こどもの性教育をなんとかしないと大変なことになる:こども食堂店主のひとりごと

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torakchi

こども食堂【虎吉】店主。整体師。音楽家。水墨画家。バツ3。元女性風俗セラピスト。元PA(音響)。

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子育て

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『こどもの性教育をなんとかしないと大変なことになる』。

こども食堂「虎吉」では連日こどもたちが遊びにきてくれるようになり、ごはんを食べたりくつろいだり、やりたい放題やってくれてるので、店主である僕もとても楽しく過ごすことができてる。

 

有難いお話。

 

でもひとつだけ気になることがある。

 

下ネタ全開で友達をイジり倒してはしゃいでる光景をみて僕は「まじかぁ…」と戦慄した。

 

特に小6〜中2男子。

 

下ネタは下ネタでも特に性のことについて。

 

そういうことに興味を持つお年頃。

 

興味を持つこと自体は何の問題もなく、人として当然のことで、むしろ素晴らしいこと。

 

問題はそれをネタに人をイジろうとすること。

大人である僕もよくイジられる。

「今日セックスしたん?ww」みたいな感じで。

その問いに対して僕が「やってたらどうするん?」と答えると、たじたじして返す言葉もなくなる。笑

 

これは「下ネタが悪いこと、もしくは恥ずかしいこと」っていう認識があるから。

 

僕自身は性のことはわりと知っていて恥ずかしくもないし、悪いこととも思ってない。

なのでイジられたところで何の問題もない。

 

むしろこどもたちを盛大にイジって返り討ちにして楽しんでいる。

 

ただ、性のことをあまりよく知らない年頃の子にとってはイジられることは死活問題だ。

おしっことかうんちとかにしてもそう。

この年代はそれを盛大にイジりたがる。

 

僕自身、小学校の時に学校でうんちをするのはすごく恥ずかしかった。

 

クラスメイトたちが盛大にイジり倒してきやがる。

 

「アイツうんこしてるー!!」

 

ときたもんだ。

 

それが当時はイヤでイヤでしかたなかった。

 

べつに何も悪いことをしてるわけじゃないのに。

人間なら誰でもやることなのに。

学校でするとなると、あたかもそれが恥ずかしいことのようにイジってくる。

 

イジってくるクラスメイトだって朝家でうんこしてきてるハズなのに。

昭和から平成初期にかけてだったから、時代的なものもあったのかなーとも思ったけど、令和になった今でも「それ」は健在だったから、どうやら時代は関係ないみたい。

 

性のことをあたかも「悪いことをしてる」かのように盛大にイジったりイジられたりしていると、場合によってはせっかく性のことに目覚め始めたのに、出鼻をくじかれた気分になってしまって、性のことに対して塞ぎ込んでしまう。

これは大問題。

 

その成れの果てが大変なことになる。

女性とうまくコミュニケーションがとれないまま大人になって、世間体とか親とかを気にしてムリヤリ結婚する。

コミュニケーションがうまくとれないから性交渉もうまくいかずにセックスレスになって、仲が悪くなって、浮気・不倫に走る。

 

それが原因で離婚したり。

 

体のコミュニケーションがなくなると男女の仲は悪くなりがちだ。

 

最悪の場合、性犯罪に走る。

痴漢とか強姦とか。

覗きとか盗撮なんかもそう。

性のことに対して塞ぎ込んだ結果、とんでもないことになっちゃう。

 

教師が女子児童にわいせつな行為をしたり、盗撮したりして懲戒免職になってる事件が頻発してる。

あれはもしかしたら、そうやって性のことをちゃんと知ろうとしても引っ込み思案な性格でちゃんと知れなくて、大人になって性に対する欲望が暴走してしまった成れの果ての姿だ。

 

原因は性教育をちゃんと学んでないこと。

 

だけどそれをちゃんと教えれる人がいない。

 

性のことをイジりたがる男子が興味を持つようなことをキチンと教えることができず、変に隠したがる。

 

好奇心が旺盛だから隠されると余計に知りたくなる。

 

大人と比べるとその勢いは凄まじくて、何がなんでも知りたくて仕方がない、という感じで攻めてくる。

 

性のことに対してすごく消極的な大人が多いのが現実。

 

恥ずかしいのもあるし、ちゃんとした知識を持ってる人がいない人が肌感で8割〜9割。

 

だから教えたくても教えれない。

 

知識なんかなくても経験があれば教えれるようなもんだけど、そもそも教える立場の大人が満足いく性行為ができていないパターンがたくさんある。

 

だから教えれない。

 

僕も含めたあらゆる人が「性教育」という名目で教えてもらったことは、体の構造の違いとか、赤ちゃんができる仕組みとか、そういった表面上のことのみ。

 

そんなもの教わったところで何の役にも立たない。

 

何の役にもってことはないだろうけど。笑

 

 

性教育で教えることはただひとつ。

 

「セックスは自分ひとりだけでは成り立たない」

 

相手があってこそ、相手の気持ちを考えてこそっていうことを教えないといけない。

 

AVの影響からか、男はみんなこぞって自分の欲望だけに突っ走ってそれを相手にも押しつけがち。

 

性のことをAVとかからしか学ぶことができず、間違った知識を持ってしまう。

 

AVはあくまでエンターテイメント。

男性が興奮するような構成になっていて、男性本位に作られてるものが多い。

 

そしてAVはあくまで個人で楽しむもの。

 

自分の性欲を処理するための補助的なものとして利用する分には何の問題もない。

 

でも男性の中にはAVの中の世界観を現実に持ってくる人も多くて、みんな盲目的にAVをお手本にしてセックスをする。

 

女性はこうすれば気持ちいいんだろ?的な。

 

それで喜ぶ女性はほんの一部にすぎないのに、それがスタンダードも思い込んでる人が多い。

 

それがノーマルセックスならまだしも。中には強姦モノとか痴漢モノとかアブノーマルなものもあったりして、それを現実世界でやろうとするバカもいる。

 

それは相手の気持ちなんかまったく考えず、自分だけの欲望に突っ走ってるだけにすぎない。

 

僕の個人的なデータによるけど、多くのカップルが男性の自己満で女性が満足できるようなセックスはできてない。

 

その原因は相手のことをまったく考えていないから。

 

相手が何をすれば喜ぶのか。

何をすれば気持ちいいと感じるのか。

 

それは相手のことをよくみたり、考えたり、相手と話し合わないと成立しないもの。

 

決して一概に言えるものではなく、相手によって変わる。

 

セックスだけじゃなく、どんなことでも言えるすごくシンプルで本質的なこと。

 

だけど、その本質を理解してる人はホントに少ない。

 

だからいろんな事件が起こる。

 

事件が起きてからでは取り返しがつかない。

 

これから成長していろんなことを学んでいくこどもたちに、こういうことをちゃんと教えないといけない、と僕は思う。

 

なので、これからもしっかりとこどもたちに伝えていこうと思う。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

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