【セックスレスの原因と解消法】SEXは下半身でするな、上半身でやれ:こども食堂店主のひとりごと

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torakchi

こども食堂【虎吉】店主。整体師。音楽家。水墨画家。バツ3。元女性風俗セラピスト。元PA(音響)。

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店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『セックスレスの原因と解消法』。#副題「セックスは下半身でするな、上半身でやれ」

 

セックスレスで悩む人は非常に多い。

 

とあるマッチングサービスの調査では50〜60%に達するという結果が出たほど。

世の中の夫婦の半分はセックスレスということになる。

 

僕は元女性風俗セラピスト。お客さんの悩みでいちばん多いのがセックスレスだった。

 

長い人はもう何年もセックスがない、って人も。

 

お客さんのいろんな話を聞いていると、原因には傾向があった。

 

セックスレスの原因

 

セックスレスの原因①異性としての魅力を感じない

 

女性風俗のお客さんで多かったのは僕の場合は30代半ば〜40代の既婚者。

 

そういうお仕事なので、お客さんからの情報はすごくリアルで、なおかつ細かいことまで教えてくれる。

 

その中で「異性としてみられなくなった」という嘆きの声がめちゃくちゃ多かった。

 

僕からみると全然そんなことないのになぁ、という印象の人でも、そんなふうにみられてしまう。

 

さらに詳しく話を聞くと、「女性」としてっていうよりも、どちらかというと「母」とか「家政婦」のような扱いを受けているんだとか。

勇気を出して誘っても断られてしまうのだそう。

 

一緒に生活をしてると、どうしても料理やら洗濯やら、「母」や「家政婦」みたいな役割が多くなる。

 

こどもがいれば実際「母親」でもある。

 

酷いのは、「出産に立ち会ってその姿をみて一気に冷めた」とかいうやつ。

アホちゃう?

 

この場合は殿方に責任があると言わざるを得ない。

 

そもそもそんなことは結婚する前からとっくに分かってたこと。

家事や育児をすることも、出産する可能性があるということも。

「家事をするのは女性」というアホな偏見を持つ殿方はいまだに多くて、セックスレスの悩みを持つ女性の旦那は高確率で家事や育児をほとんどしない。

 

家事や育児を旦那がしないってことは、必然的に奥さまにすべての負担がかかる。

 

そうなると家事や育児をする時間が長くなるから、より一層「母」や「家政婦」としての印象は強くなるばかり。

 

つまり。

殿方が自らそういう環境を作ってる。

そうなることがわかっているにもかかわらず、自らは家事や育児をしない。

にもかかわらず、「異性としてみれない」などとほざき、奥さまから誘ってもまったく応えない。

 

そんな酷い殿方が一定数いらっしゃる。

じゃあ女性としてみれるように自分も家事や育児に積極的に参加して負担を減らせばいい。

そのままだと奥さまはどんどん自信をなくしていき、さらに老け込んでいく。

 

奥さまと一戦交えたいという気持ちがまだ残っているなら。

 

自分のそういった考えを改めるしかない。

 

奥さまは「母」や「家政婦」などではなく、自らの伴侶である、と。

 

その上でふたりきりの時間を改めて作ること。

 

自宅だと「母親」感が払拭できず、そこに甘えてしまうので、食事に出かけたりドライブしたり、いつもと違う空間、雰囲気を作る。

 

時間がない場合はこっそりホテルに行くのもいい。

 

付き合う前の新鮮な気持ちを思い出せるように。

 

ちなみに。

 

女性風俗のお客さんはセックスレスで悩んではいたものの、「旦那とはしたくない」「旦那には触れられるのも気持ち悪い」というところまで追いつめられていた。

 

急にそうなったわけじゃなく、「何度も寄り添おうとしたけどダメだった」という意見が多く、男側が何度も拒絶しているパターンが多かった。

 

そりゃそうなるよね。

 

だから女性風俗のような仕事が存在して、そこに助けを求める人が一定数いる。僕もそういう悩みをたくさん聞いた。

 

なのでもし奥さまと修復したいと思っている場合は、かなりハードルが高いということを念頭に置いてもろて。

 

セックスレスの原因②自分の欲望を押し付けている

 

同じぐらい女性風俗のお客さんの悩みで多かったのが、「全然気持ちよくない」というもの。

 

殿方が自分の性欲を処理することしか考えておらず、言葉を選ばずに言うと、「穴があればそれでいい」。

 

奥さまはダッチワイフじゃない。#古い

人間の女性だ。

ちゃんと心を持っている。

 

それを考えず、自分の欲望だけを押し付けてしまっている。

 

例を挙げると、「帰宅した途端、キスもハグも前戯も何もなく、いきなり挿入されて激痛しか感じなかった」とか、「自分は何もせず、自分のサオを口で咥えさせてそのまま口の中に出す」というのがあった。

 

他にもこれと同じような話をたくさん聞いた。

 

世の中にはそういった考えの殿方がおよそ8〜9割。

 

だから「セックスとはそういうものなんだ」と勘違いしてしまうにはじゅうぶんすぎる環境ではある。

なんせ、男同士だと「女性を性処理の道具としてしかみていない」ような会話がよく繰り広げられていて、クソみたいな話をよく聞かされた。

 

だけど、さっきも言ったように、相手もひとりの人間で感情を持っている。

決して性欲処理の道具じゃない。

 

そうなってしまったのはAVとかエロ本のようなものの影響だと思うんだけど、あれはエンターテイメントで、セックスの教科書じゃない。

 

