自分に自信を持つには積み重ねるしかない:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『自分に自信を持つには積み重ねるしかない』。

 

 

自分を信じるチカラ。

 

それが自信。

 

自分を信じれないと何をやるにもちょっと躊躇してしまう。

 

その躊躇が自分の持ってる実力を100%発揮できなくさせる。

 

たとえばそれがスポーツだと、1秒未満の世界なこともあるので、一瞬の躊躇が致命的なミスにつながって試合に負けてしまったりする。

 

他にもたとえば音楽。

音楽もライブとかコンサートとかだと瞬間的なものがあって、その時に躊躇すると実力を発揮できなくて、お客さんをガッカリさせてしまう。

 

音楽は他にも曲を作ったりすることがある。

音楽を作る時っていうのは、自分の中にため込んだものを引っ張り出してくる作業。

自信がなかったら自分の中のものをうまいこと引っ張り出せないので、とんでもねー駄作が出来上がったりする。

 

自信を持てないと良いことがない。

 

自信は積み上げてはじめて

 

自信が持てない。

 

それは積み上げたものがないから。

 

僕は音楽がいちばん歴が長くて先生もしてるので自信はある程度は持てている。

 

先生とかしてるけどある程度

 

自信がないわけではないけど、「どうだ!」って言う程でもない。

 

それでも一応先生とかできるぐらいの自信は持てている。

 

でも最初から自信が持てていたわけじゃない。

 

むしろ最初なんか鼻クソレベルだった。

 

自信も何もない。

 

ただただ友達から誘われてなんとなく始めたようなもんだからそれもしかたないか。

 

それでも多少は自信と呼べるのかどうなのかわからないけどそのようなものがあった。

 

高校1年の終わりに始めたドラム。

最初に憧れを抱いたのは中2の時。

普段あまり目立たない同級生がドラムを叩いてる姿をみて衝撃を受けた。

そこから約2年間、ヒマがあればドラムを叩く練習をしていた。

とはいえ、ドラムセットに初めて触ったのは高校1年の終わり。

 

それまではヒザを叩いたり机を叩いたりして地道にちょっとずつ練習を重ねた。

 

だから初めて座ったドラムセットでもエイトビートぐらいなら楽勝で叩けた。

 

でも何かの曲を演奏するってなると話が違ってくる。

 

すぐにその自信は打ち砕かれてミソッカスみたいなものになった。

 

やっぱりその程度の積み上げたものでは太刀打ちできなかった。

 

それからというもの、ひたすら練習しまくった。

最初は安いドラムセットを買って家の中で叩いてみたけど、すぐに苦情がきてできなくなった。#当たり前だ

 

その買ったドラムセットは学校の軽音部に寄付した。泣

 

学校の軽音部はふつうの教室に楽器を置いて練習するので、できれば使いたくない。

恥ずかしいから。笑

 

さてどうしよう。

 

音楽事情に詳しい友達に相談してみると、何やらスタジオには個人練習というシステムがあるらしい。

 

普段よりも安い値段でスタジオを借りれるというものだ。

 

それを使わない手はない。

 

当時はネットがないので予約は電話のみ。

 

初めて電話をする時は緊張で心臓が爆発するんじゃないかってぐらいバクバクした。

 

そしていざスタジオに向かって部屋に入ると、チューニングキーがない。

 

チューニングキーはドラム専用のネジ回しみたいなもので、ドラマーはだいたいひとつは持つという習性がある。

 

僕はこの時まだヒヨっ子なのでそんなことすら知らない。

 

そしてその「チューニングキー」という名称すら知らない。

 

意を決してスタジオのスタッフの人に貸してもらいに行った。

 

「あのー…、ドラムの回すやつ貸してください」

 

それしか言いようがなかったから発した言葉だった。

 

するとどうだ。

 

スタッフの人たちが何やら笑っているではないか。

 

「回すやつって…www」

 

可愛いね♥️みたいな感じではなく明らかにあれは嘲笑ってた。

 

わからないんだからしかたないじゃないか。

 

ものすごい憤りを感じたのを今でも鮮明に覚えている。

 

もっと優しくできないもんかね?

理不尽な世の中だ。

 

そんなこともありつつ、個人練習を積み重ねていった。

 

高校生なのでそんなにお金があるわけでもなく、週に何回も、というわけにはいかない。

 

でも練習はしたい。

家でもできる練習方法を必死に考えた。

 

いろんなことを試した。

スティックで自分のヒザを叩いた。

でもこれはヒザが痛いので集中できない。

 

本をタオルでくるんで音が出ないようにした。

これはまぁまぁ集中して練習ができる。

でもいくらタオルでくるんで音が出ないように努めたって音は出る。笑

 

昼間はできるけど、夜になったらできない。

 

いちばんこれだ!ってなったのはエアドラムだった。

スティックを持ってイスに座ってドラムセットがそこにらあるかのように振り回す。

 

なんだかんだ今でもそれを勧めたりしてるし、自分でもやるし、いちばん練習になる。

 

あとは練習パッドなるものを使ったり、夜中に高速道路の脇にドラムセット持って行ってそこで練習したりもした。

高速道路の練習は近くに住んでるおっちゃんが烈火のごとく怒ってきたのですぐにやめた。

 

そりゃそーだな。笑

でも事情を話すと「おれにもそんな時期はあったからいいけどな、でもここはやめてくれっ泣」ってすごく優しかった。

 

とにかくできることはなんでもやろうとした。

 

そしたら地元ではわりと上手いやつの部類に入ったみたいで、あちらこちらからバンドの誘いがあった。

 

そして僕はPA(音響)になって、自分のバンドを組んで先生になった。

 

少しずつ積み重ねた練習が僕の中で揺るぎない「何か」を生み出した。

 

それが自信だ。

自信は一朝一夕でできるものではなく、長年の積み重ねで揺るぎないものになっていく。

大人になってもはるか年下の高校野球の球児たちが妙に大人にみえるのは、彼らは小さい頃からずっと野球をやってきたという積み重ねたものがあるから。

小学校低学年の時からずっと野球ひと筋っていうやつらの集まりだ。

10年以上積み重ねてきた自信があるからそれが全身からにじみ出ている。

中には数年しか野球経験がない人もいるけど、ほんの一部。

やっぱり長年積み重ねた人の方が圧倒的に多い。

 

たかだか数か月しかやってない人なんていない。

 

勘違いでもいい

 

根拠のない自信ってのもある。

 

何も積み上げたものがないのになぜか「おれならできる!」と思えるもの。

 

なぜそんなことが可能なのか。

 

そういう人って、感覚がすごく敏感なんだと思う。

 

僕もそうだったけど、ドラムに触れたことすらなかったのになぜかできる!と思ってた。

 

実際少しはできたけど、その自信はすぐに打ち砕かれた。

ただの勘違いだった。笑

 

勘違いで持てる自信は何かを始める時にはすごくいいと思う。

 

でもすぐにその勘違いが襲ってきて打ち砕かれるからそのままうまくはいかない。

 

だから練習をたくさん積み重ねてその勘違いをホントの自信にするしかない。

 

勘違いを勘違いのままにすると後でとんでもないしっぺ返しがくる。

 

それこそ自分の持ってる手札をすべて失ってしまうような。

 

積み重ねって大切なこと。

 

ご清聴ありがとうございました。

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