思春期の子の恋愛事情を俯瞰でみてみる:こども食堂店主のひとりごと

店主のひとりごと

おはようございます。

 

こども食堂【虎吉】店主・高木のひとりごとです。

 

本日のテーマは『思春期の子の恋愛事情』。

 

虎吉によく来るこどもたちで多いのは年齢が小5〜中2男子。

 

中でも中学生の割合が多くて、彼らはいわば思春期真っ盛り。

異性のことについて興味津々なお年頃。

 

彼らよりは先輩な僕は異性のこととか性事情とかそういうことをたくさん聞かれる。

 

でも僕は性教育はもっとオープンにしないとダメだという考えを持っているので、彼らの想像をはるかに上回る回答をしていつもタジタジさせてビビらせて楽しんでいる。

 

たぶんまわりにこんなオープンな大人がいないんだろう。

 

てゆーかそもそもそういう話をまわりの大人にはしてない可能性すらある。

 

彼らは成長期で、精神的にも肉体的にも大人の階段をのぼってる。加えてまだまだお子ちゃまな面もあわせ持っているから、好奇心もかなり旺盛でいろんなことに興味がある。

その中でも異性のことは特に、なんか別次元での話な感じがする。

 

自分のことを振り返ってみてもたしかにそんな感じで、同級生とする恋愛の話とかは他の話とは別次元での話だったような気がする。

 

そこは時代を問わず、30年経っても変わらない普遍的なものなんだなーと。

 

ちょっとずつ変わってるのかもしれないけど。

 

30年後にはめちゃくちゃ変わってるかもしれないけど。

そんなことは誰にもわからない。

 

彼らはわりと僕にざっくばらんに話をしてくれるので、一部ではあるものの中学生と恋の話ができるのはすごく貴重な体験をさせてもらってて、すごく興味深い。

 

話をしてはくれるものの、やっぱり普段それ以外のいろんな話をしてくれてる時よりは照れくさそう。

 

僕自身も通ってきた道だからその気持ちはよ〜くわかる。

 

そりゃ恥ずかしいよねー。

 

でもそれが恥ずかしいと感じるのはまわりの影響によるところが大きい。

 

でも、まわりの人間、主に同級生とかが変に冷やかしたりするから、なんか知らんけど悪いことをしてるような感覚になってしまう。

 

これは非常によろしくない。

 

異性に興味があるのは人間として当たり前のことだし、精神的に成長してきてる証拠。

 

僕はそれを当たり前のこととして捉えてるし、何も恥ずかしいことじゃない、と普段から伝えてるからこそ恋愛話も大っぴらに話してくれるものなんだと信じている。#違ってたらどないしょ

 

でもそれはひとりで来た場合に限る。

 

ふたり以上で来た時はやっぱりちょっと照れくさそう。

 

恋愛のことを同級生に知られると冷やかしをくらってしまうからだ。

 

でもこれが性的な話になった途端、照れくささはどこかへ吹っ飛んでいく。

みんな興味津々だ。

 

でも、本来は親がこういうことをしないといけないと僕は思う。

 

今のところ、男子の皆さまは恋愛の話をするとほぼ100%照れくさそうにする。

 

てことは、親がそういう話をしていない可能性が高い。

 

自分も通ってきた道だからこそわかるけど、わからないことだらけの性の世界。

 

なんなら自分のことさえもよくわからない。

 

だからこそ興味津々な部分もあるし、不安な部分もある。

 

興味津々な部分はもう勝手にやっちゃってくださいだけど、不安な部分には寄り添いたい。

 

寄り添い方を間違えると一気に拒否反応を起こしてしまって二度と話をしてくれなくなるので注意が必要だ。

 

それほどに性のこと、異性のことはおデリケートな問題。

 

それもそのはず。

 

むしろずっと日本はそこに対して向き合わずに蔑ろにしてきた。

 

今日の離婚率が高まってるのが如実にそれを表してる。

 

日本は思いやりの精神がずば抜けてる一方で、それを悪意で利用しようとする輩もたくさんいる。

 

それに加えて人類の歴史上、男尊女卑が世界的に浸透してて、日本も例に漏れずそんな社会だった。

女性を「性処理の道具」みたいに扱う男がたくさんいた。

 

日本にはどの時代にも風俗が存在する。

 

夫婦関係がうまくいかないのも性的なことが原因なことが多い。

 

世の中のほとんどの男どもはセックスをただの性欲処理としか思ってない。

射精できればそれでいい、みたいな。

 

そんな扱いを受けた女性は間違いなく不満が募っていく。

こどもが生まれたりするとなおさら男は「女性」としてみれなくなるケースは多くて、セックスレスになる。

 

そうやって夫婦関係は徐々に破綻していき、やがて離婚する。

 

そういう夫婦は多くて、こどもが思春期を迎える頃にはもはや男女という関係ではなく、ただの家族になってしまってる。

それはそれで素晴らしいことではあるんだけど、それだとやがてこどもが異性のことに興味を持ち始めた時に教えれなくなる。

 

いちばんいいのは夫婦が仲良くしていつまでもつきあいたての恋人みたいな関係でいること。

ホントに仲良くできていれば、こどもはそれが当たり前だと思い込む。

 

そういう親なら性のことについてもちゃんと教えてもらえるから、セックスはコミュニケーションのひとつだということがわかる。

 

でもほとんどの人はそれができなくて、むしろこどもの前ではそういうことは隠したがる。

 

親である前にひとりの男女なのに。

 

虎吉に来るこどもたちが恋の話で恥ずかしがるのはそういう親にも原因はある。

 

仲良くすればいいじゃん。

 

それができないのは「男尊女卑」の文化に原因がある。

 

女は下等生物。

その下等生物と仲良くするとは何事か、みたいな考え方があったんだと思う。

 

だから女性と仲良くすることは恥だった。

 

その名残が今も残ってる。

 

でもね。

 

そんな女性を虐げるあなたも女性のお股から産まれてるんだよ?

 

女性が存在してなかったら人類の繁栄はなかったんだよ?

感謝と尊敬しないとダメなんじゃないのかい?

 

そんなこと考えもしないんだろうけど。

 

そんな風潮とっととなくなってしまえばいい。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

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