肩こりの原因と対策

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おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主の高木です。

 

みんな大好き肩こりに関するお得情報です。

 

なぜ肩こりになるのか?どうやったら治るのか?そもそも治せるのか?

 

結論、肩こりは治りません。

#治らへんのかい

 

残念ながら一生つきまとってきます。

ただ、症状や痛みを限りなく抑えることはできるし、つきあい方によっては一生肩こりとは無縁の生活を送ることもできます。

 

「治る・治らない」っていう次元のものじゃありません。

 

っていうのも。

 

肩こりはケガでも病気でもなんでもなくて、ただの「疲労」の蓄積です。

 

疲労かーいってなると思うんです。

 

そう。たかが疲労。

 

されど疲労です。

 

同じように、疲労の蓄積で起こるものに「足がつる」だとか「肉離れ」だとか。「疲労骨折」なんかは典型的な疲労の蓄積ですね。名前がもう疲労って言っちゃってる。

他にも「ギックリ腰」も疲労の蓄積で起こるものです。

 

疲労ってバカにできないシロモノなんです。

 

このように、疲労が蓄積するといろんなケガとかに繋がってしまうこともあるのです。

 

肩こりで言うと、「寝違え」とか「四十肩」、「頭痛」とか。肩こりが原因でそういった症状が表れることもあります。

 

酷くなると「脱臼」にまで発展してしまう恐ろしいもの。

 

そういうケガの前段階として「肩こり」があります。

 

言わば肩こりは放っておくともっと酷いことになるよーっていう体からの「サイン」です。早くなんとかしてくれーって叫んでるわけですよ。

 

睡眠や食事無しでは僕ら人間は生きていけません。食事をしたらすべてが吸収されるわけではなく、必要なものだけ吸収して残りカスはウンチとして排泄されます。ウンチは体にとって都合が悪いものなので排泄されるわけです。体にとって不都合でなければわざわざ排泄する必要なんてないのです。

でもウンチが排泄されずに体の中にドンドン溜まっていくと病気になったりする、っていうのは誰でも想像ができます。

そして、生きている限り食事はやめることができません。やめたら飢え死にします。

食べて出して、の繰り返しを死ぬまで続けなければなりません。

 

ウンチが溜まると便秘になります。

便秘が酷くなると病気になります。

でも便秘になるかどうかは、人それぞれです。

便秘でめっちゃ悩んでる人もいれば、一生ならない人もいます。

 

便秘と肩こりは似ています。

 

食事や生活習慣を改善すれば便秘にならないように。

どうやってつきあっていくか、っていうのがすごく大事。肩こりもそれと同じで、うまくやれば肩こりなんて一生ならなくてすみます。

 

肩こりで苦しみたくなければ、ぜひ御一読ください。

 

⬛︎肩こりの原因は疲労の蓄積

 

繰り返しになりますが、肩こりはケガでも病気でも何でもなく、ただの「疲労の蓄積」です。首から肩・背中にかけて、わりと広い範囲の筋肉の一部分or全体的に疲労が蓄積して、ゴリゴリに硬くなってしまった状態が「肩こり」です。

 

なので、お医者さんに相談して診てもらってもレントゲン写真や血液検査などには一切異常が出ず、データとして見えるものは一切ないので、健康そのものという診断を下されてしまいます。

外から見てもその人が「肩こり」だなんて誰にもわからなくて、測れるものは本人の自覚症状のみなので、決して他の誰かと共有できるものではありません。

 

経験者ならある程度は理解してくれますが、症状も場所も人それぞれ違うので、完全には理解できないのが悲しいところ。

 

その症状は肩や首が重たかったり、ダルかったり、背中が張ってる感じになってたり、時には痛みを伴うなど、ホントに人それぞれ千差万別です。

 

場合によっては目の奥や頭、耳にまで影響することも。

 

これらすべての症状は「疲労の蓄積」によって筋肉が硬くなってしまったのが原因です。

 

筋肉の疲労にもいろんな種類がございまして。

 

長時間同じ姿勢を続けることによる疲労。

普段使わない筋肉を急激に使いすぎたことによる疲労。

長年少しずつ積み重ねた疲労。

 

いろいろござります。

 

中でも多いのが「長年積み重ねた疲労」です。

長時間同じ姿勢を続けたり、普段使わない筋肉を使いすぎたりした場合は、わりと疲労がすぐ抜けてくれるので、1日経てば治ってる、なんてことも珍しくありません。

 

