おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『ダメって言うとダメらしい』。
Twitter(X)をみていたらテレビの番組が切り抜き画像とともに投稿されてた。
#いまだにXがピンとこない
「ダメ」っていう言葉を使うと人格否定になるんだと。笑笑
さすがにこれは笑ってしまった。
何しゃべったらええねん。
そんなもん状況によるやろ。
その番組を直接みたわけではないけど、地獄絵図だったことは容易に想像できる。
これを本気で議論してるって、どういう心境なんだろう。
自分たちで言ってて気持ち悪くないのかな。
コンプラコンプラと言われ始めてから地上波の番組がクソ面白くなくなっていった。
そりゃそんなん言ってたら面白くもなくなるよね。
これを最初に知った瞬間、気持ち悪すぎて鳥肌が立った。
そもそもコンプラという言葉がイマイチピンときてなくて、べつにどうでもよかったけど、ここまでくると逆に興味がわいて調べてみた。
ビックリした。
なんかもういろいろ制限かけられすぎてて、そりゃ面白くなくなるわな、ってテレビ局の人たちにちょっと同情してしまった。
でもそのほとんどはクレームが来ないように事前に対策したり、スポンサーに配慮してのものだったりした。
ダメっていうワードを使うと後から苦情の電話が来るからそれを事前に制限かけたりする。
苦情がくるとスポンサーもいい顔をしないからそういうのがどんどん拍車がかかる。
あなたたちの意志はどこにあるんだ?
虎吉でもテレビの取材が来たことがあった。
関西の人気ローカル番組の取材だった。
打ち合わせも当日の撮影もすごくイイ感じに進んで、後は放送を待つのみってなった。
その1週間後、ディレクターの方から思いもよらない電話があった。
すごくいい雰囲気で撮影できたのに、お蔵入りになってしまったというではないか。
詳しく話を聞くと、こども食堂とタバコがダメということだった。
虎吉は1階が居酒屋で2階がこどもスペースという事になっている。
なので1階には灰皿が置いてある。
こども食堂ということでの取材なので、当日灰皿は映らないようにどこか別の場所に置いといてほしい、とのことだった。
それは打ち合わせの段階から聞いていて、承知の上で撮影に入った。
でも当日、他のお客さんもいらっしゃって、その人たちは喫煙者だった。
取材が来ることは事前に伝えていて、撮影に入るまではいいですよ、って言って灰皿をひとつだけ置いてあった。
その灰皿が一瞬だけ撮影した映像素材の中に映っていたことがテレビ局の上層部の人たちの中でNGだった、とのこと。
ディレクターの方が言うには、編集でカットするから、と食い下がってはみたものの、聞き入れてくれなかったという。
その話は聞いただけなので、それが真実なのかどうなのかもわからないけど、仮にそれが事実だとしたら、テレビ局終わってんな、という感想を持った。
しかもそれはどうやら虎吉のお客さんからテレビ局の方に通報が行ったみたい。
僕はその取材が来るということをごく一部のお客さんにしか言っていない。
それなのにそういう通報が行ったっていうのは、そのごく一部の人たちの中に犯人がいるということだ。
まーそのことは別にどうでもいいんだけど、ひとりの一般人からの通報を鵜呑みにして取材したものを全部ナシにするっていうことが僕はわけがわからなかった。
そんなカンタンにナシにするの?
取材とか打ち合わせはテレビ局とは別の制作会社の人たちがやっていたから、そこはもうどうでもいいの?
タバコはたしかに百害あって一利なしだけど、でもそれを売ってる人がいて買う人がいる。
需要と供給は成り立ってる。
喫煙者は健康に害があることぐらい承知の上で吸ってる。
それでも吸いたいから吸うんだ。
そんなに健康に害があるというなら。
国民のためを想うなら。
法律で売るのを禁止にすればいい。
この矛盾を説明していただきたい。
特に法律で規制がかかってるわけでもないのにこどもとタバコを結びつけるのが悪だとおっしゃる。
保健所の方からも何回か連絡はあって「タバコはこどもに害がありますので…」とおっしゃってたけど、僕が「じゃあ喫煙禁止にしろってことですか?」と返したら「いや、決してそういうわけではないんですけど…」とめちゃくちゃ歯切れが悪い。
何をしたいのかがさっぱりわからない。
一部のアホの意見によって世の中がどんどん息苦しくなってる。
それに従う方も従う方だけど。
そんな中でさっきの投稿。
テレビって何のためにあるんだっけ?
面白い番組を作っていろんな人にみてもらわないと意味がないのでわ?
僕らがこどもの頃、夢中になってテレビにかじりついてたぐらいにしないとテレビの本来の目的から外れるのでわ?
「ダメ」ぐらい日常会話でしょーよ。
もう何も言えんやん。
僕がこんなこと言ったところで何にもならないけど。
来るところまで来たなーという絶望感を覚えたのでなんか言いたくなった。
ご清聴ありがとうございました。
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