中学生ラッパー『ZIPPO』誕生の軌跡Part4:こども食堂のこども応援プロジェクト第一弾

こども応援プロジェクト

おはようございます。

 

ラッパーになりたい中学生「ZIPPO」を大人が全力で応援する企画。

前回の続きです。

前回⇒中学生ラッパー『ZIPPO』誕生の軌跡Part3

ZIPPOが本気で取り組むようになりました。

 

まぁとはいえ。

 

本気で音楽をやるということがどういうことかもまだまだ全然知りません。

 

とんでもなく厳しい世界だということを。

 

でも僕だってそうでした。

 

やり始めた頃はそんなことどうだっていい。

 

自分たちが楽しく出来ればそれでいい。

 

厳しいとかそんなもん知ったこっちゃねー。

 

本気でがむしゃらにやってたらトントントンっと話が進むこともあるもんです。

 

進んだ先は…。。。笑

まぁそれはおいおい。

 

とりあえず。

 

ZIPPOがすべきことは音楽を作ること、いや、音楽をやることの楽しさを知ること。

 

僕がすべきことは彼を音楽にのめり込ませること。

 

今までいろんな音楽をやる人をみてきました。

それこそ20代半ばの人もいれば高校生もいます。

 

でもほとんどの人が音楽以外の何かにとらわれてしまって本気で音楽に取り組めていませんでした。

 

音楽業界にはいろんな大人がいるので、音楽以外のことをやいのやいの言う人もいます。

 

そういう人たちの言うことに飲み込まれて精神的に追い込まれてしまって自分たちを見失うのです。

 

その原因はまだ本気で音楽に取り組めていないうちからやいのやいの言うから。

 

そういうのをたくさんみてきたのでZIPPOにはまず本気にさせることが先決だと判断しました。

 

まして彼はまだまだ精神的に未成熟な中学生。

 

やいのやいの言ってしまうと音楽の楽しさを知る前にすぐに潰れてしまいます。

 

というわけで。

 

僕とZIPPOの二人三脚が始まりました。

 

やる気はあるので、後はそのやる気をどう導いていくか。

 

すべては僕の腕にかかっています。

 

やると決めたからには僕も本気を出します。

 

ヒップホップについていろいろ勉強していくうちに、日本のヒップホップはなんかイマイチな人たちが多くて、それっぽい曲を作ってもイマイチピンと来ません。

何よりも気持ちが全然乗らない。

 

こんなんでホントにZIPPOをラッパーとして導いていくことができるのかしら。。。

 

初めてに近いのでそんなもんなんかなー、とも思いつつ。

 

いろいろ作ってみましたが、やっぱり全然気持ちが乗らない。笑

 

さて、これはどうしたものか。

 

そうこうしている間にも、ZIPPOはどんどんリリックを書いていました。

 

書いたリリックをみていると、他の日本人ラッパーよりも深みのある何かを感じさせるもので、相当いろんなヒップホップを聴いてるんだな、というのが伝わってきました。

 

何よりも彼はすごく楽しそう。

 

これまで自分の中にためてた想いを一気に爆発させてる感じがして、それまでよりも笑顔が増えた気がします。

 

いろんな試行錯誤をしてる中。

 

ある日彼が持ってきた曲を聴いたのをキッカケにZIPPOの進むべき道がみえました。

 

それがこれ。

 

 

これはZIPPOが尊敬してやまない「舐達磨(なめだるま)」というヒップホップグループが他の曲でサンプリングしてて、それをきっかけによく聴くようになったんだと。

 

僕自身もこのアーティストを聴いてすごく良いなと思いました。

そして同時にこんな雰囲気のヒップホップもあるんだと。

他の曲もめちゃくちゃいいのでぜひ聴いてみてくださいまし。

 

そしてZIPPOはこう言います。

 

「こんな曲作って」

 

と。

 

こういう感じの雰囲気はZIPPOはあんまり好きじゃないんだろうなっていう固定概念があったので目からウロコでした。

 

いやー…固定概念ってこわい。

 

そんなこんなで、「別に僕が作る音楽はヒップホップっぽい感じじゃなくてもそこにラップが乗っかりさえすればZIPPOの音楽になるんだ」と心の扉が解放されました。

 

そしてできたのがこれ。

これを作ったらZIPPOはすごく気に入ってくれたので「あー、この感じならなんぼでもイけるな」と思いました。

 

あとはZIPPOがどんなリリックを乗せてくれるのか。

 

とりあえずZIPPOと僕の音楽的な感性のすり合わせができたので大きな一歩を踏み出せました。

 

そしてZIPPOとふたりで作った記念すべき1曲目ができました。

この1曲目はいろいろ変貌を経ているのでそのうちどっかで発表予定。

 

さてさて。

 

ここからどうするのか。

 

この時点でたぶん2〜3月ぐらい。

 

もうすぐ中学2年生。

 

とある衝撃の事実が判明しました。

 

次回へ続く。

 

ご清聴ありがとうございました。

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