ところが。

「長年積み重ねた」バージョンは、なかなか疲労が抜けてくれません。

むしろ時間が経てば経つほど、どんどん蓄積していきます。

 

その仕組みを解説します。

 

筋肉は縮むことで骨と骨を近づける役割を果たしているのですが、「筋細胞」という、細長い細胞がたくさん集まってできています。

鶏のササミを想像していただけるとわかりやすいんじゃないかと。

ナスラックキッチン】わかめと鶏ササミのピリ辛サラダうどん|料理・レシピ検索サイト

その細胞のひとつひとつに超細い血管「毛細血管」が通っていて、血液に乗って酸素やエネルギーを運んでくれます。

そして酸素やエネルギーを燃やしてその熱を利用して筋肉は縮んだり伸びたりします。

 

そのエネルギーや酸素を燃やした時に燃えカスのようなものが出るのですが、それを「老廃物」と呼んでいます。

 

老廃物の大部分は、血液の流れに乗って静脈を通って心臓に帰って、肺でキレイな血液にしてもらってまた体中を駆け巡ります。

 

ところが、すべての老廃物が心臓に帰るわけではなく、微々たる量ですがその場に留まってしまうものがあります。

それはホントに微々たるもので、しかも普段の生活のちょっとした動きによるものなので、自覚症状はほぼありません。

体のセンサーが敏感な一流のアスリートですらそこに気づかずにケガをしてしまうぐらいです。

僕ら一般ピーポーがそんな微々たるものに気づけるハズもありません。

 

その微々たる「老廃物」が少しずつ蓄積していって、やがて血の流れを悪くしてしまいます。

 

そうなると、微々たる老廃物がさらに溜まっていってしまい、さらに血の流れが悪くなっていくという悪循環が生まれます。

排水溝にゴミがたまると知らず知らずのうちに水の流れが悪くなる、みたいなノリです。

 

そのたまったゴミってたくさん集まると硬くなりますよね?あんなイメージで、蓄積した老廃物が筋肉を硬くしてしまうのです。

 

これが肩こりのメカニズムです。

 

なので、「何もしてないのに肩こりになった」という話をよく聞くのですが、実際には「何もしてない」わけではなくて、日々のちょっとした動きがチリツモで疲労を蓄積させてしまっていて、それが原因で肩こりになっている、ということです。

 

⬛︎肩こりとの向き合い方

肩こりは疲労の蓄積による筋肉の慢性的な硬直なので、肩こりから解放されるには凝り固まった筋肉をほぐすしかありません。

 

一度凝り固まってしまった筋肉は自然にはなかなか戻らないどころか、どんどん悪化してしまいます。

最初は重たい、ダルいだけだったのが悪化してくると痛みに変わってきて、進行すると目とか耳とかにも影響してきます。

 

なので少しでも凝りを感じたら早めに対策をした方がいいです。

 

いろんな対策がありますが、中でも手っ取り早くて効果が絶大なのはマッサージをすることです。

マッサージは筋肉に直接アプローチするので即効性がすんごいんです。

 

自分でできたらそれがいちばんいいのですが、場所が場所だけになかなかそういうわけにもいきません。

しかもマッサージをしたことのない人にとってはどこをどうすればいいのかもサッパリわからないと思います。

なので、人にやってもらうのがいちばんです。

 

そんな時は虎吉までお越しください。

 

時間がなかったり行きにくい場合はなどは、マッサージボールを使ってマッサージするのも有効です。

これなら自分でやりたい時にできるし、場所も問いません。

 

他にも有効な方法のひとつに、ストレッチをして筋肉を伸ばす、があるのですが、場所が場所なのでストレッチが非常にやりにくいです。

 

ストレッチは筋肉を伸ばして血管を広げることが目的なのですが、どっちかというと補助的な役割なものです。

 

なので、やっぱり直接筋肉にアプローチするマッサージをするのがいちばん手っ取り早いんです♡

 

 

⬛︎肩こりにならないためには姿勢が大切

 

肩こりにならないようにするためには姿勢がすごく大切です。

肩こりの原因になっている筋肉は、主に頭を支えたり動かしたりするのが役目なのですが、姿勢が悪いと余計な力が入ってしまって、それが肩こりに繋がってしまいます。

 

例えば、デスクワークなどの仕事をしていると、こんな姿勢になりがちです。

 

 

こんな姿勢になってしまうと、頭がすごく前の方にいってしまっています。

この状態っていうのは、首の後ろから背中にかけてものすごく負担がかかっています。

一度試してもらうとわかりますが、首から背中にかけての力を抜くと頭はすごい勢いでガクンとなります。

頭の重さは大人で平均5kgぐらいあります。

5kgっていうと、ボウリングの球でいうと10ポンドぐらいなので、まあまあ重たいのです。

 

