おはようございます。
こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。
本日のテーマは『ワンオペ育児ママに対する夫の考え方』。
世の中がいくら男女平等を推し進めてても一向になくなる気配がない「ワンオペ育児」問題。
ふたりで協力してやればいいのに…と思いつつ、僕自身も仕事が休みの日以外はこどもが起きたらすぐ家を出て、夜はこどもが寝てから帰ってきてほとんどコミュニケーションをとることがなかったからほぼワンオペ育児。
だけどこどもとの関係は良好で、夫婦間も特に問題があったわけじゃない。#問題はそこじゃない
ワンオペ育児問題の根本的な問題は何なんだろう?って考えた結果、夫婦間のコミュニケーションのとり方に問題があるんだろうなー。
…と思ったので備忘録。
そもそもワンオペ育児って?
ワンオペはワンマン・オペレーションの略。
牛丼屋の「すき家」が深夜の時間帯は従業員がひとりだけの労働体制だったことが社会問題になったことで「ワンオペ」という言葉が世の中に浸透した。
それが育児を夫婦のうちどちらかひとりのみがしてる状態にも派生して「ワンオペ育児」と呼ばれるようになった。
でもワンオペ育児っていう形態自体はずっと昔からあって、むしろ昔の日本はほぼ全員がワンオペ育児。
中には離婚したりとかでワンオペ育児を余儀なくされる人もたくさんいらっしゃったし、現在もたくさんいらっしゃる。
でもそれを声高に主張する人はいなかったんじゃないかと思う。
でも男女平等で女性の社会進出が推し進められたり、夫の収入減で共働き家庭が増えた。
核家族化が広がって育児を誰にも相談することができず、育児ノイローゼになる人も増えた。
そしてその対象は主に女性。
いろんな要素が絡まってそれに不満を覚える人が続出。
さらにSNSで個人が発信できるのが当たり前になったことで、いろんな人のいろんな情報がダダ漏れになった。
誰もが声を上げやすくなった時代だからこそ、これほどにまでワンオペ育児はどうなんだ?みたいな風潮ができあがった。
でもワンオペ育児自体は人類がまだ猿だった時代からずっとあったもので、問題はそこじゃない。
「家事・育児をやらされてる」っていう感覚に陥ってしまうことと、その感覚に陥らせてしまってることがそもそもの問題。
要は夫婦間でコミュニケーションをちゃんと取れてるかどうか、だ。
男がアホになった
育児も家事も本来は夫婦ふたりで協力してするもの。
基本的には。
長い人類の歴史のどっかでねじ曲がった。
人類の歴史は約30万年。
もっと辿れば約500万年。
そんなことはどうでもいい。笑
人間の祖先がまだ洞窟に住んでた時代。
男が狩りに出て女性が家を守ってた。
女性よりも男の方が生物学的に力が強いから、家にいるよりも外に出て狩りをしたり果物とかを採ったりする方が生きていく上ではかなり効率的。
そういうのがずっと続いて仕事をするのは男で女性は家に居て家事をしたり育児をしたりっていうスタイルが出来上がった。
それはただの役割分担。
……のはずだった。
でもいつの間にか狩りをしたり果物を採ったりという、外に出て仕事をすることが偉くて、女性は家に居るだけで何もしてない、みたいな風潮ができあがってしまった。
事実、そんなアホな考えを持ってる男は多い。
そして男はいつの間にか見栄っ張りな生き物になってしまった。
見栄っ張りの原因は他人に対して弱い部分をみられたくないというメンタルの弱さ。
たぶん戦国時代あたりから「男たるもの強くあらねばならない」的な考えが浸透して、必要以上に自分を大きくみせようとする人が多くなった。
そんなハリボテの強さなんて何の意味もないけど、日本は右へ倣えの国なのでそれが文化として根付いた。
その文化が現代でも色濃く残って、「稼いでるから家事・育児は何もしなくていい」って考えるアホがたくさんできてしまった。
コミュニケーションをとれない夫婦が多い
男が女性を蔑むようになったのは何も戦国時代に始まったわけじゃなく、世界的にそういう風潮があった。
いつから始まったのか詳しいことは調べても出てこなかったからわからないけど、わりと文明が出来上がってからな感じがする。
軽く見積もっても1000年以上の歴史はありそうなので、根っこは深そうだ。
そりゃー男からしたら今までずーっと蔑んでた女性と仲良くするなんてことはプライドが邪魔してなかなか難しそう。
日本でも例に漏れず女性差別はずっとあったから、夫婦間でコミュニケーションをとれる人たちはなかなか稀な存在だった。
今でもそうだ。
高齢の方々に多いけど、若年でもまだまだたくさんいる。
そして男はアホなので育児・家事の大変さが理解できない。
夫婦間のコミュニケーションもとるのがヘタだからそれを理解する術もない。
簡単じゃん
って思ってるアホがたぶんたくさんいる。
簡単なわけがない。
てゆーか問題はそこじゃない。
相手を思いやる気持ち
ワンオペだろうがワンオペじゃなかろうが、お互いを思いやる気持ちがなかったらワンオペしてるのと変わらない。
思いやる気持ちがあれば労う言葉も自然と出てくる。
何もしてなくても、その言葉があるだけで救われることもたくさんある。
思いやる気持ちがあれば何か少しでもやろうとする。
実際には何もできなかったとしても、その気持ちだけで救われることもある。
でもほとんどの男はその気持ちが持てない。
つきあう前とか結婚するまでは思いやりの気持ちを持ってたのに、つきあったり結婚したりすると途端にその気持ちがどっか彼方へ飛んでいくって話はホントによく聞く。
釣った魚に餌はやらない
って言葉どおり、つきあったり結婚したりすると「自分の所有物」みたいな感覚になって、家政婦のような扱いをしてしまうんだろな。
夫婦であろうと親子であろうとしょせんは他人。
気持ちと気持ちが通じ合った状態であればワンオペになろうと乗り越えれる。
そのためにはコミュニケーションが必須。
心もカラダも。
ご清聴ありがとうございました。
コメント