仕事とプライベートを分ける必要はあるのか:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『仕事とプライベート』。

 

仕事とプライベートの境目ってどこだろう?

 

僕には「公」と「私」の区別が皆無で「公私混同」という言葉がピッタリ。

 

公の中に私があることもあるし、私の中に公があることもある。

虎吉を始めてからはなおさらその傾向が顕著だ。

仕事なのか私用時間なのかよくわからない。

 

 

よく仕事とプライベートは別モノって考える人がいるけど、なぜそういう考えに至るのか僕にはまったく理解ができない。

 

今日休みなんで電話出ません、とか。

仕事中にプライベートの話はするな、とか。

 

どっちも大事なんじゃないかなぁ…と思うんだけど、そうでもないみたい。

 

たとえば休みの日に電話かかってきて、その内容が仕事の上でものすごく緊急性の高いものだったとしたら。

電話に出なかったのが原因で仕事に重大な損害が発生したとしたら。

どんな仕事かにもよるけど、結局その損害分の仕事量が増えてしまうのでは?

それって、大事にしてるはずのプライベートがダメになっちゃうことにも繋がるんじゃないだろうか。

 

プライベートな時間ってすごく大切なことだとも思うけど、そこまで白黒ハッキリさせてしまうと結局損してしまうことの方が多いんじゃないか。

 

どんな仕事をするかにもよるけど。

 

仕事中にプライベートの話をすることで仕事が円滑に進んだりすることもあると思う。

お互いの趣味の話をして共通するものがあったらすごく仲良くなって、それで連携が取りやすくなって生産性が増したりすることもある。

 

どんな仕事かにもよるけど。

 

工場のライン作業とかだったら仕事とプライベート完全に分かれてるかなーとか思ったりもしたけど、よく考えたら僕自身、昔工場で働いてた時にライン作業中でも携帯で歌詞書いたりメールのやりとりしてたわ。

 

ちょっとのスキマを狙って。

 

ライン作業中は仕事のことを考えなくても体が勝手に動くから脳みそは常にヒマ。

 

当時は脳内が9.9割音楽で支配されてたからいろんなことを考えてた。

バンドしたいなー、とか。

PA(音響)の仕事したいなー、とか。

いろんな曲を脳内再生してリズムの練習をしたり。

 

体と頭が完全に別個のことをしていた。

 

そうなるともうプライベートなんだか仕事なんだかわかんないよね。

まーいちおー仕事中ではあるのでスキマを狙ってでしかそういうことはできなかったんだけれども。

 

しかも日常で仕事のことを考えるなんてなかったから、この時がいちばん仕事とプライベートが分かれてたのかもしれない。

PAの仕事の時はテレビとか車の中で流れる音楽を聴いてこんな音作りもあるかー、とかいろいろ仕事のことを考えたりしていたし、仕事中でも仕事以外のことを考えたりしてたし、ごっちゃになってた。

 

僕はずっとそんな感じ。

 

虎吉でもずーっとそんな感じ。

 

料理するのは好きだし、こどもとワチャワチャするのも好きだし、大人の人と話するのも好きだし、音楽作るのも、絵を描くのも、こうして文章書くのも、全部趣味のような仕事のような感覚でやってる。

 

仕事といえば仕事だし、趣味といえば趣味だし。

 

全部が全部お金を生むことにつながるようになったからそうなってるんだろうけど。

 

完全にプライベートでどこかに飲みに行ったとしても、その飲み屋さんで出会ったお客さんと仲良くなって、「虎吉っていうお店やってますねん」っていう話になったら。

 

後日、もしその人が虎吉に来店してくれたら、飲みに行った行為は「営業」という仕事になる。

 

どこで何がどうつながるかわからない。

もし僕が仕事とプライベートを完全に分けて考えて、今はプライベートだから仕事のことは何も考えない!っていうスタンスだったら、そんなチャンスも逃してしまっていた。

 

これをどうとらえるかは人それぞれだけど、僕は常に仕事とプライベートが混在してるので、プライベートも仕事だし、仕事もプライベートだし、どっちがどっちかなんてわからない。

 

ただ、そんなふうに何がどこでどうつながるかわからないような人生の方がワクワクドキドキして毎日を過ごせるので飽きない。

 

ひとつ言えるのは、僕は「自由が好き」なんだということ。

 

何ものにも縛られたくないし、いつでも好きなことをしていたい。

 

そのためにはそれなりの覚悟と責任がともなう。

 

リスクもたくさんあるけれど、そのぶん返ってくるリターンも大きい。

 

どっちがいいかは人それぞれだけど、僕は死ぬまで自由でいたい。

 

ご清聴ありがとうございました。

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