それを支えようと思ったらものすごい力が要るのです。

それを毎日何時間もやってりゃーそりゃ肩もこりますよダンナ。

 

なので。

できるかぎりお尻から頭までは真っ直ぐを保つのが望ましいのです。

 

とはいえ。

 

 

首から腰にかけての背骨(脊椎と呼んでいます)は、画像のようにS字に曲がっているので、お尻をプリっと突き出して、お腹をキュッと引っ込めて、胸をパンっと張ってアゴを引きます。

これがいちばんバランスよく負担を分散させることができる姿勢で、これを保てば肩こりになりにくいです。

正しい姿勢」「正しい立ち方」ってどんな姿勢?|子どもの姿勢基礎知識 | norokka (ノロッカ)公式ウェブサイト

 

…ええ、わかっております。

 

こんな姿勢でデスクワークなんかできるかい、ってなりますよね。

実際そんな人なんてなかなかいません。

なので。

30分、もしくは1時間置きぐらいに背中をグーッと伸ばしてください。

この間隔は短ければ短いほど効果的です。

 

こればっかりは「常に姿勢を意識する」っていう、本人の気持ちのみです。

 

姿勢はクセになってしまうので、たとえば仕事で姿勢が悪くなってしまってたら、それが普段の生活にも出ます。

 

それが24時間365日続いてしまうので、肩こりは余計にひどくなってしまいます。

 

地球には重力があるので、常に下に引っ張られています。

人間は楽な方に行こうとしてしまう生き物なので、どうしても姿勢を悪くしてしまいがちです。

姿勢を保つには、常に重力に抗っていないといけないので、なかなかシンドいです。

 

よっぽど強く気持ちを持っていないと姿勢はなかなか直りません。

 

なので、姿勢が悪い状態で一生肩こりに苦しむか、少しでも快適な人生をすごすか、っていう天秤にかけるといいと思います。

 

どっちがいいですか……??

 

 

⬛︎いろんな肩こり

肩こりは人によって場所も症状もずいぶん変わってきます。

それは生活環境とか体格、筋肉量、柔軟性、性格、などなど、いろんな要因があるからです。

 

それぞれ、どの場所の筋肉が凝り固まるかによって感じ方が違うので、いくつか紹介します。そして、それぞれ原因が微妙に違ってくるので、そのあたりも合わせて頭に入れておくとそれが肩こり対策にもなります。

 

⬛︎首のまわりの筋肉

 

首まわりの筋肉の下には脳から体につながっている、重要な血管や神経が通っています。凝る場所によっては手がシビレたりすることもあります。

頭の付け根のところなんかは、頭や耳や目に影響したりします。肩こりをほぐすことで頭痛が治ったりとかもあるので、そんな時はほぐしてみてください。

 

このあたりの筋肉は頭を動かしたり支えたりするのが主な役目です。デスクワークのお仕事をされてる方は、常にパソコンのモニターとにらめっこ状態なので、首まわりの筋肉が縮みっぱなしの状態です。

 

 

だからこのあたりの筋肉がゴリゴリになりやすいんです。あとスマホっ首なんかも同じ感じです。

頭はできるだけまっすぐ前を向いて、アゴを引いた状態を保った方がいいです。

仕事でそうもいかねぇよ!っていう場合は、30分置きぐらいに首を回したりして、筋肉を緩めてあげてください。

 

⬛︎首と肩の間の筋肉

 

一般的に「肩こり」というと、このあたりのことをイメージすることが多いのではないでしょうか。お母さんの肩たたきなんかはだいたいこの位置ですね。比較的多いのもここの筋肉です。

 

このあたりの筋肉は、首のまわりの筋肉の補助と、肩関節を動かしたり支えたりするのが役割の筋肉です。

なので、首まわりの筋肉と同じくデスクワークのお仕事とかスマホを長い時間観たりしてるとこのあたりの筋肉は縮みっぱなしです。特に、顔を前に突き出すような姿勢はこの筋肉が伸びた状態になるので、血管がその伸びた分だけキュッとなって狭くなってしまいます。

そうなると余計に酸素とエネルギーが行き渡りにくくなるので、できるだけ顔は突き出さないように心がけた方がいいと思います。

 

マッサージボールでマッサージをする時は、このあたりをグリグリするとイイ感じです。

 

 

⬛︎肩甲骨の筋肉

 