あくまでマスターベーションを楽しむための補助的なもの。

あんなことをして喜ぶ女性はほぼいない。#ジャンルにもよる

 

どうすれば気持ちいいのかとか、こうしたら痛くないかな、とか、ちゃんと相手のことを考えてしないと、必ず歪みが生じる。

 

ちなみに。

 

そういう悩みを持つ女性風俗を利用する女性の方々は、「旦那とはしたくない」とか「旦那には触れられたくない」と思っておられる人が多かった。#2回目

 

なので、もう関係の修復はほぼ不可能である。

 

なぜなら、心に深く傷を負っているから。

 

「道具としてしかみられてない」という心の傷はなかなか治せないし、肉体的にも痛い思いをしてしまってる可能性もある。

 

女性風俗のお客さんでも、触れられることに「ビクッ」となって、異常に警戒してる人もいた。

 

男性恐怖症みたいなことになっているのだ。

 

それでも「そんな自分をなんとかしたい!」という強い思いで女性風俗の門を叩いてくれた。

終わった後はすごくスッキリした顔で、「こんなにも気持ちいいものなんだ」と自信に満ち溢れていた。

 

そんな状態でもまだ奥さまと修復したい場合は、年単位、何十年単位の時間がかかることを念頭に置いて、しっかりケアをしないといけない。

 

じゃないと熟年になってポイッと捨てられるのがオチだ。

 

セックスレスの原因③コミュニケーション不足

 

セックスレスの根本的な原因はコミュニケーション不足。

 

先ほどの「異性としての魅力を感じない」のも、「自分の欲望を押し付ける」のも、ふたりの間で頻繁にコミニュケーションがあれば起きなかったこと。

 

コミュニケーションにもいろいろある。

 

まずひとつは会話。

これはわかりやすく、声を出してしゃべったり、LINEやメールで文字のやりとりをしたりすること。

 

普段の生活の中で必要なことしかコミニュケーションをとらないとかだと、お互いが何を考えてるかがわからなくなる。

お互いに人間で、常に一緒にいるわけじゃない。

仮に常に一緒にいたとしても、考えることが同じとは限らない。

人間は、望めば死ぬまで成長することができる生き物。

日々いろんなことがあって、考え方も価値観もどんどん進化していく。#退化する人もいる

定期的に深いことを話し合う時間がないと、お互いにわからないことだらけになって不満が募っていくばかり。

 

殿方は寡黙な方が多く、家では何もしゃべらない人が多いので、奥さまは不安でいっぱいかもしれない。

 

特に「性」のことに関しては、恥ずかしがって男女問わずほとんどしゃべらない人が多い。

 

セックスは女性が受け入れる側の立場にある。

これは、「男は射精をして女性はその発射された精子を体で受け止める」という構造になっているので、どうしようもない。

 

肉食女子とかだと、男が受け入れるっていう逆パターンもあるけど、あくまでそれは表面上の問題でしかない。

 

男は常に「セックスは女性が受け入れてくれるもの」ということを脳に刻み込んでおかないといけない。

 

だからこそ、コミュニケーションは必須。

 

何をしたら気持ちいいのか?

どこが感じる部分なのか?

逆にされたら嫌なことは何なのか?

 

などなど、細かいところを話し合う。

 

「わざわざそんなこと話し合わなくても気持ちよさそうにしてるよ?」

 

と思う人は大バカ野郎。

女性は演技ができるのだ。

 

「全然気持ちよくないけど好きだから、旦那に嫌な思いはさせたくないから気持ちいいフリをしとこう」っていう女性は一定数いる。

 

それならまだマシな方で、中には「とっとと終わらせたいから過剰に気持ちよさそうに演技して早く射精させてやろう」なんて人もいる。

「濡れてるから気持ちいいんじゃないの?」って思うかもしれない。

それは気持ちいいから濡れてるのではなく、身体が自動的に起こす防御反応だ。

 

「セックスが気持ちよくない」はけっこう致命的で、最初の数年は我慢できてもそれがずーっと続けばいずれイヤになる。そうして頻度は減っていき、やがてレスになる。

 

だからこそコミュニケーションは必須。

 

ホントに気持ちいいのか?

今日は気持ちよかったか?

イヤだと感じたところはなかったか?

 

などなど、セックスが終われば反省会をするのもいい。#欧米では頻繁に行われるのだとか

 

コミュニケーションはそれだけじゃなく、キスをする、ハグをする、手を繋ぐ、などなど、体が触れ合う「スキンシップ」もコミュニケーションのひとつ。

 

言葉はなくてもハグをするだけで気持ちが落ち着く、というのは大人だけじゃなく、こどもでもある。

体が触れ合うコミュニケーションもひとつの形。

 

なんならセックス自体が最大のコミュニケーションだ。

 

お互い裸で抱き合って、突起物を体内に侵入させて、興奮してる顔を見せ合ったり、超プライベートな部分をさらけ出すのだから。

これ以上の深いコミュニケーションはない。

 

「セックスは下半身じゃなく上半身でするもの」

 

という言葉がある。#友人が名言と言ってくれた

 

セックスは子孫繁栄のための手段であると同時に、心と心を通わせるためのコミュニケーションツールでもある。

 

男性と女性ではセックスに対する価値観も考え方も全然別モノ、と思っておいた方がいい。

 

そこを念頭に置いてしっかり話し合うことが大切。

 

セックスレスは一生付きまとうものでもある。

 

ちゃんと考えて話し合ってよりよいセックスライフを。

そしてこどもたちにもちゃんと教えれるようになればいいなと思うばかりなりけり。

 

 

ご清聴ありがとうございました。

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