こども食堂店主のひとりごと:結婚・出産で変わる人

店主のひとりごと

おはようございます。

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

今回のテーマは『結婚・出産で人間が変わる人』です。

変わってしまったのか、元々がそんな人間で今までネコをかぶってただけなのか。

 

それは神のみぞ知るところですが、変わってしまっただけだったら、まだ元に戻る可能性はあります。

 

が。

 

元々がそんな人間だった場合は、残念ながら元に戻る可能性はほぼゼロです。

 

そんなものか…と現実を受け入れて仮面夫婦として、ロボットと化してうまいことつきあっていくか、それとも離れる覚悟を決めるか。

どっちみち、元に戻ることはありません。

 

むしろ変わってしまったと思っていたのが実は元に戻っただけだったっていう、とても悲しいお話。

本人からすればそれが自然体なのです。

 

とにもかくにも。

 

結婚する前はすごく優しかったのに、結婚した途端「お前誰やねん!?」レベルで優しくなくなったり、出産したら異性としてみれなくなった、みたいな人がすごくあふれてるアラフォー世代です。

 

そんな話をけっこう聞くので、自分なりに原因と解決方法を考えてみた次第です。

けっこうどころか、めちゃくちゃ聞く。

 

原因はひとつで、お互いを思いやる気持ちがなくなったっていうのが大きいです。

いきなりパッとなくなるんじゃなくて、少しずつなくなっていっています。

 

例えば旦那側に多いのが家事・育児を一切しないとか。

 

持って帰ってきたお弁当箱をカバンから出さないとか、服を脱ぎっぱなしにするとか。

酷いのだとくつ下履かせてもらうとかもありました。

もっと酷いのだと、奥さんがインフルエンザで苦しんでるのに「おれのメシは?」って言い放つ人もいるんだとか。

 

そんなんよーやらん。笑

 

旦那が人としてまったく成長せず、こどものまんまっていうパターンがけっこうあるみたい。

 

こどもの面倒をまったくみないってのもけっこうありますね。

ワンオペ育児ってやつ。

 

こどもが好きじゃないのかしら?

 

オムツ交換したりミルク飲ませたりする男性の方がそんなにいらっしゃらないんだという事実を知った時、けっこうビックリしました。

 

なんであんなに可愛いのにそんなこともできないんだろう?

ずっと見てても飽きないのに。

 

どうかしてるぜ。

 

出産する姿をみて異性としてみれなくなった、なんてのもよく聞く話です。

 

これはもうそもそも最初からわかってることなのに、なぜそうなってしまうのかがまったく理解できない。

 

結婚するってなった時点でそうなることぐらい容易に想像できたはずでは?

 

にもかかわらず、出産する姿をみて異性としてみられなくなるってのは想像すらしてなかったのかしら?

全然理解できない。

 

出産を機に奥さんがひとりの女性から「母親」になったことで、いろいろな変化があることに対応できないような男もいる。

 

男は種を撒き散らかすだけなので、こどもができたという実感がないから仕方ないかもしれないけど、そこは想像力を働かせて相手を思いやる気持ちを持てばなんとでもなるものなんじゃないかな。

 

あと、結婚して籍を入れた途端に人が変わる人もいらっしゃる。

よくあるのがモラハラ夫になるパターン。

結婚前はすごく優しかったのに、籍を入れたら急に態度が変わって偉そうになったりとか。

 

これはそもそも、元々そういう人間だった人が「籍を入れてしまえばもうおれのものだ」みたいな感覚になってしまった状態ですね。

いわゆる「メッキがはがれた」状態。

 

結婚する前に本性をみせたら結婚してくれなくなる、とでも思ったのかしら。

 

いずれにせよ、そういう変化は相手が変わったというよりは、奥さんがいろいろ変化していってるのに旦那が何も変わろうとしてない、もしくはネコをかぶってたっていうケースがほとんどなんだなーということがわかりました。

 

でもこればっかりは実際に結婚してみないとわからないことです。

 

同棲してる時は普通だったのに、籍を入れた途端に急に人が変わった、なんて話もあります。

 

ひとつだけ確実に言えるのは、相手を思いやる気持ちがなかったら夫婦関係を良好なまま長く続けることは難しいんだな、っていうこと。

 

どのパターンでもそれは共通しています。

 

ちゃんと向き合って話をしてお互いを思いやる気持ちが復活すればまた良好な関係を築けるのになぁ。

 

最初はちょっとした違和感から始まって、それが長い年月をかけて蓄積してふたりの関係をスーパーこじらせてしまっております。

 

もうそれはもつれにもつれた2本の糸のように。

 

戻そうと思ったらかなり丁寧に、しかも優しく少しずつほどいていかないとなかなか元には戻りません。

 

こじれてしまってるのは糸ではなく人間です。

感情があるぶん余計にややこしい。

 

愛情なんかほぼないから根気よくほどく気にもならないし、こどもの世話とか家事とか仕事とかでそんな時間的な余裕もない。

 

もはや悪い意味での空気のような存在に。

 

それならまだマシで、最悪の場合同じ空間にいることすら苦痛になって、家にいたくない、とかそういう気持ちになったりしてしまいます。

 

サッサと離婚して新たな人生を歩めばいいんだと思うんですが、こどものこととこ家のこととかがあったり、世間体を気にしたりでなかなか実行に移すことができずにそのままズルズル続けていかざるを得ない人もたくさんいらっしゃいます。

 

でもそれを乗り越えて新たな一歩を踏み出した人たちもたくさん知っていますが、その人たちはすごく輝いてらっしゃいます。

 

そしてその苦しかった時期をいい思い出として前向きに受け止めて笑って話してくれます。

 

一度きりの人生。

 

あと何日生きれるかなんて誰にもわからない。

その残りの人生、少しでも笑顔になれる方がいいじゃないですか?

 

ご清聴ありがとうございました。

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