このあたりが凝ったと主張する人はあまりいませんが、実際に触ってみると激痛が走って叫び回る人が多数いらっしゃいます。

あまり自覚症状がないのがこのあたりの筋肉の特徴です。

そしてここの筋肉が凝り固まってしまうと「五十肩」の原因になります。

五十肩は四十肩とも言われていて、夜中に痛くて疼いたり、腕が上がらなくなる厄介なシロモノです。

他にも、ここの筋肉の奥深くにわりと太めの神経が通っているので、手が痺れたりすることもあります。

 

ココの筋肉は凝っていても自覚症状はありませんが、ほぐそうとすると激痛が走るので、マッサージボールなどでほぐそうもんなら涙がちょちょぎれてしまいます。

しかもこの場所は自分ではなかなか手が届かないので、人に優しくやってもらうのがいちばんです。

 

 

⬛︎背中の筋肉

 

このあたりの筋肉は肩こりにおいてカギとなる筋肉です。

というのも、多くの場合ここの筋肉をほぐせば肩こりは解消されるからです。

この背中の筋肉の特に背骨の近くのところです。

 

ココがほぐれると一気に肩全体が楽になることもあるほどです。

この筋肉の役割は背骨を支えるのと首の筋肉の補助です。首を横に回すのもここの筋肉が大きく影響しているので、肩こりすぎて首が回らなくなった場合は、ここらへんをほぐすと解消します。

 

寝違えはここの筋肉がゴリゴリに硬くなってしまった状態で起こります。だから寝違えになると首が回らなくなるのです。

そんな寝違えもここらへんをほぐすと一発で治ります。

 

⬛︎寝違えが肩こりになるは間違い

寝違えは朝起きた瞬間に首が痛くて回らない、というのが特徴の、寝起きから一日のやる気を無くさせてくれる最悪のヤツです。

 

寝違えはある日突然襲ってきて、そこから肩こりになると思っている人が圧倒的に多いのですが、真実はその真逆です。

 

肩がガチガチに凝った状態の人が寝違えになるのです。

 

メカニズムはこうです。

肩がガチガチに凝っている人は、筋肉がガチガチに硬くなっています。

ガチガチなので動かせる範囲が制限されてしまって、場合によっては痛みを伴うこともあります。

起きてる状態であれば、どこまで動かせるかが自分で分かるので、それ以上動かそうとはしません。

でも、寝てる状態だとそんなこと関係なく好き放題動かしてしまいます。

寝返りを打ったりする時に、起きてる状態なら絶対に動かさないような所まで動かしてしまうのです。

筋肉がガチガチの状態でそんなことをしようもんなら、カチカチに固まったビーフジャーキーを無理やり折り曲げるようなもので、筋肉になんらかの損傷を負ってしまいます。

それが寝違えのメカニズムです。

 

このように、寝違えは寝てる間に起きるものなので、防ぎようがありません。

寝違えになると一日のやる気を一瞬で失ってしまいます。

 

そうならないようにするためには、日頃から周辺の筋肉を柔らかい状態に保っておくことが大切です。

 

⬛︎おわりに

肩こりになるのは全生物の中で人間だけです。

元々は僕らの祖先の類人猿は四足歩行で生活していました。それが進化の過程で二足歩行になって、前足を手として使うようになってからアッという間に文明が発達して、地球を支配するかのように振る舞い出しました。

そのおかげでこうしてスマホを手に取っていろんな情報を入手できるようにもなったし、生活する上でこの上ない便利さを手に入れることができました。

 

その代償として肩こりという、ケガでも病気でもなんでもない苦しみを強いられるようにもなりました。

 

たかが肩こりとタカをくくっていると、エライめに合います。

首のまわりの筋肉が凝り固まったのが原因で、首の骨の椎間板ヘルニアになって、手が痺れるようになったり、手が思うように動かなくなったりすることもあります。

 

同じく首のまわりの筋肉が凝り固まって耳が聞こえにくくなったり、慢性的な偏頭痛になってしまったりすることもあります。

 

先ほどお話した五十肩や四十肩もそうです。

 

肩こりが原因でいろんな所に影響を及ぼしてしまって、生活に支障が出てしまうケースもたくさんあるのです。

 

そんなふうにならないようにするためには、日頃から常に自分の体の状態を把握しておくことが大切です。少しでも違和感を感じたら、それは体から「危ないよー」っていうSOSのサインなので、見逃さないようにしてください。

 

とゆーわけで。

肩こりにお悩みでしたらぜひ虎吉までお越しくださいませ。

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