こども食堂店主のひとりごと:モテたいって思うのは中学生までにしとけ

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

今回のテーマは『モテたいと思うのは中学生までにしとけ』。

 

男性の皆さまなら一度は思ったことがあるであろう「モテたい!」という願望。

 

ワタクシも思ったことが小学生ぐらいの時にあったわさ。

女子にキャーキャー言われてる人がすごく羨ましい。。。。

いいなぁ、、、と。

 

このモテたいっていう願望はハッキリ言ってしんどかった。

要するに自分に自信がなかったんだ、その時は。

 

幸いなことにしんどい時期はわりとすぐに過ぎ去ってくれて、その時のことを振り返ると思春期特有だったのかもなーと思ったりした。

でもそこからまた時間が経ってまわりを見渡すと、歳を重ねてからでもそういうことを言ってる人はたくさんいた。

 

小学生の時の僕みたいにサル同然の思春期ならそう思うのも当たり前だし、みんなそうやってオトナになっていくものだ。

 

でもそれ以降、モテたいという願望にまみれてるのは非常にマズイ。

 

この「モテたい」という願望の深層心理には「ヤリたい」しかないからだ。

 

取っかえ引っ変え女子とセックスしたい

 

という想いがそこには込められている。

 

それ以外に何がある?

140文字以内で説明してみせて。

 

これは男として、オスとしての『子孫を繁栄させるためにできるだけ自分の遺伝子は多く残したい』という本能がちょうど思春期頃に発動するので、致し方ないこと…というかむしろ動物として成熟した証。

 

でもそれはあくまで動物としての本能。人間も哺乳類で動物ではあるけど、現代の人間は動物は動物でも獣ではないまた別のナニカに進化してるものと思われる。

人間は脳が発達して言葉を操るようになって、心がすごく豊かになった。

かつ、文明も発展してる現代。もはや他の動物たちとは一線を画してるのは間違いない。

 

だから動物としての本能がすごく薄れてきてる個体がたくさんいる。

そうじゃない、本能むき出しの個体もたくさんいるけど。

どっちが正しいとかではなく、どっちも正しい。

 

正しい正しくないとかの世界じゃない。

それぞれの個体で特徴があるのは当たり前。

 

セックス=交尾

 

僕らはセックスとかエッチとか呼び方を変えて呼んでるけど、つまるところセックスは人間の交尾である。そんな言い方をする人はまずいないけど。

交尾をできるだけたくさんして、自らの種をまき散らしたいっていう動物のような「本能」がすごくあふれてる人と、そうでない人に分かれる。

その本能はしばしば「性欲」という言葉に変換される。

そして性欲っていう言葉はとどことなく下卑た印象になってしまうのがニッポンという国である。

 

モテたい願望のある人は性欲にまみれているのだ・・・・・みたいに、いかにもそれが悪いことであるかのような言い方をする。
#こういう風潮はホントに良くない
#同じように食欲にも睡眠欲にもまみれとるやないかい

同じ三大欲求の食欲睡眠欲は生まれた瞬間から持ち合わせているのに対して、性欲はちょうど思春期あたりに発動する。

異性に興味を持ち始めるのがそんな時期。友達同士でそんな話をしたりし始める頃だ。

中にはその時すでに童貞を捨てたというツワモノもいるけど、そのような者は神のように崇められる。

 

だがしかし。

 

ここで絶対に忘れちゃいけないことがある。

それは交尾は自分ひとりでは絶対にできないということだ。

相手がいてこそのものなのに、多くの男はそこんところを理解していない。

 

そしてそういうやつに限って100%モテない。

「モテたい」って口に出して言うやつほどモテないのだ。

そりゃそうだ。

 

モテたいって言葉は「ヤリたい」をオブラートで包んだものだからだ。

そういうのは女性も理解してるし、間違いなく伝わるものなので、たいがい嫌われる。

だからモテることはない。

本人はそこんところの自覚なんか持ち合わせていない。

でもモテたことがないからその景色がみてみたくてモテたい願望が生まれる。

 

