こども食堂開業への道③こども食堂のあり方について考える

おはようございます。

 

物件探しはおばあちゃんのお導きにより、素晴らしい場所にたどり着くことができました。

 

僕が駅近で人通りも車通りも多い物件の時に感じた違和感の正体は、『提供するものの価値の違い』でした。

 

駅近物件の価値は、例えるならマクドナルドとか吉野家みたいな感じです。

 

そういう全国的にも名前が知られてるようなお店っていうのは、行きやすい場所とサクッと食べれてサクッと帰れる料理を提供してくれるので、店員さんの役割は補助的なものでしかありません。

 

マクドナルドのあの店員さんが好きだから行ってる、みたいなのってあんまり聞いたことがないし、僕自身そんなことは一度たりともありません。

 

そういう全国チェーン的なお店はロボットで料理を運んでくれたりするところもあったりするので、まさに行きやすい空間とサクッと食べれるものを求めにお客さんも足を運ぶわけです。

 

「そんなお店をしたいんだっけ…?」

 

僕の違和感の正体はこれでした。

 

飲食店でも何でも1から事業を始める時にいちばん大変なのが「集客」です。

いかにしてそのお店に足を運んでもらうか。

そういう意味では人通りの多い駅近物件の方がいいかもしれません。

 

でもそれだとマクドナルドみたいなお店になりやすい。

#必ずしもそうとは限らないけども

 

僕が作りたいのはもっと人と人が密に繋がりやすい空間です。

いろんな人の目についてたくさんの人が来てくれるのは非常に有り難いことです。

 

でもそれだと来てくれるであろうこどもたちが少々居づらい空間になってしまうのではないかなーと思ったりするのです。

 

そんなお店の雰囲気には慣れていると思われるので居づらいってこともないのかもしれませんが。

とはいえ。

 

僕が通ってたお好み焼き屋さんはそれとは真逆の和気あいあいとした雰囲気が漂っていました。

 

その雰囲気はそのまま継承したい。

 

お好み焼き屋さんのお客さんの年齢層は比較的高めでしたが、こども食堂と居酒屋を併設しているのでいろんな年齢の人が来ることが予想されます。

僕の理想は、年齢の垣根を越えて、来る人全員が家族のような関係になること。

 

そんな温かい場所になればいいなぁと考えています。

 

近所付き合いが希薄になった現代は人とのコミュニケーションを取ることが難しくなっています。

難しいというか人と人がしゃべっててもどこか壁を感じる。

 

でも僕はたまたま運が良かったのか、近所付き合いが盛んなところで生まれ育ちました。

知らないおじさんおばさんに怒鳴られたり泣かされたりするのなんか当たり前で、それを親に言っても「アンタが悪い」と一蹴される始末。

現代ではとても考えられないようなことが平気で起きていました。

 

町全体が家族のような、そんな温かい雰囲気の中で育ったので、人と人は本来もっと繋がれるハズだというのを知ってるんです。

 

小さい頃の記憶なので、多少思い出が美化されてるかもしれません。

でも現代の人と人との関わりの薄さを感じるのは、たぶん小さい頃の人が温かかったからだと思うのです。

 

そんな雰囲気を出すために内装はあまりいじらず、レトロな昭和の雰囲気を前面に出して、時代を逆行するようなスタイルでいきたいと思います。

 

日本のいいところはたぶんそういう人情に溢れてて、思いやりの精神にあふれてるところだと思うんです。

 

でも今は日本全体が冷たく感じてしまう。

 

まずは居酒屋で僕自身がそれをやって、人ってこんなにも温かいんだぜっっていうのをこどもたちに見せて、少しずつそれが浸透していけばなぁと、考えております。

 

そんなわけで。

 

今これを読んでくれてる方はお見知り置きくださいませ♡

 

店主である僕は時々口がものすごく悪くなることがあります。

でもそれは、愛情がたっぷりこもってるがゆえです。

僕はお笑いが好きで、特に吉本新喜劇は毎週観ていました。

まだ学校が土曜日も授業があった時代。

中学生の僕はバスケ部に入っていて、学校が終わっていったん家に帰ってお昼ご飯を食べてそこから部活に行くのですが、お昼ご飯を食べながら吉本新喜劇を観て大爆笑していました。

そんな大阪のノリが好きなので、たまにお客さんにもそういう口調でしゃべってしまう時があるかもしれません。

 

でもそれはキチンと関係性ができている人にしかしないし、それで笑いが起こるようにと考えてのことです。

スベってしまうことも多々あるかと思いますが(笑)、温かく見守っていただけると幸いです。

 

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