思いやったり、気持ちがぶつかり合ったりして少しずつ育っていくのが愛です。

 

なので先ほどのミスチルの歌詞はすごくしっくりくるわけです。

 

アイフルのCMなんかもしっくりきますね。

 

そこに愛はあるんか

 

ってね。

 

それでいうと「愛してる」という言葉も若干的はずれな感じもしますが、そんなことをいうと世の中のいろんなものが台無しになってしまうのでやめときます。

僕的にはワンピースのエースが死ぬ時に放った有名な言葉「愛してくれてありがとう」も、なんか変だな?と感じている人です。

 

 

愛にはいろんな形があります。

 

親子愛、兄弟愛、師弟愛、その他もろもろ。

どれもこれも人間と人間との気持ちがぶつかって成り立つものです。

 

恋愛も同じような感じのはずなのですが、男女になるとどうもあまりうまくいかない模様。

 

そこには独占欲というものがあるから。

 

独占欲を自分でコントロールして相手の自由を尊重することができたら、それは本当の愛に昇華するんじゃないかなぁと。

 

てゆーか。

 

独占欲がわいて出てくるのは自分に自信がない証拠です。

 

常に相手が自分に夢中になるように自分を磨いて、自分に自信を持てるようになれば独占欲なんか出る間もなく相手を思いやって尊重できるはず。

 

まー。

 

そんな人ほとんど皆無ですけどね。

 

かくいう僕自身も独占欲が皆無かといったらそうでもありません。

 

でも、だからこそ人間らしいとも言えるし、そういう部分があるからこそ愛おしく思えることもある。

 

どうやらこれはそんなに簡単に答えが出るようなものでもなさそう。

 

男女問題はいつも面倒だ。

 

ご清聴ありがとうございました。

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