気持ちはわかるけど。

そういうことを口に出すのは中学生までにしとけ。

なんなら思春期真っ盛りの中学生といえどもやめていただきたい。

 

「モテる」には種類がある

 

 

「モテる」には表面的なものと裏面的なもののふたつの種類がある。

 

アイドルのようにキャーキャー黄色い声を浴びるタイプの「モテ」は表面的なもの。

これは外見が整ってたり、もしくはスポーツができるとキャーキャー言われる。
#小学生は足が速かったらモテる

学校の校舎の窓から女子が「キャー!◯◯センパーイ!」などと叫んでるような光景を目にしたことがあるかもしれない。

 

まさにアレ。

 

あれは誰がみてもモテてるなぁーという印象を抱く。

それを多くの男どもはよだれを垂らして羨ましがっていた。

 

一般的には表面でモテるのをモテるという。そしてそれは若年層になればなるほど顕著だ。

 

でもそれはしょせん見た目とかスポーツができるとか仕事ができるとか収入があるとか表面上のナニカでモテてるので、どちらかというと「雲の上の存在」扱いされてしまう。

なので誰も近づいてこない。てゆーか近寄りがたい。

 

あいつモテるのにクリスマスぼっちやん。

 

みたいな現象が起こる。

まぁ、シンプルにそういうのウザったいとか興味が無いっていうパターンもあるけど。

 

そして何よりセックスには結びつかないことが多い。

 

誰も近づいてこないからだ。

 

ジャニーズ級のレベルになればまた話は違ってくるんだろうけど。

 

表面的にモテるやつは女性との距離が近いようで案外遠い。

 

 

 

裏面でモテるタイプは、文字通り裏、つまり表からは見えない部分でモテるので誰もそれを知らない。

 

この場合、見た目とか表面的なものはまったく関係ない。ブサイクって言われてるようなやつでも、貧乏でもスポーツできなくても。

キャーキャー言われることなんかほぼない。

でもモテる。

なぜか?

内面が男前だからだ。

内面が男前ってすごくわかりにくい。

でもひとつ共通してるのは「優しい」ってこと。

 

優しいってひとことで言うのはすごくカンタンだけど、ホントに難しい。

人それぞれ「優しい」ととらえる基準って違うから、こっちが優しくしてるつもりでも受け取り方によってはただの恩着せがましい行為ととらえられてしまう。

 

でも裏面でモテるようなやつはそういうのを瞬時に見極めて的確な手を打ってくる。

頭の回転が速く洞察力にも優れていて、その人が何に対して優しいと感じるかをよく観察しているのだ。

だからちょっとした仕草や言動でその人の情報を素早く察知できる。

スキンシップも上手で、偶然を装ったり自然に体に触れてくる。

それもいやらしくない程度の絶妙な距離感で。

ユーモアにも長けていて、相手を楽しい気持ちにさせるのも非常にお上手。

そりゃモテる。

そしてこのモテ方はセックスに非常に結びつきやすい。

程よくスキンシップをとっているのもそこに直結する要因になる。

 

だから人知れず手当り次第食い漁っているヤツがこの世の中にはたくさんいる。

 

 

歳を重ねれば重ねるほどこっちのモテるの方がより魅力を感じるようになる。

そこにはもれなくセックスがついてくるからだ。

 

そしてこの裏面モテは誰でも再現可能。

見た目もスペックも関係ない。

大事なのは優しさと人柄とちょっとしたユーモア。

これは誰でもちょっと努力すればできる。

 

でもほとんどの人ができないのは、この理屈を理解していないからだ。

 

とはいえ。

 

どのみち。

仮にモテてたくさんの女性とまぐわうことができたとしても、下半身だけで繋がってたら虚しさが残るだけだ。

 

人間にとってセックスは子孫を残すための交尾であり、同時に心のコミュニケーションの手段でもある。

 

でも「モテたい」願望には心は伴ってない。

 

あるのは「自分のムラムラを満たしたい」という、相手のことなど一切考えていない自己中心的な欲望だけ。

誰がそんなやつに抱かれたいと思う?

セックスは下半身でするもんじゃない。上半身でするもんなんだよ。

 

ご清聴ありがとうございました。

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