こども食堂店主のひとりごと:結婚はゴールインじゃなくてゲートイン

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

今回のテーマは『結婚はゴールインじゃなくてゲートイン』。

 

世の中には結婚することはある種の終着点みたいな風潮があります。

 

スポーツ新聞とか週刊誌とかテレビとかみてたらだいたいそんなふうに取り上げてることが多くて、一般的にもそれは広く浸透してる印象。

 

だからみんな安心しちゃうのかなーと。

 

結婚することはむしろ新しい生活がそこから始まるのでゴールじゃなくてむしろスタートラインじゃないのかしら。

 

僕の好きな競馬の世界では馬たちがスタートラインに立つことを「ゲートイン」と言うので、結婚はまさにゲートインじゃないか。

 

「家族」というゲートにふたりで一緒に入るのだから。。。

#うまいこと言った

 

誰が最初に言い出したのかはわからないけど、結婚なんてしてみないとわからないものなのに何故それを「ゴール」と表現したのか。

 

僕の憶測では結婚は政治、軍事、ビジネスを維持するための策略としての結婚が主たる目的だったんじゃないかなと。

どっかの権力者が人々を管理するためだったり、でっかい組織の都合だったり。

 

家同士が結び付いてお互いを繁栄させようとする政略結婚なんかがわかりやすい。

 

そんな感じの本人の気持ちなんか無視したものが始まりだったんじゃないかなーって。

 

それが制度として整理されて一般化して、長い年月を経て結婚することが人生の目的のひとつみたいな文化ができあがった。

 

今でこそ結婚は好きな人とするのが当たり前みたいな風潮になってるけど、昔は家同士が決めたりだとかで自分の思う通りになんかいかなかったことの方がはるかに多かった。

 

だからある意味そこで自分の人生は終わった、みたいな感じだったからゴール=終末っていう表現をしたのかもしれない。

 

そう考えるとその表現って死の宣告みたい。

 

だから結婚してから目が死んだようになってる人が多いのか。

 

すべての人が結婚したことで悲しい結末を迎えてるわけでは決してないけれど、今も昔も結婚したことで幸せになれたって人はごくわずか。

 

少なくとも僕が聞いてる範囲の中では。

 

そしてそれが世間の常識的なものになってもいて、結婚は我慢するものだ、みたいな話をマダムからよく聞く。

 

いや、そんなとこ普遍的になったらアカンやろ。

 

そもそもそんな法律とか制度なんかなかった時。

 

人間はどんなふうに暮らしてたのか?

 

男女が一組のカップルになってこどもを作って子孫を繁栄させていくことは本能的な部分だから、そんな法律とか制度なんかなくたって自然に行われてたはず。

 

わざわざそんなややこしいものを作って整理する必要がどこにあったのか?

 

べつになくても人間は繁栄してたんじゃないか。

 

国によっては一夫多妻制のところがあったり、日本みたいに一夫一婦制があったりと、文化や土地柄によってさまざま。

 

動物的な観点で考えると優秀な遺伝子はたくさん残した方がいいから一夫多妻制の方が理にはかなってる。

 

日本でも戦国時代なんかは正室がいて側室が何人もいて、っていう文化があった。

 

地位とか権力がある人なんかはそりゃもう。笑

それが能力のある人間なら納得はいくけど、必ずしもそうではないのが日本の闇深いところ。

何の能力もないのに血縁だけで圧倒的な地位や権力を持ってる人がたくさんいた。

そして何の能力もないのに地位とか権力に女性は集まってたくさんの側室がいた。

 

それを羨ましいとかは1ミリも思わないけど、本能的にそうなったのか、ただただ男の欲望でそうなったのか、どっちにしろそっちの方が圧倒的に理にはかなってる。

 

でも人間には感情というものがある。

独占欲という名の。

 

それがあるからなのかそれとはまた違った理由でなのか日本は一夫一婦制になった。

 

そんなことはどうでもいいんやけど。

 

要するに結婚なんて誰かが勝手に決めたルールにすぎなくて、世間的に認められるかどうかっていうだけ。

 

ふたりの価値観にもよるけど、好き同士ならわざわざ結婚なんてしなくてもただ一緒にいればそれでいいハズ。

 

一緒にいる=結婚

 

っていうのはまわりの人間が囃し立てるからそうなるだけで、もしかしたら本人同士はそんなこと何にも考えてないのかもしれない。

 

でも結婚してふたりの姓が同じになることで家族っていう括りができて、それによって家族なんだっていう認識がこどもの頃にあったのも事実。

 

これがもし別姓ならどう思ってたんだろう?

 

人間はまわりの環境によって左右されがちだから、自分の家だけ別姓になってたとしたらなんでウチだけ他の家と違うのー?ってなってたかもしれない。

 

反対にまわりもみんな別姓だったらそれが普通なんだっていう認識で特に何も感じることなく育ってたんだろう。

 

結婚なんてそんなもんで、まわりがそうだから自分も…から始まって、それがいつの間にか文化になったもの。

 

人間ってこえーな。

 

ひとつの節目にはなるからそれを良しととるか悪いととるかは人それぞれ。

 

結婚したから頑張ろう!っていう人はおそらくほとんどいない。

仕事を頑張ろう!とかはあるけど、パートナーのことをほとんどみなくなって、それに不平不満が生まれるのはおそらくほとんどの女性の方が体験してること。

 

今の世の中をみると結婚っていう制度があるから安心してしまって怠惰な生活になっていくのは間違いないなーと。

 

そんな人が圧倒的に多いのが事実。

 

ご清聴ありがとうございました。

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